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特捜部Q キジ殺し の商品レビュー

3.7

68件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

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2026/03/01

今回は特に事件が猟奇的、残酷、人の醜さをこれでもかと見せ付ける。あわや読むのもここまでかと思ったが、2作目になると、お馴染みはいい、やはり応援をするべきでしょう。か。 2011年11月発行。それでもポケミス490ページは長いので、話は相当多岐に亘る、登場人物も多いのかと思ったが、...

今回は特に事件が猟奇的、残酷、人の醜さをこれでもかと見せ付ける。あわや読むのもここまでかと思ったが、2作目になると、お馴染みはいい、やはり応援をするべきでしょう。か。 2011年11月発行。それでもポケミス490ページは長いので、話は相当多岐に亘る、登場人物も多いのかと思ったが、まったく見当はずれで読みやすかった。 読みにくい名前に慣れたということもある。 ミレーデ・ルンゴー事件を解決して、特捜部Qのカール警部補は名前を知られるようになっている。 ノルウェーから視察団がくるということで、地下の部屋を整えるのに大童、そこに新人のパンク頭の女性ロースが配属されてくる。一癖ある彼女もカールにとって悩みの種になりそうだった。が、なぜかアサドとは気が合い、カールの課題も軽くこなす。なかなか有能なところがあった。 今回の特捜部Qは、富裕な家庭の師弟が通う寄宿学校で20年前に起きた事件を調べる。 犯人は10年前に自首して収監されている。しかしカールの机の上にはどこからか来たのか分厚い事件関連ファイルがあり、犯人にもいささか疑問がある。 この事件は根が深いように感じられた。 20年前に兄妹が殺され、家庭は崩壊した。妹のボーイフレンドは警察官になっていた。 当時の家を訪れたカールは廃屋を調べ、事件から手を引こうとした。犯人は自首しているのだ、アサドは言った「理解できません」「だって被害者のために何か出来るのはわたしたちだけではありませんか」 寄宿学校の卒業生たちは、それぞれ事業で成功し、親から譲られた以上の名声を得、社会の上層部に大きな影響力を持つようになっていた。 現在でも、当時の事件に関わった5人が集まって、余暇は広大な土地に建つ別荘で過ごし、株取引で成功したウルレクが、世界規模で集めた猛獣や鳥などを放して狩り、そこでさまざまな犯罪隠匿の相談をしていた。 彼らは寄宿生時代から、弱者を見つけて殴打し死に切れないものには大金を渡して口を封じ、死んだものは密かに処分していた。 寄宿生仲間にキミーという女性がいた。彼女はグループの中でおとりになって被害者をおびき寄せ、罪の意識なく最後には死ぬほどの暴行を加える役だった。 しかし、仲間に犯され妊娠する、子供に愛情が芽生え始めたころに、妊娠を封じたい仲間に暴行を受け流産する。その後、その恨みから身を隠し、仲間を狙い始める。 使いきれない財産を犯罪に使い、異常な性癖を満足させてきたグループをカールたちは追う。 キミーも狙っている。 カールは類似の事件から手がかりをつかむ。 邪魔者は仲間でも殺す犯人たち。犯罪捜査は徐々に絞られ、「Q]とキミーは命の危険を感じつつ最後の戦いに臨む。 文中に交互に現れる犯罪者たちの現在と、カールたち特捜部の捜査。 社会では学閥になっている寄宿生たちのかばいあう関係は、警察の中まで及んでいて妨害に会い、捜査は難航する。 彼らの猟奇的なおぞましい話が延々と続き、このシリーズを読み始めたのは選択ミスではないかと思うほどだった。 実はこの点で少し私的な評価が下がる。容赦ない殺しやスプラッターは嫌いではないが、現実に醜い報道などが続いているとフィクションと割り切ってもお腹いっぱいの時がある。でも2作読んででつい馴染んでしまった。「Q」を見つけたら読んでしまいそうな予感がする。 檻の中の女 キジ殺し

Posted byブクログ

2025/11/28

読んでいても気分が悪くなる悪党たちが、どういう結末に陥るのかに引き込まれました。特に大きな謎があるわけでもなく、ストーリー的には、可もなく不可もなくといったところですが、カールとアサドのコンビも健在で、加えて新キャラも登場。今後の更なる広がりと人物の深掘りも楽しみです

Posted byブクログ

2025/08/11

▼特捜部Qのシリーズ第2弾。デンマークの警察小説。第1作はオモシロかった。何といっても、これはバディものなんです。 〇デンマーク警察の腕利き現場たたき上げ中年刑事・カールさん (妻に逃げられ仕事中毒、腕っぷしが強く昔気質、、、という昔ながらの男っぽい刑事) 〇デンマーク警察に...

