終わらざる夏(下) の商品レビュー
占守島のことは、まったく知らなかったので勉強になった。そして、戦争の悲惨さはすごく伝わった。 しかし、物語としては前半は登場人物が丁寧に描かれていたのに、中盤からラストは雑になりどうなったのかがわからず、消化不良感がすごくあった。 ラストには、英文の小説が引用されていたが、意味が...
占守島のことは、まったく知らなかったので勉強になった。そして、戦争の悲惨さはすごく伝わった。 しかし、物語としては前半は登場人物が丁寧に描かれていたのに、中盤からラストは雑になりどうなったのかがわからず、消化不良感がすごくあった。 ラストには、英文の小説が引用されていたが、意味がわからずモヤモヤした
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A ゆとり世代が戦争を知らないことは,いいことだ.それは今まで戦中戦後世代が平和であろうと努力してきた成果なのだから,彼らに感謝をしよう.もし,そんな彼らが誤った道を選ぼうとするなら,我々,ゆとり世代は声を大にして拒まなければいけない.彼らの努力の結晶を彼ら自身が壊すようなことが...
A ゆとり世代が戦争を知らないことは,いいことだ.それは今まで戦中戦後世代が平和であろうと努力してきた成果なのだから,彼らに感謝をしよう.もし,そんな彼らが誤った道を選ぼうとするなら,我々,ゆとり世代は声を大にして拒まなければいけない.彼らの努力の結晶を彼ら自身が壊すようなことがあってはいけない.安倍さん,ぜひご一考願います.
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広島、長崎、沖縄のことは授業で学べど、まったく知らなかった終戦後の北の前線のお話 あまり言及するとネタバレになるため避けますが、いろんな立場の人の思いが切々と心に訴えられ、何度も目頭が熱くなりました 自分が医療従事者であるため、菊池軍医少尉の無念さはとくに身に染みる 読んで良かっ...
広島、長崎、沖縄のことは授業で学べど、まったく知らなかった終戦後の北の前線のお話 あまり言及するとネタバレになるため避けますが、いろんな立場の人の思いが切々と心に訴えられ、何度も目頭が熱くなりました 自分が医療従事者であるため、菊池軍医少尉の無念さはとくに身に染みる 読んで良かったです
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心が抉られる レビル将軍のセリフが身に沁みるなぁ 「ニュータイプとは、戦争なんぞせんで済む人類のことだ。超能力者達のことではない。」
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占守島の戦いについて恥ずかしながら本書を読むまで知らなかった。スケールの大きな群像劇から浮かび上がる、戦争の齎す理不尽の数々が悲しく、戦争への怒りが湧いた。
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占守島の悲劇。サイパン、フィリピン、硫黄島。多くの激戦地の戦いは知られるが、終戦後に戦わざるを得なかったこの島の物語。降伏せざるを得ない戦い後、シベリアへ送られることに。女子400名を避難させたことは、心から尊敬したい。そして涙が止まらない。読者はみな真実を知りたくなるだろう。平...
占守島の悲劇。サイパン、フィリピン、硫黄島。多くの激戦地の戦いは知られるが、終戦後に戦わざるを得なかったこの島の物語。降伏せざるを得ない戦い後、シベリアへ送られることに。女子400名を避難させたことは、心から尊敬したい。そして涙が止まらない。読者はみな真実を知りたくなるだろう。平和な未来が来た時に、忘れ去られることなく、誰か調査をしてほしいと切に願う。
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沖縄戦のことはよく聞くけれど。 なぜだろう、千島列島のことはあまり知らない。 北海道ではより詳しく語られているのだろうか…? いずれにせよ、語り継がれていかなければならない物語。
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太平洋戦争末期にアリューシャン列島の最先端部である根室から1000キロ、ソ連のカムチャッカ半島先端と目と鼻の先の占守島(シムシュとう)に取り残された戦車部隊の奮闘を描いた作品。ぜひ実写化して欲しい。 「終わらざる夏」は第11戦車連隊の顛末だけを描いた作品ではない。徴兵された元出版...
