絶叫委員会 の商品レビュー
身の回りにある何気ない言葉が、ちょっとした単語や助詞のセレクトにより、その意味合いを変質させ、小さな不合理を生み出すーひたすらそうした瞬間を切り取り、豊富な可笑しみとともに提示する傑作。 読んでいたのが深夜にも関わらず笑い転げたのは、新郎と新婦の名前を完全に間違えたまま、それに...
身の回りにある何気ない言葉が、ちょっとした単語や助詞のセレクトにより、その意味合いを変質させ、小さな不合理を生み出すーひたすらそうした瞬間を切り取り、豊富な可笑しみとともに提示する傑作。 読んでいたのが深夜にも関わらず笑い転げたのは、新郎と新婦の名前を完全に間違えたまま、それに気づかず完璧な結婚式のスピーチが繰り広げらたというエピソード。ふとした瞬間に、深淵が覗いている。
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町で遭遇する面白い言葉のコレクション。蒐集された言葉以上に、それに対するコメントが面白すぎる。 町を歩いていてこんなにも異世界を感じられるものだろうか?穂村さんのアンテナ搭載して日常を過ごしてみたい。
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ほむほむが日常で見つけたり聞き留めたことばを紹介しているもの。きれいな言葉や美しい言い回しとかじゃなくて、面白かったりちょっとおかしな言葉ね。それでいてちゃんとその場にはなじんでいたり、その場を和ませたりする言葉。 電車の中とか街のなか、私はあまり人の言葉を耳に留めることがないと...
ほむほむが日常で見つけたり聞き留めたことばを紹介しているもの。きれいな言葉や美しい言い回しとかじゃなくて、面白かったりちょっとおかしな言葉ね。それでいてちゃんとその場にはなじんでいたり、その場を和ませたりする言葉。 電車の中とか街のなか、私はあまり人の言葉を耳に留めることがないと思うし、たまたま留まったとしても「ふーん」って思ったり、すぐ忘れちゃうと思う。でも、ほむほむはちゃんと手帳に書き留めたりしているみたい。そうすると、巷って、言葉ってこんなに面白いんだって感じる。ほむほむみたいに言葉に敏感になりたいなと思った。 ほむほむって呼ばれてるし(ファンの人たちからは)、書いていることもヘタしたら小・中学生男子っぽかったりするから、自分より少し年上くらいの年齢かと思っていたけど、ほむほむは1962年生まれ。だいぶお兄さんだった。
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文句なく面白いです 穂村さんの本 見つけると読まずにいられません! 共感できることに喜びを感じます おんなじようなこと考えてるって! それを 活字にできるなんてすごいです(^-^)v
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日常にある気になる言葉について、短歌の人ならではの敏感な視点で観察し、分析している。人の言葉にはたまにハッとするようなものや、なぜか耳に残り続けるもの、頭の中に疑問が浮かぶものなど、たしかに沢山ある。私も気になる言葉はメモをとるようにしているが、世の中はおかしな言葉や記憶に残る言...
日常にある気になる言葉について、短歌の人ならではの敏感な視点で観察し、分析している。人の言葉にはたまにハッとするようなものや、なぜか耳に残り続けるもの、頭の中に疑問が浮かぶものなど、たしかに沢山ある。私も気になる言葉はメモをとるようにしているが、世の中はおかしな言葉や記憶に残る言葉で溢れていて、そこを気づかないで通りすぎてしまうような人生は送りたくないなと思う。作者の本はこれで3冊目だがこの本が今のところ一番面白いように思う。作者の本職である言葉に対しての解釈を読むことができて嬉しくおもう。
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すごくすごく面白かった! 星5つじゃ足りない。星10こくらいつけたい面白さだった。 今まで、漫画を読んでいて声を出して笑ってしまったことがある。でも漫画以外でそういう経験が無かったし、この本は笑えるから電車で読んではダメ!と言われても、そうそう信じていなかった。 それが…10...
すごくすごく面白かった! 星5つじゃ足りない。星10こくらいつけたい面白さだった。 今まで、漫画を読んでいて声を出して笑ってしまったことがある。でも漫画以外でそういう経験が無かったし、この本は笑えるから電車で読んではダメ!と言われても、そうそう信じていなかった。 それが…10回は声に出して笑ってしまった。この本をビブリオバトルで紹介してくださった方に本当に感謝。 解説で、つまりホムラがいいんですよ。と南さんは言っているけれど、まさしくそう。穂村さんがおおって思って取り上げる人達のつぶやきが、わたしは好きなんだな。そして、そういう人達をキュートだなって書く穂村さんが大好きなんだな!
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奥さん…と、地味に衝撃を受けた。 ところどころ声に出して笑っちゃう。言葉、日本語って豊かだなあと改めて思います。
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数ページに一度、忍び笑いしてしまう。 いつものほむ節。 驚きは、この異才がフィロファックスにメモしていたらしいことを発見したこと。 楽しめました。
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穂村さんが出会ったいろんな輝きを持つ言葉たちについてのエッセイ。 僕の短歌ノートが面白かったのでこちらも読んでみました。 普通の人なら気に留めないような電車の中での会話も取り上げられていたりして、やっぱり言葉に関しての感覚が鋭い人なんだと思う。 そして、その言葉たちに対しても、...
穂村さんが出会ったいろんな輝きを持つ言葉たちについてのエッセイ。 僕の短歌ノートが面白かったのでこちらも読んでみました。 普通の人なら気に留めないような電車の中での会話も取り上げられていたりして、やっぱり言葉に関しての感覚が鋭い人なんだと思う。 そして、その言葉たちに対しても、発せられた言葉の主に関しても、愛情があるような感じがして(OSの章は違うかな?)こちらまでいいなぁ、と思ってしまいました。 ドッペルゲンガーがトーテムポールには思わず笑ってしまいました。 こういう言葉にたくさん出会ってストックしておける感覚があったら、ご自身で作る短歌もエッセイもとっても表現豊かになるだろうなと思いました。 柔らかさのある本。
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おもしろい!! 笑った。。 何気ない言葉に秘められた威力、というか、今まで自分がいかに日常への注意が足りなかったのか、ということに気付かされた。 穂村さんの本、初めて読了。 知らなかったけど、詩もお書きになるんですね。 ぜひ詩集も読んでみたい。 もっというと自分でも詩を書い...
おもしろい!! 笑った。。 何気ない言葉に秘められた威力、というか、今まで自分がいかに日常への注意が足りなかったのか、ということに気付かされた。 穂村さんの本、初めて読了。 知らなかったけど、詩もお書きになるんですね。 ぜひ詩集も読んでみたい。 もっというと自分でも詩を書いてみたい。 それと、グッとくる一言、とか、「うーん、キュート!」って思わず唸る言葉、私もスクラップしたいな。 この本読んでる間、電車の中や、歩きながら、何度笑いが漏れてしまったことか。。 でも、いちばん衝撃波が強すぎて、私語禁止の喫茶店で過呼吸になりかけたのは、あとがきの南伸坊さんからの、ゾウの感想の引用。
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