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know の商品レビュー

3.9

185件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    69

  3. 3つ

    47

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2013/11/01

SFM先月号でも小特集(作品群の解説)されてて、おわっおもしろそう!と期待して読んだですが、ちょっと期待し過ぎだったか、すこし肩すかしでした。 電脳ものは昨今のSFでは日常風景ですし、なにより現実社会が進みすぎて、それらとほとんど陸続きなので、ちょっとやそこらでは驚きが無い。 ま...

SFM先月号でも小特集(作品群の解説)されてて、おわっおもしろそう!と期待して読んだですが、ちょっと期待し過ぎだったか、すこし肩すかしでした。 電脳ものは昨今のSFでは日常風景ですし、なにより現実社会が進みすぎて、それらとほとんど陸続きなので、ちょっとやそこらでは驚きが無い。 また本作では、「すべての情報を知ることできれば未来はすべて予測可能」のドグマがでてきますが、その実証シーンが主人公二人がダンスしながら弾幕を避けるシーンで、ちょっとなあーって感じ。あとで思ったけど、ラノベ的に読んでれば、もちょっと面白く感じたのかも。

Posted byブクログ

2013/10/10

情報へのアクセスが脳への付加機能として存在する近未来。情報があたかも素粒子や物質のように質量を持てば、このような結末もありうるのかも。

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2013/10/09

知ルが可愛いんだな。舞台が京都というのも、街の狭さが効いていてよかった。 中盤の雑魚キャラはなんとかならないかな。とある某作品かと思ったことよ。 テーマ的にはもっと掘り下げられる内容で、3倍くらいのボリュームで展開したら楽しそうな。 知ルがとにかく可愛いので市川春子の絵で読みたい...

知ルが可愛いんだな。舞台が京都というのも、街の狭さが効いていてよかった。 中盤の雑魚キャラはなんとかならないかな。とある某作品かと思ったことよ。 テーマ的にはもっと掘り下げられる内容で、3倍くらいのボリュームで展開したら楽しそうな。 知ルがとにかく可愛いので市川春子の絵で読みたいなぁ。

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2013/09/27

サイバーパンクな内容で、僕の好みにドンピシャでした。 けど、もう少し技術や社会の細かな描写が欲しかったかな… 後半の哲学的な内容は、僕に新たな着想を与えてくれました。

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2013/09/23

珍しくSF。 ラノベよりも骨があるけど、文体が柔らかく物語のエンタメ性も高い。 電子葉と呼ばれる人造の脳葉装着が義務付けられた超情報化社会となった日本が舞台。 個人情報も含むあらゆる情報がオープンになっていて、可能な情報取得量とプライバシー保護レベルが社会での階級により変わって...

珍しくSF。 ラノベよりも骨があるけど、文体が柔らかく物語のエンタメ性も高い。 電子葉と呼ばれる人造の脳葉装着が義務付けられた超情報化社会となった日本が舞台。 個人情報も含むあらゆる情報がオープンになっていて、可能な情報取得量とプライバシー保護レベルが社会での階級により変わってくるという設定。 途中からは半分超能力ぶっとび系になりファンタジーっぽくなる。 少々小難しい設定もあったが、物語がわかりやすいので多少読み飛ばしても問題ないというところがよかった。 情報庁の官僚であり自身も情報処理のエキスパートである御野が主人公。 中学時代に短い期間教えを受けた、電子脳の発明者である天才科学者と再会し、先生からひとりの少女を託される。 御野と先生の再会までと、少女との逃避行で物語が一区切りとなり、長めだがダレることなく読めた。 ラノベとかジュブナイル分野の人は物語運びが上手なだと改めて思う。 終わり方についてはイマイチドラマ性に欠けた気がするものの、 全体として楽しく読める物語だった。 たまにはこういうのもよい。 http://www.horizon-t.net/2013/09/23/%E9%87%8E%E5%B4%8E%E3%81%BE%E3%81%A9%E3%80%8Eknow%E3%80%8F/

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2013/09/21

ネットワークの進化と脳の高速化の描き方は、結構説得力があると思う。それを最も古典的な街である京都を舞台に描くというのもおもしろい。 物語のキモでもある2人のクラス9の会話が、そこに至る過程も含めて、もうひとつ理解が追いつかない。凡人には理解できない、という意味でもこの描写もありだ...

