煌夜祭 の商品レビュー
語り部が紡ぐ人と魔物の物語、とてもよかった。冬至の夜に開かれる煌夜祭では色んな話が語られる。その中には愉快な話、哀しい話、恐ろしくも美しい魔物の話と夜が明けるまで続く。短編のようなイメージで読み始めたら2人の語り部が交互に物語を紡いでいき、物語と人物がだんだん繋がり見えていなかっ...
語り部が紡ぐ人と魔物の物語、とてもよかった。冬至の夜に開かれる煌夜祭では色んな話が語られる。その中には愉快な話、哀しい話、恐ろしくも美しい魔物の話と夜が明けるまで続く。短編のようなイメージで読み始めたら2人の語り部が交互に物語を紡いでいき、物語と人物がだんだん繋がり見えていなかった形が浮かび上がっていくことに驚いたし心から楽しめた。登場人物や十八諸島ととにかくカタカナの名前が多く行きつ戻りつ、メモもしてみる。哀しみより最後には幸福感が勝ってよかった。魔物の物語であり恋の物語のようでもあるように感じた。
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伝承話の場面だったり、伝承話が現在の時系列と繋がったりして登場人物が繋がっていく感じがとても面白かったです。 ありがとうございました。
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これが第1作目ですか??? こんなに臨場感のあるファンタジーはなかなか読めない。 登場人物が多い上に呼び名が変化するので、相関図を書いて読み進めないと記憶が混濁する。 それを踏まえてもあまりある素晴らしい読書体験でした。
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物語の効用、という言葉を初めて見たのは、村上春樹の著書の中だった気がするが、この本は正に「物語の効用」について書かれ、物語を信じ物語を愛している人たちのために生まれてきたと思った。 「私にとっての読書とは何か」という問いへの答えにかなり近い本だと思う。
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著者初読。楽しみにしていた多崎先生!序盤からすんなり世界観に没入出来て自分でもビックリ。語り部と呼ばれる人達が一年に一度、人間を食べてしまう魔物を鎮めるために、冬至の日に集まって夜通し持ちネタを披露する話。これはメモを取りながら再読したいくらい面白かった!読み進める毎に魔物への認識が少しずつ変わっていく。なぜ魔物が生まれるのか?どうやら人間達の争いが原因となっていそうな雰囲気。切っても刺しても死なない魔物。語り継がれる記憶。この物語との出会いは下半期No.1の衝撃かもしれない。まだ始まったばっかりだけど
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読み終わってからしばらく経った今でも混乱してる 先入観は排除しないと 舞台設定が回転する島々というのがまさにファンタジーで好きだった 島名が島主の名前に入るのは、レーエンデでも踏襲されてて何やら嬉しい 語り部のことを詮索したり無碍に扱ったりするのは良くないという共通認識があるのもまたファンタジーで面白い これがデビュー作とは、恐れ入る
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96点。 普段は人間と同じ姿だが、冬至の日になると食欲が抑えられなくなり人間を襲ってしまう魔物。舞台は2つの同心円で輪環になっている18諸島。そこでは冬至の日に語り部達が伝承を語り合っていた。 語り部の語る、魔物を中心とした物語に引き込まれた。それぞれ短編で語られ、18諸島...
96点。 普段は人間と同じ姿だが、冬至の日になると食欲が抑えられなくなり人間を襲ってしまう魔物。舞台は2つの同心円で輪環になっている18諸島。そこでは冬至の日に語り部達が伝承を語り合っていた。 語り部の語る、魔物を中心とした物語に引き込まれた。それぞれ短編で語られ、18諸島にまつわる物語が段々と紡がれていってページを捲る手が止まらなかった。個々の話も全体を通してもかなり面白かった。 冒頭から惹かれ、魔物の存在をまず受け入れたところに、様々な物語かと思ったら繋がりがうっすら感じられて続きが気になるように。 名前や関係性を覚えて整理するのはのは少々大変だったが、繋がりが見えてとても面白かった。
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結構良かった。 割と最初の方から伏線がはられていて、何度か見返した。 あまり関係がなさそうな話でも、結構繋がっている。世界観も良い。 が、既視感がある設定やシチュエーションも無くもない。 あと「いう」を「ゆう」と表現しているところは気になった。なんか安っぽい。 あと書き下ろしの「...
結構良かった。 割と最初の方から伏線がはられていて、何度か見返した。 あまり関係がなさそうな話でも、結構繋がっている。世界観も良い。 が、既視感がある設定やシチュエーションも無くもない。 あと「いう」を「ゆう」と表現しているところは気になった。なんか安っぽい。 あと書き下ろしの「遍歴」は蛇足。
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冬至の夜、夜が明けるまで語り続けねばならない語り部と、かなしい魔物の物語。 登場人物をメモしながら読むのをオススメする。 物語前半の美しさが圧巻。
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私は頭が良くないので、登場人物たちの名前や通り名が本当に覚えられなかった。相関図を書き出してやっと話を理解できました。 美しく切ないお話だった。本の厚みはないけど内容の濃い作品で楽しめた。
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