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経営戦略全史 の商品レビュー

4.3

127件のお客様レビュー

  1. 5つ

    53

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2013/05/19

 19世紀のテイラー、メイヨーから、最新の経営戦略までの経営史を分かりやすく解説した読み物。戦略論を体系化した書籍としてはミンツバーグの「戦略サファリ」が有名だが、本書は平易な文章で記載されているだけでなく、その時代の外部環境が経営戦略論に与えた影響が書かれており、非常に分かりや...

 19世紀のテイラー、メイヨーから、最新の経営戦略までの経営史を分かりやすく解説した読み物。戦略論を体系化した書籍としてはミンツバーグの「戦略サファリ」が有名だが、本書は平易な文章で記載されているだけでなく、その時代の外部環境が経営戦略論に与えた影響が書かれており、非常に分かりやすい。  経営戦略についてはこれまでいろんな議論がなされてきたが、不確実性の高い現代の経営戦略は試行錯誤の繰り返しによる学習(アダプティブ戦略)ということなのだろう。  また補章で著者・三谷氏のフレームワークB3Cが紹介されているが、これも状況に応じてフレームワークを使い分けることを推奨しているに過ぎない。  結局、その時々で自分の頭で考える以外に道はないが、過去の偉人の知恵を知っていて損はしない。本書の価値はまさしくここにある。

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2013/05/16

経営戦略100年をストーリーだてて読み進める事が出来ます。無敵の理論など無いでしょうが、時代背景も含めて経営戦略の変遷がわかります。面白かったです。

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2013/05/09

今年のテーマに、自身で学んできた経営戦略等の理論を体系化して整理することがあり、その一助になるかと思い、ネット経由で購入。 結構厚いですが、ぱらぱらめくったところで、一気に読めそうな読みやすそうな印象。

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2013/05/07

分厚いけどさっさと読めます。バラバラに、いろんな本を読んでいて、モヤモヤしていた部分が、テイラーとメイヨーから始まり、B3Cフレームワークに終わる部分まで、よくこの短さでわかりやすくまとまったものだと思いました。 著者と出版社の仕事に敬意です。 いろいろインスパイアーされ、新たな...

分厚いけどさっさと読めます。バラバラに、いろんな本を読んでいて、モヤモヤしていた部分が、テイラーとメイヨーから始まり、B3Cフレームワークに終わる部分まで、よくこの短さでわかりやすくまとまったものだと思いました。 著者と出版社の仕事に敬意です。 いろいろインスパイアーされ、新たな企画が生まれそうです。

Posted byブクログ

2013/05/05

非常に面白かった。 テイラー/シュンペーター/コトラー/アンゾフ/ポーターなどなど、歴代の経営学/経済学者たちが、どういった背景で戦略コンセプトを打ち出してきたか?各コンセプトが何に対応できて、何に対応できないかが良く分かる。 で、こうやって背景を見ると、ファイブフォース分析な...

非常に面白かった。 テイラー/シュンペーター/コトラー/アンゾフ/ポーターなどなど、歴代の経営学/経済学者たちが、どういった背景で戦略コンセプトを打ち出してきたか?各コンセプトが何に対応できて、何に対応できないかが良く分かる。 で、こうやって背景を見ると、ファイブフォース分析などのフレームワークの奥深さがよく分かる。裏には、結構しっかりした定量的な分析が必要。 まぁ、仕方ないんだけど、曖昧な学問だなぁと思う。 物理学とかと違って、観測が難しいし、観測する系がどんどん変化するからなぁ。 こう見ると、割と主流になっているのは、20年くらい前のポジショングやケイパビリティに留まっている感がある。 最先端のイノベーションとかを実務にどう取り入れるかってのは課題なのかしら。 不確実性が高まり、かっちり計画を作るよりも、トライ・アンド・エラーが求められる、それでも経営戦略には価値がある、そう思いたいもの。トライ・アンド・エラーの確率・精度を上げるという意味で。

Posted byブクログ

2013/05/02

とても勉強になった。大きい本屋さんに行っても、経営戦略系の本は有象無象すぎてどれを読めばいいかわかりにくいし、この分野の「流れ」がわからないなあ、とずっと思っていたので、分厚かったけど読んでみることにした。 この本に書かれていることも著者のバイアスがかかっているようなので(ところ...

とても勉強になった。大きい本屋さんに行っても、経営戦略系の本は有象無象すぎてどれを読めばいいかわかりにくいし、この分野の「流れ」がわからないなあ、とずっと思っていたので、分厚かったけど読んでみることにした。 この本に書かれていることも著者のバイアスがかかっているようなので(ところどころに著者の個人的な感情が見て取れた)、そのへんは織り込んで読み進めないといけないが、その手間を補ってあまりある、よく整理された内容だった。 「流れ」を頭に定着させるために、もう一度読んでみよう。そのあとはそばに置いて辞書的に使おうと思う。

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2013/04/27

『経営戦略全史』読了。★4.5(5点満点) http://www.amazon.co.jp/dp/4799313134/ 経営戦略100年の歴史が詰まった三谷さんの大作。 400ページ超なのに読みやすいのはさすが。 はじめは、「なぜ経営戦略なのに、全史=歴史なのか?」とよくわか...

『経営戦略全史』読了。★4.5(5点満点) http://www.amazon.co.jp/dp/4799313134/ 経営戦略100年の歴史が詰まった三谷さんの大作。 400ページ超なのに読みやすいのはさすが。 はじめは、「なぜ経営戦略なのに、全史=歴史なのか?」とよくわからなかったが、時代背景やそれまでの戦略論の流れなど、ストーリを持って読めるところがGood。 同系統では、「戦略サファリ」よりはるかに読みやすい(^^) 戦略論は様々あるが、どれもよいとこ、悪いとこ、条件による適用のしやすさがあるので、それを理解して適切なのを使いましょう、というのが結論か。 さしあたって、自分の場合はやはり、「イノベーション系」をさらに攻めるかな~。

Posted byブクログ