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花の鎖 の商品レビュー

3.8

633件のお客様レビュー

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    127

  2. 4つ

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  3. 3つ

    173

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2013/09/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

両親を亡くし、仕事も失った梨花。従兄弟の親友と結婚したが子供が出来ずに悩む美雪。イラストレーターとしての将来に行き詰まり、水彩画の講師をしながら和菓子屋でバイトする紗月。その3人の女性の人生に影を落とす謎の男K。 それぞれの人生を繋ぐ花の鎖とは? 2013年9月8日読了。 読み始めてすぐに、これはきっと親子3代のお話だなと気付きました。 細かい時代設定などはあえてぼかして書かれていますが、かといってあえて隠そうともしていないように感じられました。 感動というよりもかなり悲しいお話だと思います。鎖......というだけの重さがあります。まぁ、基本的に湊さんの作品で軽いタッチというのはないので、それなりに覚悟はして読み始めたので大丈夫でした。

Posted byブクログ

2013/09/09

湊かなえさんの本は初めて読みました。 なんとなく選んでみましたが正解でした。 世代を越えた時間の流れがあるのに、あんまり感じない不思議な感じ・・・。 言葉にするのが難しいが世代の違いを時代が感じられない。 同じ時代を違う世代が共有しているのにしっかりと時間が流れている描写。上手く...

湊かなえさんの本は初めて読みました。 なんとなく選んでみましたが正解でした。 世代を越えた時間の流れがあるのに、あんまり感じない不思議な感じ・・・。 言葉にするのが難しいが世代の違いを時代が感じられない。 同じ時代を違う世代が共有しているのにしっかりと時間が流れている描写。上手く表現できない。 そんな中話のゴールが見えながら全ての世代が集う。そして怒涛のごとくパーツが合わさっていく。 面白かったです。

Posted byブクログ

2013/09/17

とある地方都市を舞台としたミステリ。 珍しく毒っぽさがなく、展開も終わり方も爽やか。 3人の女性が入れ替わり物語を進めていく形式。 早いうちからこれは同じ時間軸ではないなと気付き、そうなると残された展開のバリエーションは絞られる。 中盤まではここからどうなるんだろう、と気になっ...

とある地方都市を舞台としたミステリ。 珍しく毒っぽさがなく、展開も終わり方も爽やか。 3人の女性が入れ替わり物語を進めていく形式。 早いうちからこれは同じ時間軸ではないなと気付き、そうなると残された展開のバリエーションは絞られる。 中盤まではここからどうなるんだろう、と気になって惹き込まれたが、だんだん全体像が見えてくるとまどろっこしい展開に飽きてしまった。 くるくる視点が変わるのは勢いがついてよかったけれど、後半になるとぶつ切れ感が強くなり入り込む前に切り上げられてしまった。 しかし登場人物が多すぎる。 関係性も複雑で冷静に考えようとするとこんがらがるから感覚で読み進めることに。 主人公3人をはじめとする登場人物に魅力的な人がいないのも、イマイチ盛り上がりに欠けた原因かもしれない。 商店街の人々など話の主軸じゃない登場人物がおしまいになるに連れて影も薄くなり必要性がわからなくなった。 これがひとりの女性の視点で進むなら適度なアクセントだろうが、 そもそも場面も時代もコロコロ変わるため非常にわかりにくい。 予定調和で2時間ドラマのようなチープさが。 盛り上がりつつあるときの引力に比べ、無難すぎる着地に物足りなさを感じてしまった。 http://www.horizon-t.net/2013/09/07/%E6%B9%8A%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%88%E3%80%8E%E8%8A%B1%E3%81%AE%E9%8E%96%E3%80%8F/

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