絶叫委員会 の商品レビュー

穂村弘【著】

2013/07/11

それにしても高すぎ！！
おもしろかったけど……

世の中には口当たりのよい言葉がぽろぽろと落ちているんですね
知らない人よ、あなたの、知らない人、がよかったです
いわれたい

2013/07/27

やっぱり面白い～！「ダ・ヴィンチ」でホムsanを知って、初めて単行本を読んだのが、３年前。あれから、運命の人、にょっ記シリーズ？などなど、完全にホムsanワールドに浸っています。今回のお気に入りは、『出だしの魔』、『天使の呟き』、『結果的ポエム』♪

2013/06/28

日本語って深いなぁ、と、まず思った。どこにでもあるが故に、触れられずに漂っているような言葉たち。よくよく考えるとツッコミどころ満載な言葉遣いとか、絶対自分やってるだろうな、という感じ。思わず笑ってしまいそうなほっこり感が良かった！

2013/06/25

『彼「ウニって本当は宇宙人だったらこわいね」
彼女「わざわざ遠くから来てるのにお寿司にされてかわいそう」』

『キリンって実在していなかったら、ちょっと信じられない生物だと思う。
具体的には首。
あれって空想レベルの長さじゃないか。
でも、キリンは動物園にちゃんといる。
アフリカの草原にもいるらしい。
実在するのだ。』

『スポーツに興味のない女性がボクシング中継をみてこう云うのをきいたことがある。

「どうして手に玉を持ってるの」

違う。明らかに違う。でも、咄嗟に説明の言葉が出てこない。確かにみた目上は大体そうだからだ。でも、あれは「玉」を「持ってる」んじゃなくて、グローブを嵌めて、いや、グローブなんて言葉は使えない。それが通じるくらいなら「玉」な認識になる筈がない。彼女が知っているなかでいちばん近いものはたぶん手袋。でも、そう云ったら今度は「裸で手袋！」ってことに…。』

『「ありえない」質問だ。私は呆れつつ、ちょっと感心した。その質問を「ありえない」と私に思わせているものは社会的な枠組みに過ぎない。それを絶対視しない彼女のセンスに惹かれたのだ。』

『或る打ち合わせの席上で、クライアントが理不尽なことを言い出した。彼らの意向に従って修正したプランを、前言を覆すかたちで否定されたのである。
友人は我慢したが、隣にいた同僚は耐えかねて叫んでしまった。

「でも、さっきはそうおっしゃったじゃねえか！」』

2013/06/21

穂村さん本、初体験。面白い！

不合理でナンセンスな言葉、痛快な言葉などの数々。

自殺未遂した女性ミュージシャンが壁に描いた言葉、「皆憎」。
（”い”がないだけで、こうもインパクトがでかい）

どこかの家の前にあった張り紙には「ここに糞をさせたら」。
（その後は。。？）

直球勝負の一例としては、『ルードボーイ』という漫画より
「どうすればあんたとつきあえる？！金か？地位か？
ルックスか？根性か？」
（直球って、素敵だ）

逆効果の一例が飲食店で目にする「テレビで紹介されました！」
”！”に距離感のまずさを指摘するところに、ニヤリ。

観察する、一歩引いてみる、そうすることで世界が広がることを
示してくれる楽しい本でした。
種村さん本は、他も読んでみよう。