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残月 の商品レビュー

4.2

332件のお客様レビュー

  1. 5つ

    121

  2. 4つ

    131

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    3

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2013/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作を読んでだいぶ時間が経っているのに、いざ読みはじめたら前作がブワッと蘇って、ぐずぐずと涙ぐみながらページをめくっておりました。それだけインパクトが強かったんですよね、前作は。 今回は、どちらかというと嵐の前の静けさのように感じました。 前作を乗り越えて、それぞれの道へ進む……というよりは、進むための道を見るために顔を上げた、といった感じ。 いや、静けさというには色々ありすぎましたが。探している人が見つかったり、ようやくしっかりと対面を果たしたり、可愛いあの子が幸せそうでほっとしたり、思わず人物紹介欄を二度見したり、お医者先生がんばれだったり。個人的には、まあいわゆる敵役のオッサンが思ったよりもこう深みのない人物で少しがっかりしました。 これからまだまだ波乱はありそうですが、それぞれがみんな幸せをつかみ取ってくれたらうれしいなぁ。

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2013/06/26

ひたすらに待った最新刊。やっぱりここがホームグラウンド。僕にとっても、おそらくは高田さんにとっても。この間「献立帖」も「あい」もあったが、やはりつる屋の面々の安定感というか安心感は格別。長い旅からようやく戻ってきた「家」「故郷」をここに感じた。冒頭は又次さんをひっぱりすぎじゃね?...

ひたすらに待った最新刊。やっぱりここがホームグラウンド。僕にとっても、おそらくは高田さんにとっても。この間「献立帖」も「あい」もあったが、やはりつる屋の面々の安定感というか安心感は格別。長い旅からようやく戻ってきた「家」「故郷」をここに感じた。冒頭は又次さんをひっぱりすぎじゃね?と思ったが、簡潔な言葉で表現される季節感や心情は、やはり得難い僕の宝物である。 「ただ厚い雲の下に居て、切れ間を待つのではない。自ら飛翔し、雲を切り拓いて行くのだ。」「神籤は吉。凶ではなく、吉なのだ。」

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2013/06/25

前巻が悲しすぎて、この先どうなってしまうのかと思ってたけど、今回は登場人物皆のしなやかな強さに勇気付けられる話が多くてほっとしました。次巻も楽しみ!

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2013/06/25

よかった。今回はやさしいお話が多かった。 そして次巻へ向けてちょっと希望の見える話が多かったように思うよ。 哀しいことはあるけれど、それを乗り越えていく皆の姿が好きだ。前を向いて、歩いていって、そこにはきっと後悔もあるけれど、それでも未来を見据えて生きていける。 うん。いいねえ。...

よかった。今回はやさしいお話が多かった。 そして次巻へ向けてちょっと希望の見える話が多かったように思うよ。 哀しいことはあるけれど、それを乗り越えていく皆の姿が好きだ。前を向いて、歩いていって、そこにはきっと後悔もあるけれど、それでも未来を見据えて生きていける。 うん。いいねえ。 ところで鼈甲珠がとても美味しそうでした。

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2013/06/25

待ち焦がれた本。 全巻は、悲しくて涙したが、今作は逆の涙が多かった。 なんとなく、深いところに届く感じで、ささやかな部分にさえ泣けた。 みんなが幸せになっていってほしい。

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2013/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「いつまでもずっと一緒にはおられへんのやな。」という芳さんの言葉通り、 それぞれの人生が進み始める。 芳さんが女の幸せを掴み、おりょうさんも長屋を離れ、佐兵衛一家の安息が知れ、そして澪はつるやを巣立つ。 気がかりなのは種市さん。 ふきちゃんが澪ちゃんのポジションを受け継ぐ事になってくれればいい。 澪ちゃんはもう恋をしないのだろうか。 小松原様が登場人物紹介ページからいなくなっていたことが何とも寂しい。

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2013/06/24

みをつくし料理帖シリーズ第8弾。 ここのところ、ちょっとダウナーな話が続いていましたが、今回はちょっと不幸が小休止・・な印象。我ながら変な感想。 登場人物いろんな人に変化が訪れ、取り巻く環境がだんだんと変わっていく一冊となったように思いました。初期のように「試行錯誤の末びっくり...

みをつくし料理帖シリーズ第8弾。 ここのところ、ちょっとダウナーな話が続いていましたが、今回はちょっと不幸が小休止・・な印象。我ながら変な感想。 登場人物いろんな人に変化が訪れ、取り巻く環境がだんだんと変わっていく一冊となったように思いました。初期のように「試行錯誤の末びっくりするような美味しい料理が」という感じも結構好きなんですけどね。 これまでは作中で書かれたちょっとした伏線みたいなものを一冊で完結させるような「連作短編」っぽいつくりだったんですが、今回はちょっといろいろ「あれはどうなったの?」ってのが残りました。いろんな意味で「話がまとまっていくつなぎの一冊」な感じをうけました。 作中の料理は作者さんが実際につくって巻末でレシピ公開までされてる本作ですが、今回はそんなに「おお!」というようなメニューはなかったような。料理のほうがネタ切れだったりでしょうか?w 前回から1年以上の間があいたわけなんですが、次回はどうなんでしょうね?同じようにこれから1年周期になるのか、これまで通り半年周期刊行に戻るのだろうか?

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2013/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前巻があまりにも辛いことばかりで、どうなることかと思ったが、明るい光が差してきてホッとする。 若旦那さんとも会えたし、何よりもご寮さんが良かったなぁ・・・暖かい葛湯に柔らかな愛情を感じる。 澪には迷いない決意が生まれ、強さが出てきている。つる家の澪でいて欲しい気もするが、やはり飛躍していくのだろうか。もしかして、一柳?

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2013/06/23

今回はハッピーなお話が多くて、前巻の悲しみから立ち直れた気がする。でも、まだまだ先が楽しみ。次巻も期待したい。

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2013/06/23

待ちに待った新作。 あんな出来事の後のインターバルが長かった。 澪にも、お芳にも、大きな変化が。 変わらずにはいられない。 苦しい決断を迫られるとしても。 久々に耳にするあの人のその後。 胸に浮かぶ様々な思い。 物語が一気に動き出した感のある今作。 どんどん佳境に入っていく...

待ちに待った新作。 あんな出来事の後のインターバルが長かった。 澪にも、お芳にも、大きな変化が。 変わらずにはいられない。 苦しい決断を迫られるとしても。 久々に耳にするあの人のその後。 胸に浮かぶ様々な思い。 物語が一気に動き出した感のある今作。 どんどん佳境に入っていくのを期待。

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