ゴドーを待ちながら の商品レビュー
【出版日】: 1952年 【視聴日】: 不 明 ◆ブロンズ新社HP https://www.bronze.co.jp/serial/kushida-kazumi/post-4.html ◆新国立劇場HP / 『ゴドーを待ちながら』徹底解剖 https://www.nntt.j...
【出版日】: 1952年 【視聴日】: 不 明 ◆ブロンズ新社HP https://www.bronze.co.jp/serial/kushida-kazumi/post-4.html ◆新国立劇場HP / 『ゴドーを待ちながら』徹底解剖 https://www.nntt.jac.go.jp/library/library/monthly_project_no07.html ◆Bunkamura HP https://note.bunkamura.co.jp/n/nd2da6cc9b7fb
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第46回ビブリオバトルinいこまテーマ「まち」で紹介された本です。まちライブラリーブックフェスタ参加企画。 2017.5.28
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教養として読んだ。「待つ」ということについて考えさせられる。エストラゴンとウラジミールは本当は「ゴドー」なる救世主はどれだけ待っても現れないことは心のどこかで分かっていたのかもしれない。ただ今日来なくても明日は来ると信じて、「待つ」ことが彼らにとって唯一の生きる希望になっていたの...
教養として読んだ。「待つ」ということについて考えさせられる。エストラゴンとウラジミールは本当は「ゴドー」なる救世主はどれだけ待っても現れないことは心のどこかで分かっていたのかもしれない。ただ今日来なくても明日は来ると信じて、「待つ」ことが彼らにとって唯一の生きる希望になっていたのかなと感じた。 2人の噛み合っていない会話とか喧嘩したと思ったらすぐに抱き合って仲直りする所とか、コントをしているようで面白かった。 解説にも書いてあった通り、この作品は全体的に抽象的すぎるのと、矛盾が多い。例えば二幕は一幕の翌日のことなのかもっと後のことか、2人はポッツォとラッキーに会ったことがあるのかとか、ゴドーを待つこと以外は、幻想のようにフワフワしている。全てはウラジミールの妄想なのかなとも思った。2人はどこで出会ってどれくらいの付き合いになるのかとか、時代背景とか、その辺も分からない。それなのに何故か魅力的に感じてスラスラ読み進めてしまったからすごいなと思った。抽象すぎるが故に人によって、感じ方や解釈が全く違うものになるんだろうな。
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「待つ」という行為について、初めてよくよく考えた気がする 「待つ」ということには何かしらの「期待」がこめられている気がするのだけれど 単純に人を待つにしても、その人が来ることを期待してるわけです。 次に「待つ」というのは、受動。 ただ待ってれば、向こうから何かがやってきてくれ...
「待つ」という行為について、初めてよくよく考えた気がする 「待つ」ということには何かしらの「期待」がこめられている気がするのだけれど 単純に人を待つにしても、その人が来ることを期待してるわけです。 次に「待つ」というのは、受動。 ただ待ってれば、向こうから何かがやってきてくれる。こんな楽なことはない、と思いきや、実際はそうでもない。 ちょいちょいキリスト教っぽい要素もあるんで 救い主(イエスキリスト)を待っていた、という例で上記のポイントを考えても面白いかもしれません。 さて、とりあえず解説を読んでみるか ※解説もなにもなかった笑 色んな例や、登場人物やその行動や発言に焦点を当ててみると面白いかも 私は脳内でラーメンズにこの芝居を演じてもらいました
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この作品は一見シンプル、シンプルすぎてつまらないように感じられるが、いつも本を読む時のように起きる出来事に注目するのではなく、逆に起きない出来事に注目することで新たな視点や考え方を探ることができる。例えば、なぜこんな話が書かれたのか、登場人物はゴドーを待っているが一体ゴドーが誰な...
この作品は一見シンプル、シンプルすぎてつまらないように感じられるが、いつも本を読む時のように起きる出来事に注目するのではなく、逆に起きない出来事に注目することで新たな視点や考え方を探ることができる。例えば、なぜこんな話が書かれたのか、登場人物はゴドーを待っているが一体ゴドーが誰なのか、なんなのか、なぜ待っているのかもわからないまま待ち続ける不条理さに面白さがある。不思議ながら内容が抽象的であるが故に物語の解釈が読み手に委ねられ、多様な見方ができる作品だ。
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演劇を想定している以上,演者が舞台に立っていて観客がいてという構図が見えるのだが,途中でゴドーを待つウラディミールとエストラゴンを監視している気分になった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
かみ合わない会話。 無為に過ぎる時間。 わかっているのは 待っているということだけ。 ゴドーを。 ゴドーとは何者か? もしかしたらゴッドなのか? いっさい明かされません。 わかっているのは 待っているということだけ。 ゴドーを。 もしかしたら すごい作品なのかも しれません。
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これ本で読むもんじゃねえな…。 個人的に映画化やアニメ化されたものは原作から読みたいタイプだが、この作品に関しては「芝居」が原作なんだと痛感した。ぜひ舞台で見てみたい。 この本は原作というよりどちらかというと解説本に近い。 ただでさえ哲学的で行間が広い物語なのに単調なト書きと注釈...
これ本で読むもんじゃねえな…。 個人的に映画化やアニメ化されたものは原作から読みたいタイプだが、この作品に関しては「芝居」が原作なんだと痛感した。ぜひ舞台で見てみたい。 この本は原作というよりどちらかというと解説本に近い。 ただでさえ哲学的で行間が広い物語なのに単調なト書きと注釈を往復するため没入感が薄れて情緒がなくなる。だがそれを読まなければ解釈が自由すぎて理解できない。
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津村の読み直し世界文学の1冊。戯曲である。ゴドーGodotがgod(神)のもじりであることは解説を読むまでわからないほど、宗教に無知であった。演劇を直接みてからこの戯曲集を読めばよりわかるであろう。 日本だと万葉集か古事記であろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ゴドーという人物を待ち続ける二人の男の話。ぶっちゃけよく分からん。特に物語性はない。ひたすら会話劇。かみ合ってんだかかみ合ってないんだか。特に何かをするというわけでもなく、ただ待つ。二人は、動かない。
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