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荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟 の商品レビュー

3.8

51件のお客様レビュー

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2023/09/13

映画への想いを感じる映画本。 泣けるが好きなのは意外だった。 自分もサスペンス要素や謎があるストーリーが好みなので、荒木さんの考えはめちゃくちゃ参考になる。

Posted byブクログ

2023/03/05

アクション映画、恋愛映画、アニメ…取り上げたジャンルを問わぬ映画作品の数々には、その全てに、まさに荒木飛呂彦流の「サスペンスの鉄則」が潜んでいる。 本書は、その一つひとつを徹底的に分析し、作品をまったく新しい視点から捉え直した映画論であり、エンタテインメント論である。 『ジョジョ...

アクション映画、恋愛映画、アニメ…取り上げたジャンルを問わぬ映画作品の数々には、その全てに、まさに荒木飛呂彦流の「サスペンスの鉄則」が潜んでいる。 本書は、その一つひとつを徹底的に分析し、作品をまったく新しい視点から捉え直した映画論であり、エンタテインメント論である。 『ジョジョの奇妙な冒険』を描かせたとも言える、荒木飛呂彦独特の創作術とは? 映画の大胆な分析を通じて、その秘密が明らかに。 荒木飛呂彦が理想とする良いサスペンスの条件とは、ストーリーを惹きつける「謎」、主人公に共感出来ること、ストーリーに説得力を与える設定描写の妙、見る者が憧れるファンタジー性、泣けること。 このサスペンスの条件が荒木飛呂彦の認めた映画でどのように演出されているかを、スピルバーグ監督の「ジョーズ」「ジュラシックパーク」、デパルマ監督の「殺しのドレス」、イーストウッド監督の映画や「96時間」や「ヒート」などのサスペンス映画を通して具体的なシーンを引用して説明しているので、漫画家や監督志望の人が読んでも、楽しめる映画本になっています。 このサスペンスの条件が荒木飛呂彦の認めた映画でどのように演出されているかを、スピルバーグ監督の「ジョーズ」「ジュラシックパーク」、デパルマ監督の「殺しのドレス」、イーストウッド監督の映画や「96時間」や「ヒート」などのサスペンス映画を通して具体的なシーンを引用して説明しているので、漫画家や監督志望の人が読んでも、楽しめる映画本になっています。

Posted byブクログ

2022/12/28

面白かった! 熱量のある文章っていいよね、何より映画愛溢れる感じ。 全部観たくなったけど、それにしてもすごいですね。 荒木先生の映画分析ノート読みたい。 トップシークレットって書いてあったからなお読みたい。 ああいう人目につかない努力ができる人なのですね…私なら何でもか...

面白かった! 熱量のある文章っていいよね、何より映画愛溢れる感じ。 全部観たくなったけど、それにしてもすごいですね。 荒木先生の映画分析ノート読みたい。 トップシークレットって書いてあったからなお読みたい。 ああいう人目につかない努力ができる人なのですね…私なら何でもかんでも公開したくなっちゃいますが。 時代の影響なのか。 ああいうトップシークレットなノート持ってる人は色々魅力的なんだろうなあ。 藤本タツキ先生も映画大好きって言ってたし、映画ってそんなにすごいのか…奇跡…創作の落とし穴…創作に命かけられる人たちの思考は全く理解できないよね。 私ならそういう世界で生きていくのは無理だ。 そう強く感じてしまう…やっぱり偉大な人ってやることなすことでかいよね。

Posted byブクログ

2021/09/03

シンプルに人がどう映画を観ているのか聞けて面白かった。 サスペンス的な展開に興奮するのはわかる。 映画の何に私は興奮するのだろうか。見えなさ、人の愛などに感動するのが楽しいのかもしれない。あとは知らない人の世界を知る、また何かが必ず起きるから面白いのだろう。 監督で映画を観てみよ...

シンプルに人がどう映画を観ているのか聞けて面白かった。 サスペンス的な展開に興奮するのはわかる。 映画の何に私は興奮するのだろうか。見えなさ、人の愛などに感動するのが楽しいのかもしれない。あとは知らない人の世界を知る、また何かが必ず起きるから面白いのだろう。 監督で映画を観てみよう。

Posted byブクログ

2020/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

良い物語にはサスペンスがある ①謎 ②主人公に感情移入ができる ③説得力のある設定描写 ④ファンタジー性(現実では体験できないものがある) ⑤泣ける 映画の観方や作り手の意図やテクニックに気づき、映画を楽しめる方法が書かれている。 物語を作る人にはとても役に立ちそう オススメ映画の見どころやどうして面白いと感じるのかを解析されていて為になります 【瞬読毎分13230文字】

Posted byブクログ

2020/01/02

前作はホラー映画に絞っていたが、今作では少し間口を広げてサスペンスという括りに。世間一般で言うサスペンスに限らず、条件を満たせばコメディやCGアニメもサスペンスになる。著者によるサスペンスの条件とは、以下の通り。 ・謎がある ・主人公に感情移入できる ・設定描写に妙がある ・フ...

