わたしをみつけて の商品レビュー
この作家さんの本は初めて読みました。 途中、何度か泣きそうになりながら 一気に読み終えました。 良かった〜。 続編ないかなぁ。
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三月に捨てられたから「弥生」と名付けられた主人公。 今ある自分の居場所を守るための日々が、偶然の出会いや、新しい師長との二ヶ月間で、少しずつ変わっていく。 三月に捨てられたけれど、三月に誰かが拾ってくれて、きっと自分のために誰かが祈ってくれたのだと。 「きみはいい子」のある話に出てくる子供の母親も出てくるので、つい途中でその小編を読み直しも含めて、一気読み。 辛くて、最後に祈りや温かさのある物語でした。
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孤児院出身の看護師の話。自分に闇を持った主人公。斜に構えて物事を捉える弥生が仕事に対して真摯に向き合う師長を通じて人として成長していく物語。師長がかっこいい。プロフェッショナル。師長がつく患者のためのついてもいい嘘が素晴らしい。大人。
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きみはいい子に続き二作目。前回、良い読後感を持った記憶があるが内容がさっぱり思い出せない。レビューを見て少し思い出したけど…リアル感はあったけど印象に残らない程に現実のニュースの方が上をいってるのかな?程度。本作品の方が心に残るかも。とにもかくにも読みやすさはピカイチ。
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前作よりも重い空気を感じた。人間としての『存在』『命』というものを深く問いかけているような。主人公は救われるのだろうか?希望をもう少し、見せて欲しかった。
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主人公は親に捨てられて施設で育った30代の女性。彼女には子ども時代に一度は養父母に引き取られたものの、不安になって起こした色々な出来事が原因で彼らにも見捨てられて、再び施設に入ることになった経験があります。そのため「良い子」でいることを極端に自分に強いってしまい、准看護師として働...
主人公は親に捨てられて施設で育った30代の女性。彼女には子ども時代に一度は養父母に引き取られたものの、不安になって起こした色々な出来事が原因で彼らにも見捨てられて、再び施設に入ることになった経験があります。そのため「良い子」でいることを極端に自分に強いってしまい、准看護師として働く職場でも「間違っている」と思うことを口に出せずにいました。 そんな彼女は職場に新しく来た師長と、家の近所で偶然知り合いになった老人との出会いがキッカケで少しずつ変わり始め・・・。 人を傷つけるのは人だけど、人を救ってくれるのも人であるということを強く感じた作品でした。
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読書何度も胸にぐっときた。弥生さんの在り方、考え、揺れ動く心の流れ、出会い。笑顔がどんどん本物になっていく。他人を見る目が変わっていく姿。雪の夜に決意する、「みつけて」の意味。また思い出してはじんときそう
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人は、人にしか救われないのかなあ…と、思いました。 救われて初めて、優しくなれるし。 作中の先生、「きみはいい子」の先生だったりするのかな。 読み直したくなりました。
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いい子じゃないと、いけませんか。 施設で育ち、今は准看護師として働く弥生は、問題がある医師にも異議は唱えない。 なぜならやっと得た居場所を失いたくないから―― 『きみはいい子』(第28回坪田譲治文学賞、第1回静岡書店大賞、2013年本屋大賞4位)で 光をあてた家族の問題に加え、医療現場の問題にも鋭く切り込む書き下ろし長編。 中脇初枝が再び放つ感動作!
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題名が主人公の心情すべてを物語っています。テーマであり主人公そのものだと言ってもいいです。 全体としてちょっとほの暗さが漂いますし、人間臭い部分も多々描かれますが、最期に主人公が希望を見出した辺りが救いがあってよかったと思えました。「師長」さんのキャラの存在が大きいですね。彼女...
題名が主人公の心情すべてを物語っています。テーマであり主人公そのものだと言ってもいいです。 全体としてちょっとほの暗さが漂いますし、人間臭い部分も多々描かれますが、最期に主人公が希望を見出した辺りが救いがあってよかったと思えました。「師長」さんのキャラの存在が大きいですね。彼女のような人がいればどんな人でも救われるのかもしれません。もっと早く主人公と「師長」さんが出会っていればと思わずにはおられません。 彼女の仕事についての考え方や価値観にははっとさせられるものがあり、看護師さんだけではなく、様々な人の胸に届くのではないでしょうか。 主人公が「師長」さんの元に行くのではなく(結末から察するに行くことになりそうですが)自ら蹴って自分の気持ちを貫いたところが彼女の「成長」の結果なのだと思えて胸が熱くなりました。私もそういう生き方ができればと思います。
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