花の鎖 の商品レビュー
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結構序盤で家族なのかなーと気づいてしまい、答え合わせ的に読んでしまったが故にスッキリ感を感じられなくて残念。 作家の絵、梅花堂のきんつば、登山、花 いろんな要素が綺麗につながっていて、全部の伏線が綺麗に回収される。構成がお上手。
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ずいぶん前に読んだからあんまり覚えてないけど… 「K」の正体がわかると全ての謎が解ける。 この人かな?って考えながら読むのが面白い。
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3人の女性の物語が「雪」「月」「花」の章でそれぞれ進んでいく。Kとは誰なのか、なぜこの3つの章に分かれているのか、など読み進めていくごとに、段々と紐解かれていく。 ―― 一見関係無さそうな3人の物語だったが、読み進めていくうちに「あれ?もしかしてこことここ繋がる?」とはっとさせられる瞬間があった。ただ、その関係性は複雑であったため、私は家系図を書いて整理しながら読んでいった(笑) 後半になるにつれて様々な部分で繋がりが見えてくるため、謎が解けていくワクワク感を感じた。 あと、「雪月花」を一文字ずつ代々子どもの名前に入れるって、その由来として素敵だなと思った。
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これは傑作、最後までミステリーが解けませんでした。挑戦してみてください。小生のお気に入り、湊さんベスト5に入ります。
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構成を楽しむ作品としては良かった。ラストの集会はややこしいけど、繋がりとキーワードの散りばめ方が素敵でした。ただ肝心のストーリーが引き込まれなかった。湊かなえさんはイヤミスのイメージが強いので、無意識にイヤミスを求めてた時に手にとり、気分と違ったのが原因だと思ってます(^^;)登...
構成を楽しむ作品としては良かった。ラストの集会はややこしいけど、繋がりとキーワードの散りばめ方が素敵でした。ただ肝心のストーリーが引き込まれなかった。湊かなえさんはイヤミスのイメージが強いので、無意識にイヤミスを求めてた時に手にとり、気分と違ったのが原因だと思ってます(^^;)登場人物誰にも感情移入できなかったな。 山登りは私の趣味のひとつなので、その辺りは楽しんで読めた。 きんつば見つけたら、しばらく食べたくなるだろうなぁ。焼きたてきんつば食べたいなぁ。 小説に出てくる和菓子って無性に食べたくなるんだよなぁ。洋菓子はならないんだけどなぁ。
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3人の女性のお話し はじめはどう繋がっているのか全然わからないのですけど…読み進めるとパズルがはまるように明らかになってきます もしかしてこれは?って閃く瞬間がとても気持ちよかった
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24.8.4. 次の章に入ると〝わたし〟が変わるので登場人物が多くて、メモ紙に整理しながら読みました笑 誰が誰やらわからなくなって笑 Kは誰だろうとか、誰と誰が繋がってるんだろうとかメモ紙を見て色々考えながら読むのが楽しかったです(╹◡╹)♡
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三人の女性の視点からの物語が、最後どのように繋がっていくのか、この三人はどんな関係があるのか、引き込まれた。それぞれの物語には三人の名前に関係する雪月花のそれぞれのマークがついていて、それも素敵でした。 鎖は断ち切ろうとしても、なかなか断ち切れるものではない。人間関係も同様に。...
三人の女性の視点からの物語が、最後どのように繋がっていくのか、この三人はどんな関係があるのか、引き込まれた。それぞれの物語には三人の名前に関係する雪月花のそれぞれのマークがついていて、それも素敵でした。 鎖は断ち切ろうとしても、なかなか断ち切れるものではない。人間関係も同様に。 自分のことしか考えていない人は、その人のためにとか、感謝の気持ちを表すとかの行動も、己の自己満足のための行動でしかないんだなと思った。
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面白かった!!! なんとなく結末予想しながら読んだが 想像以上に全てがつながっていて もう一度読み返したくなった、、 個人的に花が大好きなので たくさん花が出てくるのもめちゃくちゃ良かった あとがきにも書いてたけど 母娘の絆描くの上手だなあ やっぱり湊かなえさん最高!
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"人って思いがけないところで繋がっていて、1度その鎖を断ち切っても、別のところで繋がっていたりするんですよね" 花雪月、それぞれに主人公の女性を置き3人の独白で構成された6章の物語。 一見混じり合わない3人の記憶に共通して登場する和菓子屋や美術館そして謎の...
"人って思いがけないところで繋がっていて、1度その鎖を断ち切っても、別のところで繋がっていたりするんですよね" 花雪月、それぞれに主人公の女性を置き3人の独白で構成された6章の物語。 一見混じり合わない3人の記憶に共通して登場する和菓子屋や美術館そして謎の男「K」とは誰なのか。 ただでさえややこしい物語構成なのに登場人物の名前がほとんどカ行なのが憎い。 エンディングへ向かう伏線回収は見事で解説にもあった通り、『告白』が黒ならこちらは白というのも納得。 世代を超えた因縁にけりが着いてよかった。 読後きんつばが食べたくなった。
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