愛に乱暴 の商品レビュー
旦那がクソすぎる。それに尽きる。 浮気したからではなく、芯のない生き方が。 そればかりが印象に残った。
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愛人の日記から物語は始まる。後にこの日記に作者のしかけと演出があることに後半で気付かされ、息をのむ。そういうことだったのか!と。 不倫がテーマの話なら山ほどあるが不穏な空気が漂う出だしで一気に読ませてしまう。追い詰められ狂気を帯びてくるのは愛人の方か妻の方か…? 読み手の自分も痛...
愛人の日記から物語は始まる。後にこの日記に作者のしかけと演出があることに後半で気付かされ、息をのむ。そういうことだったのか!と。 不倫がテーマの話なら山ほどあるが不穏な空気が漂う出だしで一気に読ませてしまう。追い詰められ狂気を帯びてくるのは愛人の方か妻の方か…? 読み手の自分も痛みと胸の苦しさを伴いながら読了。 追い詰められる女の感情の大揺れを見事に描写した作者に脱帽!
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日記アイテムで完全にだまされました。やけに日記かく人多いなと思ってました。 話の構成がうまいので、読みたい気持ちが前へ前へと進ませますね。 旦那のダメさには、うんざりするが、こういう人意外に多いかもしれないな。 だんだん壊れていく主人公に、怖くなりますが、最後は少し光が見えたのだ...
日記アイテムで完全にだまされました。やけに日記かく人多いなと思ってました。 話の構成がうまいので、読みたい気持ちが前へ前へと進ませますね。 旦那のダメさには、うんざりするが、こういう人意外に多いかもしれないな。 だんだん壊れていく主人公に、怖くなりますが、最後は少し光が見えたのだろうか?
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途中、桃子の過去の日記が愛人が書いた日記か?と混乱しました。 旦那さんも姑も腹が立つ。 自分なら…と想像しては勝手にイライラしました。 スッキリ解決しないままラストを迎えるので、評価は低めです。 他の方のレビューを読んで、帯のタイトルを知りました。 深読みかもしれないけれど、ラ...
途中、桃子の過去の日記が愛人が書いた日記か?と混乱しました。 旦那さんも姑も腹が立つ。 自分なら…と想像しては勝手にイライラしました。 スッキリ解決しないままラストを迎えるので、評価は低めです。 他の方のレビューを読んで、帯のタイトルを知りました。 深読みかもしれないけれど、ラストの桃子の行動はもしかして…
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浮気ってどうしてするのだろう。 どうして、と考えるぐらいならしないのだろうな。 考えるより気持ちが動き、行動も同時なのだろう。 ・・・と考えてはみたが 奥さんのまえでなにもないようにふるまえる思考回路(?)はわからない。 果てには浮気相手に子どもができ 実ははじめからわだかまり...
浮気ってどうしてするのだろう。 どうして、と考えるぐらいならしないのだろうな。 考えるより気持ちが動き、行動も同時なのだろう。 ・・・と考えてはみたが 奥さんのまえでなにもないようにふるまえる思考回路(?)はわからない。 果てには浮気相手に子どもができ 実ははじめからわだかまりがあった、ずっと楽しくなかった、 別れてくれ、ってなんだそれは。 高いポットやカップを買う奥さんの気持ちがわからないそうだ。 100円ショップでいいだろう、と。 ふと思った。 そういうことをためていくからいけないのではないかと。 そういうことを話し合える関係だと長続きするのではないかと。 いや、もともと価値観が違っている。 そしてその違いを受け入れもしない。 そこが問題なのかも? 自分を失ってまでその関係にしがみついてはいけないと思うけれど そのときにはそんなふうに冷静になんてなれないのだろうな。
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・・・夫に激しくむかついている・・・。・・・こいつ、また繰り返すぞ。。 義母もウザいし・・・。嫁の立場として、桃子、早く逃げてーーー。 このまま救いなく終わるのか・・・と鬱々していたが、最後に光明が見えてホッとした。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ちょっとづつずれていく主人公が怖かった(^_^;) けど、きちんと桃子を評価してくれる人も出てきて、 ああ、これは人との関わりの中で みんなそうなんじゃないかなあ…と妙に納得した。 桃子だけが特別ではなく、みんな状況が揃えば同じだよなと思った。
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なかなかしんどい本でした。 苛々するし(特に夫に)苦しいし辛くて胸がつまるんだけれど、先が気になって閉じられない。 最後はなんとか救いが感じられてよかった。 「さよなら渓谷」につづき二作目なので、まだ吉田作品初心者だけれど、「気にならせる」のが上手だなーと思う。 ちなみに今読売...
なかなかしんどい本でした。 苛々するし(特に夫に)苦しいし辛くて胸がつまるんだけれど、先が気になって閉じられない。 最後はなんとか救いが感じられてよかった。 「さよなら渓谷」につづき二作目なので、まだ吉田作品初心者だけれど、「気にならせる」のが上手だなーと思う。 ちなみに今読売新聞朝刊で連載中の小説も、気になって気になって、毎朝早く明日にならないかなーと思っている。
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すごい様々の愛の濃度。 なんで分かってくれない!が重なって、 どんどんすれ違いが生まれて、 先が気になるけれど胸がつまる、 巧みな吉田修一ワールドにどっぷりと浸かった感です。 なんで大半の愛は報われないのだろう。 前、悪人読んだ時も思ったけど、 どんなに思っていても、また思...
すごい様々の愛の濃度。 なんで分かってくれない!が重なって、 どんどんすれ違いが生まれて、 先が気になるけれど胸がつまる、 巧みな吉田修一ワールドにどっぷりと浸かった感です。 なんで大半の愛は報われないのだろう。 前、悪人読んだ時も思ったけど、 どんなに思っていても、また思い合っていたとしても、 環境や立場が原因で、 自分もしくは関係している誰かが、 どんどん深みへ悪い方へ流れていく、 そういうのがあるのはけっこうほんとうのことなんだろうなって、 しみじみ思います。 それでもひとは愛することをやめない。 この本能には狂気すら感じます。
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ブクログのフレンドさんが絶賛していたこの作品。読んでみました。 「本当に騙したのは、妻か?夫か?やがて読者も騙される」 と、いう帯。読みたくなる帯だなあ、ということで、読み始めました。 母屋に舅と姑が、離れに夫と嫁が暮らす家。夫婦仲も、嫁姑仲もあまりよくなさそうな感じで...
ブクログのフレンドさんが絶賛していたこの作品。読んでみました。 「本当に騙したのは、妻か?夫か?やがて読者も騙される」 と、いう帯。読みたくなる帯だなあ、ということで、読み始めました。 母屋に舅と姑が、離れに夫と嫁が暮らす家。夫婦仲も、嫁姑仲もあまりよくなさそうな感じで話は進む。しかも、夫はどうやら浮気をしている模様・・・ああ、どろどろだなあ、と思いながらさらに読み進めてみると。 え・・・?あれ・・・?エーっそういうことかよ、という伏線が。どろどろっぷりは終始変わりませんが、日記の伏線は見事でした。 桃子には、これからはもう、自由に生きていってほしいです。勝ちとか負けとか、過去とか、そんなものにとらわれずに、勇気を出して新しい人生を歩んでほしい。 だから、真守と別れてあの家を出て行ってほしい。
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