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里山資本主義 の商品レビュー

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297件のお客様レビュー

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    90

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2022/06/29

オーストリアのエネルギー自給やあえて国内の田舎暮らしを好んで充実した日々を送る若者… 自然の資源日目を向ければどこでも充実した日々を送れるという具体例を書いている とても良い考え

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2021/01/29

詰まっていた!積読から何年経ったろう2021年の今でも刺激を受けた。紹介されている現場の今を確かめたい、進んでいることだろう、コロナが水を差していることも心配になるが。 人の暮らしの根源を再生する里山資本主義には、少しの停滞はあっても心配はいらない底力があるだろう。

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2021/01/03

 藻谷浩介氏の書いた「デフレの正体」も素晴らしい本だったけれど、この本はもっと凄い本だと思う。多くの識者がいろんな本を書いているけれど、この人こそ時代の問題に対して正面から向き合って、何にも迎合せずに書いていると言えるのじゃないかな。特に多くの経済学者が金融緩和政策やらMMTやら...

 藻谷浩介氏の書いた「デフレの正体」も素晴らしい本だったけれど、この本はもっと凄い本だと思う。多くの識者がいろんな本を書いているけれど、この人こそ時代の問題に対して正面から向き合って、何にも迎合せずに書いていると言えるのじゃないかな。特に多くの経済学者が金融緩和政策やらMMTやら、怪しい理論で時代に迎合していますが、彼の視点は本当の幸福や日本の将来についてまっすぐ考えています。  里山資本主義とは、お金の循環が全てを決するという前提で組み立てられた「マネー資本主義」の経済システムの横に、こっそりと、お金に依存しないサブシステムを再構築しておこうという考え方です。  里海資本論を読んだら再読したくなって再読しましたが、少しも古くなっていない。むしろ日本の直面する問題がより深刻になっている現在、ますます里山資本主義は重要になってきていると思いました。

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2020/09/24

マネー資本主義に冒され、生きるために消費し続けて結局なにも残らない、なんのために生きてるんだっけ?という生き方はしたくない!よね!

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2020/08/22

マネー資本主義に対する考え方として、地域でマネーを回す形の里山資本主義を提案する。7年前の本だが、まだまだ使える考え方。実際、ハンドメイド作家さんなども地方で活躍していることを最近ではよく目にするようになってきて、この考え方はかなり浸透してきているのではないかと思わせられる。 た...

マネー資本主義に対する考え方として、地域でマネーを回す形の里山資本主義を提案する。7年前の本だが、まだまだ使える考え方。実際、ハンドメイド作家さんなども地方で活躍していることを最近ではよく目にするようになってきて、この考え方はかなり浸透してきているのではないかと思わせられる。 ただ、NHK広島の取材班と藻谷氏で書いていることが重複したり、繰り返したりしている所がやや残念だった。まだ始まったばかりの取り組みも多いから具体例が少なかったのかもしれない。 最近新たにこの続編が出ているようなので、具体的な取り組みの広がりについてはそちらに期待したい。

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2020/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

NHK 広島取材班の具体例が興味深い。 岡山県真庭市勝山の銘建建設や広島市総領町の和田さんの話を一例としてフンフンと読んでたら、羽田から多摩へ行くのと変わらない…ってな記述が出てきて、ええ?…あ、いや、超・個人的な話でスミマセン( ̄▽ ̄;) 子供心にも「なんでもっと交通量の多い所に作らなかったんだろう?」と不思議に思っていた中国縦貫自動車道。やっぱり経緯は不明だけど、小4で「私たちの岡山県」って社会科で学習して以来、もう少し広い「中国地方」について、この歳になって学習させて頂きました(笑)。

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2020/07/14

もう旬を過ぎたかもしれないが話題になっていた里山資本主義をいまさらながら読んでみた。10年以上前かなと思ったけど、2013年初版発行なのか、そんなに前じゃないね。そのころ、なぜ読まなかったのだろうか。 話自体は共感するところが多く、マネー資本主義は否定せずに、併存する形で田舎にお...

