検察側の罪人 の商品レビュー
冤罪が生まれる様が怖いくらいに書かれています。 ここまでひどい事はないハズですが、被疑者の取り調べ家庭などは読んでいると怖くなります。 また、正義とは何かについても考えさせられます。 ラストはこれで本当に良かったと言えるのだろうかと考えさせられました。 主人公である沖野と先輩検事...
冤罪が生まれる様が怖いくらいに書かれています。 ここまでひどい事はないハズですが、被疑者の取り調べ家庭などは読んでいると怖くなります。 また、正義とは何かについても考えさせられます。 ラストはこれで本当に良かったと言えるのだろうかと考えさせられました。 主人公である沖野と先輩検事の二人の視点があるので、物語の幅が広がっていると思います。
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映画化されることで、何かと話題なので読んでみた。 前半は過去に強姦殺人事件を犯しながら、時効となり、立件出来なかった犯人が別件で容疑者となり、何とか有罪に持ち込み、過去の事件の復讐を企てようとするベテラン検事・最上の様子がメインで描かれる。個人的な感情で冤罪を企てる最上には全く同情出来ない。それは最上の元で容疑者に接していた沖野も同様で、彼は最上に反発するかのように検察庁を辞め、国選弁護士、雑誌の取材記者と共に事件の真相に迫っていく。 立件されたら99.9%が有罪となる刑事事件に沖野の正義は勝てるのか?その様子を描く後半3分の1は読み応えがある。 欲を言えば、最上の偽装工作よりも、沖野との対決部分にもう少しページを割いていると、もっと面白かったかもしれない。 最上の動機にはあまり納得出来ないが、沖野の葛藤は同情出来る部分がたくさんあった。 映画もそんな展開になると、さらに問題になりそうだけど…
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これ本当にキムタクとニノで映画化するの、全然イメージが湧かない、学芸会みたいな映画になりそうだ。ストーリー自体も無理があり検事がこんなことで殺人起こすかと思うし、凶悪犯人は時効でいけしゃあしゃあとしているしで読後感無茶苦茶悪い、誉田哲也なら歌舞伎町セブンでカタをつけてくれそうだが...
これ本当にキムタクとニノで映画化するの、全然イメージが湧かない、学芸会みたいな映画になりそうだ。ストーリー自体も無理があり検事がこんなことで殺人起こすかと思うし、凶悪犯人は時効でいけしゃあしゃあとしているしで読後感無茶苦茶悪い、誉田哲也なら歌舞伎町セブンでカタをつけてくれそうだが。それでこのまま沖野を放っておくつもりか、ちょっとは沖野に将来の展望を見せてあげてほしい、そのためには沖野弁護士をシリーズものすることを薦める。
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映画化されるということで読んだ作品。弁護士の仕事の現状を映し出していると同様にある事件の動きと弁護士と被弁護人との関係、裁判に関する証拠と何が正義なのかを問うことに関する検事の思いの違いと心情が描かれている。事件に対する証拠から見える検事の弁解の食い違いが生じて対立するシーンなど...
映画化されるということで読んだ作品。弁護士の仕事の現状を映し出していると同様にある事件の動きと弁護士と被弁護人との関係、裁判に関する証拠と何が正義なのかを問うことに関する検事の思いの違いと心情が描かれている。事件に対する証拠から見える検事の弁解の食い違いが生じて対立するシーンなど、正義とは一体何か、そこには歪んでいるだろうものや果たしてその正義が影響されることは何か、検察側、事件の証拠、それらから下される判決によって被告人、検事らの人生が大きく左右しかねないだろう。沖野は救われて欲しいと感じた。
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人が人の罪を裁く事は出来るのか? 正義とは、誰の為のものか? 一石を投じる読み応えのある作品だった。 映像化されるとの事で手に取ったが、配役には些か不満が…。最上役はもっとこう、もっと、…あー。
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警察が犯人と目星を付けたら、そこからその容疑者を犯人にするべくストーリーが組み立てられ、それに沿って証拠集めをしてく。 こういうふうにして冤罪は作られていくんだなーという思い。 それに対して、まっすぐに正義を貫こうとする若手検事沖野。 すっかり沖野に肩入れして読んでいたけど、...
警察が犯人と目星を付けたら、そこからその容疑者を犯人にするべくストーリーが組み立てられ、それに沿って証拠集めをしてく。 こういうふうにして冤罪は作られていくんだなーという思い。 それに対して、まっすぐに正義を貫こうとする若手検事沖野。 すっかり沖野に肩入れして読んでいたけど、沖野の正義は貫かれたはずだけど、どうなの。 晴れて釈放された松倉の態度と白川弁護士の言葉。 もう、これ、わたしの中ではどんでん返しとも言える衝撃だった。 沖野がすべてを投げ打って貫いた正義は正しかったのか・・・なんてしみじみ考えさせられてしまった。 もちろん、冤罪は絶対あってはいけないことだけど。 この作品で泣くとは思わなかったけど、沖野と一緒に泣いてしまったわ。
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前半、最上がどんどん冷静さを欠いていきついには殺人まで犯してしまうことに全く共感できずもどかしく離脱しそうになってた。 後半から、その罪が徐々に明らかになっていく流れは躍動感あってはまって読んだ。 この事件においては最上は間違いなく悪だし裁かれるべきだけど、なんとも釈然としないラスト・・ 沖野にとっても最上にとっても、正義とは、守りたいものはなんだったのか・・ 現実には、法律だけでは捌ききれない色んな感情がある・・
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”めちゃくちゃやん”思わず叫んだね。 真犯人の弓岡を銃で殺害してしまうとこで。 現役検察官が、昔住んでた寮の娘を可愛がっていてその子が殺害され犯人が目星がつくも徹底的な証拠がなく不起訴になり、新たな犯罪で容疑者になったから、でっち上げでもいいから検挙し、その時の罪を償わせようとし、真犯人は自分で殺して裁くって。 そこまでの憎しみが、たとえば自分の子どもがっていうならまだわかるけど、自分に懐いてた寮の娘。 うーん、動機が弱すぎるからこの最上には共感できない。 映画化になるらしいけど、キム拓とニノ。 ニノはあの最上を慕ってたけど陰謀に気づき結局、検事を辞めて最上の策略にメスを入れる大事なまぁある意味主役だよね。なんかイメージ違うな。 私の中での配役は、最上が唐沢さんor渡部篤朗 沖野が今、引っ張りだこの菅田将輝
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最初は催眠薬が入ってるのかと思うほど、なかなか進まなかったけど、どんどん面白くなっていった。映画になるらしいけど、このままキムタクがやるなら、かなりの冒険、かも。
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すっかりレビューを書き忘れていましたが、とても面白く読み終えた印象は強いです! 最初から犯人が明確でありながら(タイトルの通り)現役の検事が犯罪を犯してしまう心理模様が面白いミステリーでした。
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