さよならソルシエ(1) の商品レビュー
「式の前日」からずっかりファンになった穂積さんの作品。 絵がとにかく好き。 そして、ゴッホの死についてこんなに謎があるなんて知らなかった。 登場人物たちが生き生きしていて魅力的だった。 2冊で終わってしまったのがもったいない。 もっと読んでいなかった。
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そー言えば、家にこれあったなーと思って改めて読んだ。 フィンセント・ファン・ゴッホの弟、テオが主人公の話。 絵画に詳しくない私的には、難しいなぁと思いつつ、 最後の一コマに、ヤラれたー!
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芸術にはうとい私でも知るいわゆるゴッホなイメージからはかけ離れたゴッホくん。 このあとどう進んでいくのか楽しみです
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19世紀の美術界の傾向が垣間見れる。古い既存の様式に縛られたアカデミズムにアンチテーゼを突きつけ、“新しい芸術”を興そうとする若い画家たち――後に印象派と呼ばれる――の活動を、画商の視点から描く。 フィンセント・ファン・ゴッホの弟である、画商のテオドルス。 それまでアカデミズムや...
19世紀の美術界の傾向が垣間見れる。古い既存の様式に縛られたアカデミズムにアンチテーゼを突きつけ、“新しい芸術”を興そうとする若い画家たち――後に印象派と呼ばれる――の活動を、画商の視点から描く。 フィンセント・ファン・ゴッホの弟である、画商のテオドルス。 それまでアカデミズムや貴族階級に限られていたイメージの芸術を、民衆(労働者)のための芸術の胎動に気づいた青年の、魔術師(ソルシエ)のような手腕が痛快。 対抗意識を持つアカデミー画壇から展覧会に使うギャラリーを使えなくなる嫌がらせを逆手に取り、印刷を駆使して街に配布したり…… その中で、今まで持っているゴッホのイメージと異なるゴッホが現れる。どこかぼんやりして(間抜けそうで)いながら洞察力に優れ、純粋に絵を描くことが好きな青年。 彼は労働者の生き方、等身大の庶民的な人々の生き方を映し出す。 それまでになかった、“新しい芸術”の黎明期にワクワクしながら、ただよう不穏な空気――アカデミー画壇との対立やゴッホ兄弟にある愛憎のようなもの――にハラハラさせられる。 サスペンスのような雰囲気のある、伝記フィクション。 2013年の『ゴッホ展』に因むのだろう。 2019年にもまた、『ゴッホ展』( https://go-go-gogh.jp/ )がある。
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ゴッホのイメージ、弟のテオのイメージを覆す! 天才的で反骨精神溢れるテオ、 絵の申し子のフィンセント。 パリで再会したした二人を取り巻くのは、 旧体制の美術関係者と新しい美の担い手たち。 怜悧でまさに魔術師のようなテオには、 新しい美の時代が見えていた。 「ゴッホからの手紙」を読...
ゴッホのイメージ、弟のテオのイメージを覆す! 天才的で反骨精神溢れるテオ、 絵の申し子のフィンセント。 パリで再会したした二人を取り巻くのは、 旧体制の美術関係者と新しい美の担い手たち。 怜悧でまさに魔術師のようなテオには、 新しい美の時代が見えていた。 「ゴッホからの手紙」を読んだ身には 驚愕のストーリーでした。
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舞台番のさよならソルシエを観に行くため、予習と思って読み始めたのだけれど…なんだかすごくドキドキした…!コミックが元ではあるけれど、私は逆に良知真次さんのビジュアルが先にあるので、テオの孤独なヒールというか、なんかもうキャラクターそのものに良知さんをイメージしてしまって、素直にす...
舞台番のさよならソルシエを観に行くため、予習と思って読み始めたのだけれど…なんだかすごくドキドキした…!コミックが元ではあるけれど、私は逆に良知真次さんのビジュアルが先にあるので、テオの孤独なヒールというか、なんかもうキャラクターそのものに良知さんをイメージしてしまって、素直にすごくハマった。
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ひまわりの絵で有名なゴッホの弟、テオドロスが主人公の話。 まだ無名の兄の絵の素晴らしさを信じて守っていこうとする弟という感じ。 天才が身近にいるからこその絶望と悲哀。 それを抱えながら世間に新しい芸術とともに公表しようと奮闘する姿がかっこよかったです。 何にでも新しいものに抗...
ひまわりの絵で有名なゴッホの弟、テオドロスが主人公の話。 まだ無名の兄の絵の素晴らしさを信じて守っていこうとする弟という感じ。 天才が身近にいるからこその絶望と悲哀。 それを抱えながら世間に新しい芸術とともに公表しようと奮闘する姿がかっこよかったです。 何にでも新しいものに抗おうとする頭の硬い人はいるんですね。 まだ二巻を読んでいないのでなんとも言えないけれどどういうオチにするんだろう。
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電子書籍で巡り合ったものの、試し読みページとレビュー内容を読んで、これは書籍で買わねばと決意した作品。 1巻時点では、聡明で世渡り上手な敏腕画商という「テオ」のハイスペックさと、そのテオが「兄さん」に対し抱く思いの強さ(その思いの種類は、まだ分からない)が際立つかな。 残り半分で...
電子書籍で巡り合ったものの、試し読みページとレビュー内容を読んで、これは書籍で買わねばと決意した作品。 1巻時点では、聡明で世渡り上手な敏腕画商という「テオ」のハイスペックさと、そのテオが「兄さん」に対し抱く思いの強さ(その思いの種類は、まだ分からない)が際立つかな。 残り半分で、どのように話を纏めていくのか楽しみだ。 また、個人的にこの作者の絵がとても好みで、ページをめくる度にウキウキさせられた。 中でも、フィンセントと老婦人のやりとりがとても印象深い。揺さぶられ、まるで景色の滲んでいくような躍動感。 絵もさることながら、表情の描写や演出も魅力的だ。この方の他の漫画も読んでみたい。
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ゴッホと、それを支えた弟の話。 弟の兄ちゃん大好きは病的なくらいなんだけど、その才能に惚れ込んで、信じて疑わず、兄を世に出すために奔走した弟がかっこよかった。
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ゴッホの弟を主役にしたマンガ。 ゴッホの人生を違う角度で見せてくれた。 ゴッホ好きな私としては大満足の終わりでした♪
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