人間にとって成熟とは何か の商品レビュー
読み始めは鼻につくような物言いで気に触る感じで、読むのをやめようかなとも思ったのですが、途中から、自分に真っ正直に書いてるだけかなと思うと面白く感じてしまいました。 そして、思い当たることがあってグサグサ刺さる。 私は世界の中の小さな存在で、私中心に世界は回ってないとは思うけれど...
読み始めは鼻につくような物言いで気に触る感じで、読むのをやめようかなとも思ったのですが、途中から、自分に真っ正直に書いてるだけかなと思うと面白く感じてしまいました。 そして、思い当たることがあってグサグサ刺さる。 私は世界の中の小さな存在で、私中心に世界は回ってないとは思うけれど、時々勘違いしているし、嫌いな人苦手な人と私とそんなにたいして違わないのかもそうかもねと考えさせられました。 また時間をおいてから再読したいです。
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読む人によっては「鼻につく」でしょうね。 「おたく何様?」ってね(笑) それを含めて読む成熟さが必要なわけですわ。さらっと読みましたが奥の深いテーマでございました。 私なんてまだまだです。
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帯文:”憎む相手からも人は学べる” 目次:第1話 正しいことだけをして生きることはできない、第2話 「努力でも解決できないことがある」と知る、第3話 「もっと尊敬されたい」という思いが自分も他人も不幸にする、第4話 身内を大切にし続けることができるか、第5話 他愛のない会話に...
帯文:”憎む相手からも人は学べる” 目次:第1話 正しいことだけをして生きることはできない、第2話 「努力でも解決できないことがある」と知る、第3話 「もっと尊敬されたい」という思いが自分も他人も不幸にする、第4話 身内を大切にし続けることができるか、第5話 他愛のない会話に幸せはひそんでいる、…他
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実際を知らないで誤解や想像で書かれている箇所があるのは残念だが,納得的あるいは同感する部分も多かった.間違った日本語の指摘にも快哉!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この年になって、まだ「大人になりきれてないんじゃないか」と感じることに、不安を覚えることがあります。ピーターパンシンドロームとは違うんだよなあ。別に大人になりたくないわけじゃなくて、自分がかつて予想していた大人の像になりきれていない、っていう確信がある。その事に対する焦り?不安?同世代の友人達に置いていかれてるっていう劣等感?こんな風に考えること自体、子供染みてると考えてしまうのよねえ。 そんな訳で、人生の先輩に喝を入れて頂こう!と本作を手に取りました。さ…刺さるよね〜!(笑) メモるのですわよ( ^ω^ )φ 自分は世間から正当に評価されていない、そんな状態になったのは周囲のせいだとする【他罰的】な考えを持つ人間が増えた。 成熟した人間というものは、必ず自分の立場を社会の中で考えるものだ。 手を差し伸べる方も控え目なら、受ける方も十分に遠慮して受けるのが当時の人情であり礼儀だった。それが人間の権利だから、堂々と受けた方がいい、などという言葉も信条もなかったのだ。 政治はもちろん、外交も経済も学問も芸術も、すべては強烈に他社の存在を意識し、その中の小さな小さな自分を認識してこそ、初めて自分の分をわきまえ、自分が働ける適切な場を見つける。 品というものは、多分に勉強によって身につく。本を読み、謙虚に他人の言動から学び、感謝を忘れず、利己的にならないことだ。受けるだけでなく、与えることは光栄だと考えていると、それだけでその人には気品が感じられるようになるものである。 世界を意識した地理的、時間的空間の中に自分を置き、それ以上でもそれ以下でもない小さな自分を正当に認識できることが、実はほんとうの成熟した大人の反応なのだ。 困難の中に楽しさも面白さもあるという単純なことさえ、平凡な暮らしを望み続ければ理解することができない。小心な人の生涯は、穏やかではあるが、それ以上に語る世界を持たないことになる。だから多分、そういう人は、他人と会話をしていてもつまらないだろう。語るべき失敗も、人並み以上のおもしろい体験もないからである。話のおもしろい人というのは、誰もがその分だけ、経済的、時間的に、苦労や危険負担をしている。 人間、現状を客観的に見て笑えれば、たいていの窮地から脱出できる。
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成熟するとはどういうことか? →品を保つということは、自分を失わずに誰とでも穏やかに心を開いて会話ができ、相手と同感するところと拒否すべき点を明確に見極め、その中にあって決して流されないこと 他人より劣ると自覚できれば謙虚になれる 報われない努力もある 人間は確実に他人を正しく...