前作はホラー映画に絞っていたが、今作では少し間口を広げてサスペンスという括りに。世間一般で言うサスペンスに限らず、条件を満たせばコメディやCGアニメもサスペンスになる。著者によるサスペンスの条件とは、以下の通り。 ・謎がある ・主人公に感情移入できる ・設定描写に妙がある ・ファンタジー性がある ・泣けるかどうか 7章に分けて映画評が続く。ジョジョの奇妙な冒険における取り込み方もたまに説明される。

Posted byブクログ

2019/08/20

荒木先生が何を想いJOJO作品群を描いたのか、 その一端を窺える、ファン垂涎の品と言えるでしょう。 ジョジョラーならば是非とも手に取るべき一冊ですね。 但し、タイトル通り調偏愛な内容に終始しているため、 一般的な映画評論を期待して読むと消化不良を起こします。 この本の主軸とし...

荒木先生が何を想いJOJO作品群を描いたのか、 その一端を窺える、ファン垂涎の品と言えるでしょう。 ジョジョラーならば是非とも手に取るべき一冊ですね。 但し、タイトル通り調偏愛な内容に終始しているため、 一般的な映画評論を期待して読むと消化不良を起こします。 この本の主軸として度々登場する「男泣きサスペンス」。 成程、熱い観方ですし理解はできます。 しかし、文言通りに男性独特な感性であるため、 女性の私には全く共感できないどころか、 むしろ、この説明とは真逆の感覚を持っています。 氏の言う「男泣き」の部分は、私には人の愚かさに感じられます。 何度同じ経験をしても学ぶことを知らない、愚かで悲しい生き物=人間。 つまり、その人物のマイナス要素でしか無く、 「仕方ないよな、分かる分かる」とは絶対に思わないという事。 ただ馬鹿なだけに思えて、彼(または彼女)の評価がダダ下がるだけです。 反面、サスペンスを含むエンタテインメントの件は素直に共感できる部分です。 「サスペンス」という表現をここで使うか!と、驚かされました。 正に、目から鱗が落ちる状態です。 各監督にスポットを当てた評論も、頷けるものばかりで好感度の高い内容です。 それぞれ一時代を築いた監督や俳優たちの説明を読み進めるうち、 いつの間にか荒木飛呂彦という人物像が頭の中に出来上がっている、 不思議体験をさせてくれる本ですね。 可不可併せて☆3つなのでしょうけれど、JOJO加算で☆4つです。

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2018/10/29

荒木師匠の映画批評エッセイ。 過去にホラーをテーマに上梓されているとのことですが、今回のテーマはサスペンス。 でも、タイトルにはサスペンスのサの字もないですね。何か事情でもあるのか? 「男泣きサスペンス」「C・イーストウッドはジャンルだ」などと、畳み掛けてくれます。 少し歳も...

荒木師匠の映画批評エッセイ。 過去にホラーをテーマに上梓されているとのことですが、今回のテーマはサスペンス。 でも、タイトルにはサスペンスのサの字もないですね。何か事情でもあるのか? 「男泣きサスペンス」「C・イーストウッドはジャンルだ」などと、畳み掛けてくれます。 少し歳も近いこともあり、1970年代から2000年以前は、私も観たタイトルが頻出して楽しいです。また、近年もさすがによく見られており研究されており勉強になりました。 図書館で借りました。

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2018/10/28

"サスペンス映画賛歌の本。緊張感を持って観客を引き続けること=サスペンスと定義している。なので、恋愛映画でもサスペンスがあり、面白い映画はいっぱいある。 プロフェッショナルの出てくる映画の面白さにもふれている。私も共感するところ。職人の動作を見ているだけでも引き込まれる...

"サスペンス映画賛歌の本。緊張感を持って観客を引き続けること=サスペンスと定義している。なので、恋愛映画でもサスペンスがあり、面白い映画はいっぱいある。 プロフェッショナルの出てくる映画の面白さにもふれている。私も共感するところ。職人の動作を見ているだけでも引き込まれる。この本には素晴らしい映画があふれている。"

Posted byブクログ

2018/05/17

荒木飛呂彦が独特の視線で語る映画について。 ホラー映画の時もそうだったが、独特の視点なので勉強になった。

Posted byブクログ