ネットワークの進化と脳の高速化の描き方は、結構説得力があると思う。それを最も古典的な街である京都を舞台に描くというのもおもしろい。 物語のキモでもある2人のクラス9の会話が、そこに至る過程も含めて、もうひとつ理解が追いつかない。凡人には理解できない、という意味でもこの描写もありだと思うけど、ちょっと残念なところではあります。 三縞副審議官がすごくいいキャラなのにほとんど出てこないので、彼女視点で外伝でも書いて欲しい。

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2013/09/08

面白い映画を観終わったような心地よい感じが残るSF小説でした。 超情報化対策として、人造の脳葉〈電子葉〉の移植が義務化された2081年の日本・京都。 情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチが残した暗号を発見する。...

面白い映画を観終わったような心地よい感じが残るSF小説でした。 超情報化対策として、人造の脳葉〈電子葉〉の移植が義務化された2081年の日本・京都。 情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチが残した暗号を発見する。 その“啓示"に誘われた先で待っていたのは、ひとりの少女だった... Ⅰ.birth から V. death 、そしてepilogueへとぐいぐいと物語を運んでいく。 コレ映画にしたらきっと面白い。 超情報化社会ビジョンが興味深い。ICT屋さんが考えている未来ビジョンよりも愉しいw ハリウッドが好む建築物的な未来造形ではない。 見えている世界はあまり変化がない、しかし見えていない世界を感じ処理しようとする捉え方が面白い。 情報爆発社会とかビッグデータとか今でも言っているけど、もっと精神世界へと踏み込んだ超情報化社会観。 「哲学は自然科学の最前線だよ」 知らないことを知ることは悦びです。 知る対象は過去、現実の世界、そして異性だったり。 本を読むことは知らないことを知るとても愉しい手段です。 知らないを知り、知り得たことから未来を知ろうとする。 うん、愉しい。 御野・連レルと恩師・道終・常イチとのやりとりに惹き込まれた。 『know』は小難しいSFオタク向けの物語ではなく、エンターテイメント性も盛りだくさんです。 御野・連レルが出会った少女が魅力的。 最初は全知全能のロボット?と思ったw 後半に出てくる御野・連レルと少女のとあるシーンは必要ないかと思ったが... (そんな所は悪い意味で映画的に感じた) 野崎まどさん、興味深い作家さんです。

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2013/09/08

未来のイメージが感覚にベストマッチ。先生が再現されたところは鳥肌だったなー。死を知ろうとするという方向もセンチメンタルで魅力的だったけど、なんというか収束ではなく拡散していく物語がみたいなと思う。この話で言うとエピローグの先かな。でも来るべき世界の物語だし、僕には書けないので満足...

未来のイメージが感覚にベストマッチ。先生が再現されたところは鳥肌だったなー。死を知ろうとするという方向もセンチメンタルで魅力的だったけど、なんというか収束ではなく拡散していく物語がみたいなと思う。この話で言うとエピローグの先かな。でも来るべき世界の物語だし、僕には書けないので満足の☆5です。

Posted byブクログ

2013/09/03

うわー、理解が及ばない。すごい パワフルな物語だった。想像力に挑まれてました。 <欲望>はどこまでも人類のエンジンである喜ばしさと、まだこの先を目指す<欲望>が続く貪欲さに眩暈が止まりません。ブラーヴォ。

Posted byブクログ

2013/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 電子葉の導入による「知る」ことの意味の変化、世代差やクラスによる情報格差など、面白くなりそうな論点は多い。…のだけど、話のメインとなる美少女の能力が圧倒的すぎて、そういう問題は些細なことのようにすべてふっとばされてしまう。ちょっともったいないような気がした。

Posted byブクログ