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検察側の罪人 の商品レビュー

3.9

170件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2019/01/07

うーん、思いのほかさくさく進まなかった。事件が丸見えだから?いや、正義といいつつどこにも正義がなかったから?冤罪の被害者が真っ当な被害者ではなかったから? 作者の狙い通りかもしれませんがなんかスッキリしない結末でした。 同級生の繋がりだけがただただ尊い。 2019.1.6 6

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2018/12/11

正義と法律は別物であります。先日読んだ「殺人犯はそこにいる」は小説ではなく重厚なルポタージュでした。本書は冤罪を作ってでも自分の中の正義を執行しようとするベテラン検事と、捜査に対する違和感から冤罪の可能性を考え始める若き検事の物語です。 冤罪って怖いです。なんらかの証拠をねつ造...

正義と法律は別物であります。先日読んだ「殺人犯はそこにいる」は小説ではなく重厚なルポタージュでした。本書は冤罪を作ってでも自分の中の正義を執行しようとするベテラン検事と、捜査に対する違和感から冤罪の可能性を考え始める若き検事の物語です。 冤罪って怖いです。なんらかの証拠をねつ造されてしまえば、有罪率99.9%の裁判が待っている訳ですから勝ち目が無いです・・・。普通冤罪にしようと思ってねつ造する事は無いだろうと思います。しかしこの本では、時効により裁く事が出来ない鬼畜に対して手段を選ばず正義を遂行しようとします。エンターテイメント系小説の雫井さんではありますが、この中では重苦しく何処にも出口が無い閉塞感を上手い事描いていて、各々の中にある正義の形を思い描かせる本になっています。 自分的には何年経ってもクソ野郎に正義の鉄槌を振り下りしてやりたいと思いますが、そんな僕の胸にもモヤモヤを起こさせます。それはやはり検事というものの影響力の大きさによって、恣意的に作られた冤罪に対してドン引きしている自分がいるからでしょう。 これが親の復讐劇だったり、処刑ライダー的な勧善懲悪であれば応援できるんですけどね。 法的に正しい事と正義としての正しさの違いは危うい天秤に載せられていて、普通法に則って裁かれて然るべきですが、その天秤に肉親や友人などという分銅が載ったら簡単に振り切れてしまいそうな自分がいます。結局他人事の場合しか法に従う気はしないのが本心です。 本書は最後までモヤモヤします。結局どれが一番正解だったのか分からず考え込んでしまいます。そうあるべき本でありました。

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2018/12/09

2013-10-21予約。2014-03-09現在、予約順位1位。 2014-03-11手元に届き、読み始めた。 2014-03-15読了。おもしろかった。胸くそな結末であったが。 検察官の仕事が少し分かった。ストレスフルな仕事なんだなーと思った。

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2018/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最上も沖野も、それぞれの正義を貫いた。 けど、中盤以降熱くなってくる展開とは裏腹に、その正義の果ては何だかあっけなく淋しい。 松倉は死刑に処されることはなくなったけど、あんな感じで世に放たれてしまうし、なんだかなぁという。

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2018/11/20

映画を見て、なんとなくもやもや、内容結論がわからなかったので、原作を読んでみた。映画と違う結末だった。原作の内容には納得感あり。一気に読める面白さだった。なぜ映画が原作と違う結末になったのかよくわからない。原作通りなら納得できたものをなぜ?役者イメージありきのせいか。 正義を貫く...

映画を見て、なんとなくもやもや、内容結論がわからなかったので、原作を読んでみた。映画と違う結末だった。原作の内容には納得感あり。一気に読める面白さだった。なぜ映画が原作と違う結末になったのかよくわからない。原作通りなら納得できたものをなぜ?役者イメージありきのせいか。 正義を貫くことへの疑問や辛さが伝わってきて、原作は良い作品と思った。

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2018/11/16

起訴に至るまでの検察と冤罪を主張する犯人との攻防。 時効を迎えた23年前の女子中学生殺人事件で重要参考人として浮上した松倉が、再び老夫婦殺害事件の捜査線上に。 女子中学生と親しかった検事の最上は、捜査本部で松倉と対面した瞬間、事件の歯車は思わぬ方向へと転がりだす。 法...

起訴に至るまでの検察と冤罪を主張する犯人との攻防。 時効を迎えた23年前の女子中学生殺人事件で重要参考人として浮上した松倉が、再び老夫婦殺害事件の捜査線上に。 女子中学生と親しかった検事の最上は、捜査本部で松倉と対面した瞬間、事件の歯車は思わぬ方向へと転がりだす。 法律にのっとって人が人を裁くとき、何が起こりうるのか? 冤罪事件の背景にせまる。 完璧でない人間が、人の罪を裁くとき、いろんな化学反応が起こる一例で、考えさせられる作品でした。 久しぶりに雫井ミステリー感服しました。

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2018/11/14

最後まで、沖野の心の着地点が想像出来なかった。沖野の途中の苛烈な取り調べでは胸が痛んだが、ストーリーの波が一方向だけでない所が先を予感させずミステリとして深かった。最上の松倉に対する執念は共感できなかったが、法や権力を持つ人が一歩間違うと…というありそうな現実が描かれていて緊張感...

最後まで、沖野の心の着地点が想像出来なかった。沖野の途中の苛烈な取り調べでは胸が痛んだが、ストーリーの波が一方向だけでない所が先を予感させずミステリとして深かった。最上の松倉に対する執念は共感できなかったが、法や権力を持つ人が一歩間違うと…というありそうな現実が描かれていて緊張感があった。冤罪って本当に怖い。

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2018/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画の予告が面白そうだったので読んだ。 まず長い、途中でうへぇとなるぐらい長く感じる。たぶんテンポが悪いからか、取り調べとか細々した調査が多いからかな。殺人を犯してまで、松倉を犯人に仕立てあげる、ストーリとしてはありだけど、そこまで憎いなら20年以上もまったく手をつけてないのなぜ急にそんなエネルギーを出しちゃうのか。あと切れ者検事が自分の殺人の証拠を残しすぎ。映画を見た人に聞くと、途中からストーリーがだいぶ違うようだ。

Posted byブクログ

2018/10/26

映画を観たあとに購入。若干ストーリーが違いますが、大筋は一緒です。キムタクの最上検事が映画では救われない感じでしたが、小説では心は救われたかな。正義とは何か考えさせられます。

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2018/10/23

正義、、検察官だからこその正義。 読破後、重く深く思わずため息が出てしまった。 今までにないシチュエーションと動機。 どこにも漏れがなくきっちり書いている気がした。 うまい! と読み終えた後、思わずうなってしまうような話だった。

Posted byブクログ