もう旬を過ぎたかもしれないが話題になっていた里山資本主義をいまさらながら読んでみた。10年以上前かなと思ったけど、2013年初版発行なのか、そんなに前じゃないね。そのころ、なぜ読まなかったのだろうか。 話自体は共感するところが多く、マネー資本主義は否定せずに、併存する形で田舎における自給農業や近所でのシェアを活用して、精神的にも物質的にも豊かな生活を送るべきではないか、という話。これにネーミングとして「里山資本主義」という言葉をつけたことが最大の功績ではないか。ネーミングは重要だよね、限界集落とか、消滅可能性都市とか。 この本自体は東日本大震災のあとに出されており、震災や原発事故でエネルギー政策や消費流通が改めて見直されている中で、里山資本主義の大切さを説いているが、今は今で新型コロナウイルスの影響で不安が広がっており、あらためてこうしたライフスタイルが見直されていると思う。然るに、社会情勢が不安定になると、セーフティーネット的な自給農業やご近所シェアが見直される、ということなのかもしれない。 一つ反論するならば、過疎地においてまぁ70ぐらいまでが中心のコミュニティならば十分それができるであろうが、さらに高齢化する集落でもこうした取組が続けられるのかどうか。実態をよく知らないので、この本に出てくるように生涯現役で野菜作ってますという人が多いのであれば杞憂ですが。

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2020/05/25

今までの資本主義社会の貨幣経済を利用して必要最低限のものは入手する。 一方で、里山の木材資源を利用して発電(バイオマス発電)したエネルギーを利用し、今まで支出していた石油等を減らすことにより、グローバル経済への依存度を下げ、暮らしをより豊かにしていく。 ・木材チップ燃料(エネル...

今までの資本主義社会の貨幣経済を利用して必要最低限のものは入手する。 一方で、里山の木材資源を利用して発電(バイオマス発電)したエネルギーを利用し、今まで支出していた石油等を減らすことにより、グローバル経済への依存度を下げ、暮らしをより豊かにしていく。 ・木材チップ燃料(エネルギー革命) ・CLT(クロス・ラミネイテッド・ティンバー 集合材) ・価値観の転換:豊かな暮らしとは?過疎を逆手にとる こちらの要約がよくまとまっています。 http://www7b.biglobe.ne.jp/toshisyun/counselor/2014_9_30satoyamayouyaku%20.pdf

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2020/05/12

里山資本主義という言葉自体を始めて聞きました。 資本主義の世界で生まれ育ち大人になりました。どこでエネルギーが生まれどこで食べ物が生産され、どうやって運ばれて来るのか知らないまま当然のように生きてきました。 この「里山」という言葉は人が住んで管理ている自然の事です。里山資本主義と...

里山資本主義という言葉自体を始めて聞きました。 資本主義の世界で生まれ育ち大人になりました。どこでエネルギーが生まれどこで食べ物が生産され、どうやって運ばれて来るのか知らないまま当然のように生きてきました。 この「里山」という言葉は人が住んで管理ている自然の事です。里山資本主義というのはその里山から食べ物、エネルギーを得て、主体的に社会循環システムを構築していくという風に理解しました。 地方の人や資源を吸い上げて膨張していった都市型経済圏。それによってやせ細っていった地方の実態は誰もが知るところです。地方に人が残らず、消滅する自治体が多くなっていくと脅かす本を僕も読んでいますし、いずれそうなってしまうんだろうと漠然と思っています。 しかしこの本を読んで思ったのは、大枠として全部を行政が賄おうとするから破綻するのであって、そこに古くからある産業と、有り余る木材資源や農産物で小さな経済圏を作り上げて、都市に依存することをミニマムにしていけば、まだ地方が生き残る道が見えてくるのではないかという事でした。 どちらにしても今の僕ら団塊ジュニアが老人になり死んだあと、日本人の総数は相当減っている事は間違いありません。 その中で変わらない成長をすることは絶対に不可能なので、小さな政府、小さな自治権で特色を活かしたコミュニティーを多く作っていく事が大事なのだと思います。

Posted byブクログ

2020/05/05

withコロナの時代に再考されるべき本 都市VS地方ではない 豊かさをどう考えるか リアルとオンラインの融合 自然とテクノロジーの融合 マネー資本主義と里山資本主義の両立

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