成熟するとはどういうことか? →品を保つということは、自分を失わずに誰とでも穏やかに心を開いて会話ができ、相手と同感するところと拒否すべき点を明確に見極め、その中にあって決して流されないこと 他人より劣ると自覚できれば謙虚になれる 報われない努力もある 人間は確実に他人を正しく評価など、できないらと思えることが成熟の証 人生を虚しく感じるとしたら、それは目的を持たない状況だから
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総じて、著者がこの本を通じて何を伝えたいのか曖昧なまま読了したという感想である。しいて言えば、「他者への礼節は大事にしなければならないが、過度に理想を抱き子細にこだわる人生は現実的でないし疲れる。」と主張したかったのではないかと推測する。
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良書。卓越した人生の先輩。 相変わらず、国語の問題にないそうな、今風の読み易い文ではない。 本当に偉い人は、威張らない。 年をとると、諦めること良いかもしれない。
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“成熟”ーーその言葉の指し示すものとは、いったい何であろうか? 神が私たちに与えてくださった「想定外」。これはまさに、我々人間の生きる面白味のようなものである。しかしそのスパイスが我々人間だけのものであるかと言われると、それには些か疑問が残る。 人間の恐ろしいほどの愚鈍さや稚拙...
“成熟”ーーその言葉の指し示すものとは、いったい何であろうか? 神が私たちに与えてくださった「想定外」。これはまさに、我々人間の生きる面白味のようなものである。しかしそのスパイスが我々人間だけのものであるかと言われると、それには些か疑問が残る。 人間の恐ろしいほどの愚鈍さや稚拙さ、そして時折見せる信じ難いほどの巧妙さや勇猛さーーはたして、神はそれら全てをご自身の想定内であると澄ました顔でおっしゃるのだろうか? さて、私の些細な問いかけはこのくらいにして、本題である“成熟”について触れようと思う。 本書で取り上げられた“成熟“というものについて正確に語ってゆくのであれば、もう一度この場で本書の最初から最後まで文章を一字一句引用しなければなるまい。 だがしかし、そのようなことを行うのは誰がどう見ても明らかにナンセンスである。 だから私はこの本で一番味わい深いと思われる部分を、この場で述べるに留めようと思う。それをどのように捉えるかは、個人の思想や経験に任せることとしよう。“成熟”とは、きっとそういうものなのであるーー。 “そうだ。大切なことは、お茶をいれて、すべての些細な対立は、強靭な大人の心で流してしまえるかどうかなのだ。(p.239)” (2014年8月21日)
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ご近所にもいるよね、こういう話し方するひと。 という感想しか持てませんでした。 まず、伝えたいことがアッチコッチいって全く伝わらない文章。 本文借りるとするなら、「自分が作れて他人の批評をするならまだ許されるのだろうが、作れもしないで批評だけするのは、フェアーではない、というこ...
ご近所にもいるよね、こういう話し方するひと。 という感想しか持てませんでした。 まず、伝えたいことがアッチコッチいって全く伝わらない文章。 本文借りるとするなら、「自分が作れて他人の批評をするならまだ許されるのだろうが、作れもしないで批評だけするのは、フェアーではない、ということも知りつつ言うのだが、私にとっては、全く才能を感じられないものが多い。」です。 まぁ、クリスチャンの中にはこんな考え方する方もいるのね。と、分かったのは唯一良かった事かな?
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