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人間にとって成熟とは何か の商品レビュー

3.2

147件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

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  3. 3つ

    54

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    9

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2020/01/19

■題名に惹かれて買った。 ■18の題材から人間の成熟とは何かを考察。 ■あくまで著者の考えとして読まないと、自分が非常識な人間に思えてくることがある。著者は著者、自分は自分と心して読むことが大切。

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2019/08/12

売れている本の割りには今ひとつの内容。著者の主張には偏りも感じる。自慢話も多い。言いたい事はわからなくもないが。

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2019/07/29

曽野綾子の小説以外の文章は、今まであまり好きでなく避けていました。今回、タイトルに惹かれて読んでみると、色々と考えさせられる文章が多かったと思います。 自分が年を取って変わったのかなとも思います。また、語り口が哲学者の池田晶子に似ているなとも思いました。

Posted byブクログ

2019/06/29

あえて良く言えば、一貫した考え方に基づいた語り口なので(キリスト教的善悪の価値観を主軸としている)、考え方を広げる一つの間口として面白かったです。 ですが、文章の中に具体例として挙げられる著者の体験談が多く、その体験談を語る事に比重が傾き過ぎている感覚はありました。 その具体例を...

あえて良く言えば、一貫した考え方に基づいた語り口なので(キリスト教的善悪の価値観を主軸としている)、考え方を広げる一つの間口として面白かったです。 ですが、文章の中に具体例として挙げられる著者の体験談が多く、その体験談を語る事に比重が傾き過ぎている感覚はありました。 その具体例を出されて、読者の私は何を受け取ればいいのか、しばしば迷子になりながら読み進めました。 あまり読み慣れないリズムの文章であったことも一因であるかと思います。(読み進めるうちに気にならなくはなりましたが) どのように生きたかを示す事によって、どのように生きるかを考える判断材料の一つにする事が出来る本だと思います。

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2019/06/12

今回の書は、成熟とはなんぞやという本ではあるが、人間の真理についての著者の主張が多すぎて、ちょっと消化不良。言ってることはわかるが、著者の独自の見解が色濃く出てる。

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2018/12/31

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2018/11/23

正しいことだけをして生きられない。 努力でも解決できないことがあると知る。 著者の考えでは、人の生き方を正当に評価出来るのは神か仏しかいない。 だから他者に評価や称賛を求めるのは検討違い。 権利を使うのは当然とは考えない。 お世話になるのは当たり前、しかし、どれだけお世話になった...

正しいことだけをして生きられない。 努力でも解決できないことがあると知る。 著者の考えでは、人の生き方を正当に評価出来るのは神か仏しかいない。 だから他者に評価や称賛を求めるのは検討違い。 権利を使うのは当然とは考えない。 お世話になるのは当たり前、しかし、どれだけお世話になったかを見極められない人にはなってはいけない。 品は群れようとする心境を自分に許さない。一人で人生を戦うこと。 品は多分勉強により身につく。本を読み、謙虚に他人の言動から学び、感謝を忘れず、利己的にならないこと。受けるだけでなく、与えることは光栄だと考える。 人間にとって大切な知恵の1つは諦めることでもある。

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2018/10/12

無人島でひとりボッチで暮らさない限り,わがまま気ままに好き勝手に生きていくことはできない。社会で生きていくための最低限度の常識は身に着けておきたい。

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2018/07/16

タイトルに惹かれた。人間として成熟するとは一体どう言う事なのか? 努力がなくていい訳ではない。しかし努力で何事もなし得る訳でもない。そう思えることが一人前の大人の状態だ。 人間は違って当たり前、だから対立したことは無視して、そういう細かいことを忘れて強靭な大人の心で流してしまえ...

タイトルに惹かれた。人間として成熟するとは一体どう言う事なのか? 努力がなくていい訳ではない。しかし努力で何事もなし得る訳でもない。そう思えることが一人前の大人の状態だ。 人間は違って当たり前、だから対立したことは無視して、そういう細かいことを忘れて強靭な大人の心で流してしまえるかどうかが大切。 平等や流行を口実にする事は、学校のクラスで常に成績の悪い子に標準を置く様になれば平均の学力が上がらないのと同じことになる。 甘やかされて得する事は何もない。 世界を意識した地理的、時間的空間の中に身を置きそれ以上でもそれ以下でもない小さな自分を正当に認識できる事が本当の成熟した大人の反応だと思う。 ボランティアはその多くが一方的な善意の押し売りであり、その効果の最大のものは自己満足なのである。ボランティアは自分の心に向かってやるもの。 →本当にそうだと思う。自分自身が若い時にボランティアをやっていたが、内面を見つめると、この嫌な部分が見えて来て、キリの良い時に辞めてしまった。 話の面白い人というのは、誰もがその分だけ経済的、時間的に苦労や危険負担をしている。人生というのは正直なものだ。 人生を虚しく感じるなら、それは目的を持たない状況だからと言える。虚しさ程辛いものはない。退屈というのは死ぬほど苦しいものなのだ。 マラソン、重量上げは未開な時代の人間生活を懐かしむような競技。

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2018/05/04

世間の耳目を集めていた本でもあり、タイトルに興味もあったので、ゴールデンウィークの暇つぶしに手にとって読んでみた。 全体を通しで読んだ感想としては、この本の主題である「人間にとって成熟とは何か?」というテーマに対して、作者は絶対的な解を持っているわけではなく、作者自身が文章を書...

世間の耳目を集めていた本でもあり、タイトルに興味もあったので、ゴールデンウィークの暇つぶしに手にとって読んでみた。 全体を通しで読んだ感想としては、この本の主題である「人間にとって成熟とは何か?」というテーマに対して、作者は絶対的な解を持っているわけではなく、作者自身が文章を書きながらそれを探っているという感じを受けた。 次に、話の描写シーンが次に次にジャンプして、全体的にとりとめも無い感じに仕上がってしまっている。1つの軸を中心にスパイラルアップしながら、いくつかの事例が紹介されていると納得感が増すのだが、軸不在のまま、回想シーンがどんどん紹介されると、各章の主張事項があまり頭に残らない。それは残念なことだ。 その1つの理由は、冒頭で言及したように作者が「人間の成熟」について解を持ち得ないが故に、沢山の事例を以て成熟の概念を紡ぎだそうとする努力の跡なのかもしれないと思った。あるいは、この本が雑誌掲載の短編コラムの集積なのかも?と思って、本のあちこちを確認したが、雑誌名の記述は見つけられなかった。 繰り返しになるが、「人間の成熟」という些か大き過ぎるテーマについて、最終的に納得感を持つ形態が示されたとは思えない。どちらかというと、「作者が考える好感が持てる人間像とは」というテーマに終始してしまってる気がした。 しかしながら、そういう観点で語られる本と思って読むならば、ある程度の年齢に達した女性が考える好き嫌い感は、大いに参考になった。

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