愛に乱暴 の商品レビュー
日記に引っかかり、途中まで、「何だかつじつまが合わないけど」と思いながら読んでましたが、完全に騙されていました。 誰の日記なのかがはっきりしたあたりから、桃子が追い詰められていく。夫の不倫による離婚を突きつけられるけれど、不倫した夫の方が悪く思えるのに、ヒステリックにしか開き直れ...
日記に引っかかり、途中まで、「何だかつじつまが合わないけど」と思いながら読んでましたが、完全に騙されていました。 誰の日記なのかがはっきりしたあたりから、桃子が追い詰められていく。夫の不倫による離婚を突きつけられるけれど、不倫した夫の方が悪く思えるのに、ヒステリックにしか開き直れない桃子。過去の自分にも思い当たる部分があるからだろうか。桃子の気がおかしくなったという夫の家族に対し、嫌悪感があったが、裏切られた妻としては同情するけれど、桃子の行動にもどこか嫌な感じがした。自分が同じ立場でもパニックになると思うけど。読後感はちょっと嫌な感じでした。
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なるほど!見事に日記に騙された!200Pくらいでようやく気付いた私(~_~;)桃子の行動が妄想の果てのものなのか、単にパニクってぶれているだけなのかそのハンパさが妙にリアルだった。こういう狂気ともなんともつかないような感情って誰にでもあると思う、噂が噂を呼んでその人自身を形作って...
なるほど!見事に日記に騙された!200Pくらいでようやく気付いた私(~_~;)桃子の行動が妄想の果てのものなのか、単にパニクってぶれているだけなのかそのハンパさが妙にリアルだった。こういう狂気ともなんともつかないような感情って誰にでもあると思う、噂が噂を呼んでその人自身を形作ってしまうような現象などもあり得るなと思う・・・だから余計に怖さを増していって先を急ぐように読まされた。ラストもゾワゾワっと追い立てられて読了。明るい兆しはあったものの桃子の行動だけでなく全体的に誰にも共感出来ず後味が悪かった。
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「私はきちんとおかしなふりをし続けなければならない。油断したら、本当におかしな女になってしまう。」本心がどこにあり、どうするのが最善なのか。桃子も夫の真守も義母も、確信に触れる事から逃げている。どうすれば良いのか。周りにいる者たちが一番冷静に見ているのかもしれない。
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日記にまんまとだまされた…。 桃子は確かにおかしな行動をとったのかもしれないけど、 共感できる部分もある。 あんなに憎い愛人の子を助けたのもわかる。 だって自分はダメだったんだもんね。 一番悪いのは旦那でしょ。どう考えたって。 やられた事はやり返されるって言ったって、 それでも同じ事を繰り返す男ってどうなんだろう。 もうこいつの性格は直らないんだろうな。 それとも子供が出来れば変わるのかな。 姑も表面的にはいい人だったけど、やっぱり息子が一番可愛くて、 腹の中では嫁の事は悪く思ってたんだよね。 舅はそれでもいい人だったかな。 最後が気になる終わり方でした。 桃子は離れに住み続けるのだろうか? それを姑は許せる? どちらも無理だろうな~
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内容紹介 妻も、読者も、騙される! 『悪人』の作家が踏み込んだ、〈夫婦〉の闇の果て。これは私の、私たちの愛のはずだった――。夫の不実を疑い、姑の視線に耐えられなくなった時、桃子は誰にも言えぬ激しい衝動に身を委ねるのだが……。夫婦とは何か、愛人とは何か、〈家〉とは何か、妻が欲した言...
内容紹介 妻も、読者も、騙される! 『悪人』の作家が踏み込んだ、〈夫婦〉の闇の果て。これは私の、私たちの愛のはずだった――。夫の不実を疑い、姑の視線に耐えられなくなった時、桃子は誰にも言えぬ激しい衝動に身を委ねるのだが……。夫婦とは何か、愛人とは何か、〈家〉とは何か、妻が欲した言葉とは何か。『悪人』『横道世之介』の作家がかつてない強度で描破した、狂乱の純愛。本当に騙したのは、どちらなのだろう? 内容(「BOOK」データベースより) これは私の、私たちの愛のはずだった―本当に騙したのは、妻か?夫か?やがて、読者も騙される狂乱の純愛。“家庭”にある闇奥。“独り”でいる孤絶。デビュー以来一貫して、「ひとが誰かと繋がること」を突き詰めてきた吉田修一が、かつてない強度で描く女の業火。
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なんて後味の悪い作品でしょうか! 妻の桃子さんと離婚し、不倫の果てに妊娠させた相手の奈央さんと結婚しようとする真守。 妊娠を武器に結婚しようとする女の人がずるいのか?健気なのか? 吉田さんの作品は私にとっては当たり外れが大きいのですが、今回は残念ながらハズレでした!
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妻と愛人の諍いかと思っていたら実は同一人物だった、という展開に途中で気づく。 因果応報の言葉が浮かび、やった事はやり返されるの思いがする。 それにしてもこの旦那・・・。 哀しい気持ちで読み終わった。
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同一人物だったのね! と、半分過ぎた頃に気づきました。 桃子、辛かっただろうな。 でも、桃子だけが悪かった訳ではないような気もはする。 ノンストップで読むような勢いでした。 こんなに先が気になった本は久々でした。
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読み始めたら止まらなくなって、一気読み 気付いたら、朝になってた 不満はあっても、そこそこ平穏に暮らしていたのに いきなり奪われるのは、困るよね 恋愛や結婚で生活が大きく変わるのは、やっぱり女の方
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おもしろかったけど、、、、 え?!こんなおわりかた…!本妻の桃子を応援していたので後半彼女が痛々しくなっていったのには残念すぎます…!
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