経営戦略全史 の商品レビュー
去年の夏頃に読んだ。これも、今の自分に…というよりは未来への投資として。歴史ものとしても単純に面白いし、先人たちの肩に我々は乗っているのだなあということが実感できる。もう少し立場が変わったら読み直してみたい一冊。
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経営戦略をザクッと知りたい方にお勧め。 分散されてた知識が纏まり、また、その戦略が生まれた背景を知り、意味(考え方)が分かりました。 概略なので、その戦略について詳しく知りたい方は別に勉強する必要があります。
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経営戦略の歴史を様々な人々の説を援用して解り易く解説している。ポジショニング派とケイパビリティ派の論争は、究極のところ、内→外のベクトルで物事が決まるか、外→内で物事が決まるかの違いであり。思想における実存主義と構造主義の対立構造に還元できるかもしれないと思った。
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産業革命以降に生まれた企業経営理論の歴史を紹介している。ポジショニング派、ケイビリティ派の論争の歴史を中心に置きつつ、SWOT、STPなどの各種ツールについて生みだした人物、生まれた背景と共に紹介している。 ツールや理論は簡潔な解説にとどめており、深く理解しようとすると別の書籍を...
産業革命以降に生まれた企業経営理論の歴史を紹介している。ポジショニング派、ケイビリティ派の論争の歴史を中心に置きつつ、SWOT、STPなどの各種ツールについて生みだした人物、生まれた背景と共に紹介している。 ツールや理論は簡潔な解説にとどめており、深く理解しようとすると別の書籍を読むことが望ましい。触りとして読むにも、企業のケースがそれほど多くないためあまりオススメできないかなと思う。ある程度他の書籍で諸論を学んだ上で、全体の流れを理解するのにちょうど良いのではと思う。個人的には最後に書いた立場で読めて、繋がりを楽しみながら読むことができた。 結構最近の話も大きな変化として取り上げられており、また10年経ったらだいぶ内容も様変わりしているかもしれないなと感じる。
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小難しそうな本だったけど気になってたので読んでみました。400ページ近くあって読書が苦手な自分にとっては読み始めるのに躊躇ってましたが、夢中になって読んでしまった。 フレームワークや考え方をぐろびっちゃんで習うけど、どんな背景でどんな人が作ったのか、フレームワークの名前になって...
小難しそうな本だったけど気になってたので読んでみました。400ページ近くあって読書が苦手な自分にとっては読み始めるのに躊躇ってましたが、夢中になって読んでしまった。 フレームワークや考え方をぐろびっちゃんで習うけど、どんな背景でどんな人が作ったのか、フレームワークの名前になってる人が本来やってたこと(アンゾフとか)、経営にまつわる論争とか100年の時間の流れの中で様々なコンセプトが生まれては廃れ、すべての理論は間違っているとしながらもマネージャーはどれかをえらばなければいけないというのは深いなーとほんと勉強になりました。 三谷さんの講義受けたことあるけど、講義自体も楽しさとわかりやすさで溢れてて、学びがしっかり伝わるように一味も二味も違う工夫されてたなーと。この本も大した知識ない自分にとってもワクワクしながら読めるのがほんとすごい。 今学んでることが整理できたし、それぞれの意味合いがわかり、とってもオススメです。
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経営戦略の発展の歩みを、ざっと振り返ることができます。これまでいくつか有名なものは知っていましたが、この本のおかげで主要な経営戦略論の要点を、体系的に把握できました。 数ある経営戦略論を、カタログ的に短時間で、かつ相互の関連がわかるようにストーリーで俯瞰できるところが、この本の売...
経営戦略の発展の歩みを、ざっと振り返ることができます。これまでいくつか有名なものは知っていましたが、この本のおかげで主要な経営戦略論の要点を、体系的に把握できました。 数ある経営戦略論を、カタログ的に短時間で、かつ相互の関連がわかるようにストーリーで俯瞰できるところが、この本の売れた理由なのでしょう。 「バラバラだった知識が俯瞰され、統合されることの衝撃と楽しさを、みなさんに伝えられたら最高です。 」と著者の言葉。 色々な経営戦略論も一長一短、流行り廃りがあるんだということが分かりました。 この中から新たに興味を持った戦略論を、ご本人の著作で読んで行きたいと思っています。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
100年にわたる経営戦略史の解説。日常のビジネスに活かすのではなく、知識の一部として。我々が毎日、瞬時に判断する「当たり前の事象」を論理立てて説明しているが、結局は「当たり前」のことなので、読後の率直な感想を一言で表すと「そりゃそうだ」であり、それ以上でもそれ以下でもない。帯の文句に期待しすぎた感あり。デザインは秀逸。
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経営戦略史、その名の通り、大凡「経営」にまつわる歴史として、大きなインパクト残した賢人及び書籍、そしてその内容を簡潔に紹介している。歴史とはストーリーだ。本書でも紹介されている『偶然の科学』にもあるように、過去の事実から必然的な答えを導き出すことは困難であるが、時の流れはシーケン...
経営戦略史、その名の通り、大凡「経営」にまつわる歴史として、大きなインパクト残した賢人及び書籍、そしてその内容を簡潔に紹介している。歴史とはストーリーだ。本書でも紹介されている『偶然の科学』にもあるように、過去の事実から必然的な答えを導き出すことは困難であるが、時の流れはシーケンシャルであり、スロットの異なるイベント間には少なからず論理的な動機づけが介在している。そういった意味で、断片的かつ単発でしか持ち合わせていなかった経営戦略に係る知識を、有機的に整理しエンハンスすることができるツールとして、非常に効果的であった。
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経営学100年の歴史を概観でき、その流れがとても良くわかる。また、一つ一つの戦略論の説明が丁寧だし、なぜそのような考え方になったかが前後や反対論との比較で理解しやすい。工場管理から始まった経営戦略も、現在はイノベーションと試行錯誤の時代。一つの理論に囚われることなく、いろいろ試し...
経営学100年の歴史を概観でき、その流れがとても良くわかる。また、一つ一つの戦略論の説明が丁寧だし、なぜそのような考え方になったかが前後や反対論との比較で理解しやすい。工場管理から始まった経営戦略も、現在はイノベーションと試行錯誤の時代。一つの理論に囚われることなく、いろいろ試してみるのが良いようだ。
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