太平洋戦争末期にアリューシャン列島の最先端部である根室から1000キロ、ソ連のカムチャッカ半島先端と目と鼻の先の占守島(シムシュとう)に取り残された戦車部隊の奮闘を描いた作品。ぜひ実写化して欲しい。 「終わらざる夏」は第11戦車連隊の顛末だけを描いた作品ではない。徴兵された元出版社勤務の45歳の老兵、缶詰工場に送られた女工達、上陸作戦に駆り出されたソ連兵、その後のシベリア強制労働など、さまざまな人の織り成すドラマ。 第11戦車連隊の兵士の目線と上陸部隊のソ連兵の目線と、両方から語られる。 心に響いたのはヤクザ者の萬吉が45歳老兵の子供(集団疎開中だが脱走)を助けるシーン。 浅田次郎は戦争の悲惨さを伝える事に人生を賭けていると感じる。
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浅田次郎『終わらざる夏』集英社文庫 読了。終戦間際の夏、北千島の占守島で起きた知られざる戦い。盛岡管内における3名の補充要員(英語翻訳者、歴戦の軍曹、帝大医学生)の召集過程が丁寧に描かれる。登場する一人一人にささやかな夢があった。最後に出てきた藁半紙の辿ってきた道程に思い馳せたい...
浅田次郎『終わらざる夏』集英社文庫 読了。終戦間際の夏、北千島の占守島で起きた知られざる戦い。盛岡管内における3名の補充要員(英語翻訳者、歴戦の軍曹、帝大医学生)の召集過程が丁寧に描かれる。登場する一人一人にささやかな夢があった。最後に出てきた藁半紙の辿ってきた道程に思い馳せたい。
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北方領土関係のことを学ぶために読み進めた作品。悲痛な結末となっているであろう登場人物のそれぞれの人生に想いを馳せ、下巻を読み進めるのはとくにしんどかった。 アメリカ軍への交渉のために動員されたはずの民間人と日本軍。樺太の戦闘を不穏な空気として感じ取っていた時期。米軍の軍師が来着す...
北方領土関係のことを学ぶために読み進めた作品。悲痛な結末となっているであろう登場人物のそれぞれの人生に想いを馳せ、下巻を読み進めるのはとくにしんどかった。 アメリカ軍への交渉のために動員されたはずの民間人と日本軍。樺太の戦闘を不穏な空気として感じ取っていた時期。米軍の軍師が来着する前に、ソ連が国土として希求していた南下指向である千島列島の占守島に上陸、昭和20年8月18日ポツダム宣言を受諾した後だというのに、ソ連軍の攻撃が始まる。 「止めて止まらぬ戦争と、終わってから仕掛けてくる戦争とでは、同じ戦争でもまるでちがうと思うのであります」 「戦争は人と人とがするものじゃないんだ。人間同士がどんなに仲良くたって国と国との戦争になれば、誰もが鬼になってしまう」 立場、場所、時期が錯綜するが、ロシア人との交流や攻め込んだ兵士の苦悩も描かれている。 「クリルでは三千人のソヴィエト兵が殺された。戦争が終わっていたのに。これは犯罪です。だからあなたたちは働く。死んでも働く。あたりまえ」不可侵条約を一方的に破棄して宣戦布告をした国に対して圧勝しながらの降伏で、ソ連邦領内へ強制労働となった際の通訳からのその正当性を主張した返答に理不尽さを感じる。シベリア抑留についても学ばなければ。 敗戦の二文字を消し寄する波自由と書きて鷗飛ぶ見ゆ 夏子の日記に書き留めた歌 疎開先から脱出して親元へ何とかたどり着いた譲や静代の様子や、缶詰工場の女子挺身隊員の帰還のみが救い。 梯久美子さんの解説も胸にしみいるように作品の理解を助けてくれる。野見山暁治さん「旅と雲」リトグラフが表紙。
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