▼特捜部Qのシリーズ第2弾。デンマークの警察小説。第1作はオモシロかった。何といっても、これはバディものなんです。 〇デンマーク警察の腕利き現場たたき上げ中年刑事・カールさん (妻に逃げられ仕事中毒、腕っぷしが強く昔気質、、、という昔ながらの男っぽい刑事) 〇デンマーク警察に雇われている、助手(雑用係)の、アサドさん。 (アラビア系の人。デンマーク語はしゃべれるけれど、不法移民なんじゃないかという疑惑。ところどこに能力が高いが、いろいろが不明) という奇妙な男ふたり(刑事と、助手)のバディもの、というのがいちばんの魅力です。 ▼ということはこのバディがオモシロければ、ひとつひとつの事件はそれほどでもなくても愉しめてしまうわけですが、今回は個別事件としては、「変態エリートたちの長年の殺人趣味を暴く」ということになります。そして、きらり輝くのが、キミーという名の、40台?くらいかの女性です。 <悪者たち(男性たち)の昔からの被害者でもあり> <同時に共犯者として加害も繰り返してきた> という存在で、キミーは変態エリートたちがまぎれもなく殺人に何件も加担してきたということを証明できる動かぬ証拠を握っている。そして、とある理由から、変態エリートたちを皆殺しにしようとしている。 ▼よくある手法ですが、 A 主人公たちの動き B 悪者たちの動き C キミーの動き この三つが交錯して語られながら、「過去になにがあって、この人たちはこーなってるんだろうか」ということが読者に暴かれて行きます。 ▼落ちのありかたは、それほど斬新でも衝撃でもなかったんですが、結局はするすると読めてしまったのでそこはありがたく満足。 あと、物語内で変態殺人嗜好エリートたちが、映画「時計仕掛けのオレンジ」に多大な影響を受ける、ということが描かれるんですが、やっぱりあの映画はすごいインパクトがあるよなあ、とあらためて。さすがキューブリック。そして、「時計仕掛けのオレンジ」と「if…もしも」の2本でしか見たこと無いんですが、その2本で強烈な存在感を放ったマルコム・マクダウェルさんってすごかったなあ、と久々に思い出しました。

Posted byブクログ

2025/05/04

読んだ本 特捜部Qーキジ殺しー ユッシ・エーズラ・オールスン 20250504 「檻の中の女」の次のシリーズ。特に謎解きもなく、過去の未解決事件をきっかけに、現在進行している事件を追うってシリーズなんだけど、主人公のカールがなんともひねくれていて、ヒーロー感がなく、成り行きを眺...

読んだ本 特捜部Qーキジ殺しー ユッシ・エーズラ・オールスン 20250504 「檻の中の女」の次のシリーズ。特に謎解きもなく、過去の未解決事件をきっかけに、現在進行している事件を追うってシリーズなんだけど、主人公のカールがなんともひねくれていて、ヒーロー感がなく、成り行きを眺めているだけの読書も結構面白い。  確かに映画にすると面白いのかもしれないけど、字幕でこのひねくれ感が伝わるのかちょっと疑問です。とは言え、今度観てみようかな。  

Posted byブクログ

2025/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

デンマークの警察小説、特捜部Qシリーズ第二弾。 いつの間にか置かれていた資料には、数十年前に解決し、犯人も収監中の兄妹殺しのことが。調査を開始するカールとアサドだったが、捕まらなかった者たちの存在を知る。 うーん、疾走感とハラハラ感は前作の方が上か。カールたちの捜査パート、ホームレスの女性のパート、逃げ切り社会的に成功した三人のパートの視点があるが、逃げ切った三人のパートが胸糞すぎて…捜査パートも、前回ほど犯人をじわじわ追い詰めるものでもなく。 更には、ラストもそこまで爽快感のあるエンディングではないので、総じて一作目が良かったなと。次作はガラスの鍵を受賞したとのことで、楽しみにしている。

Posted byブクログ

2025/02/28

 途中で空いた時期がありましたが、読了しました。  警察側以外の登場人物は、ほぼ胸糞悪いひとばかりで、早く捕まるか、痛い目に合わないかなぁと思いながら、読み進めていました。  しかし、キミーだけは、同情してしまう背景があり、読んでいて辛かったです。  海外ミステリのシリーズ物...

 途中で空いた時期がありましたが、読了しました。  警察側以外の登場人物は、ほぼ胸糞悪いひとばかりで、早く捕まるか、痛い目に合わないかなぁと思いながら、読み進めていました。  しかし、キミーだけは、同情してしまう背景があり、読んでいて辛かったです。  海外ミステリのシリーズ物は大好きですが、このシリーズは一旦ここで保留にしようかなと思います。

Posted byブクログ

2024/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでいる間、ずっと眉間にしわを寄せていたと思う。 そのくらい嫌な事件。 最初から最後まで暴力的な、救いのない話だった。 寄宿学校時代の友人グループ。 男子5人女子1人といういびつなバランスで、学友や教師たちを性や暴力で蹂躙していく。 しかしそのバランスが崩れたとき…。 まず男同士のつながりが気持ち悪い。 深い友情とは無縁の自己中同士なのに、互いの欲望を満足させるためにつるみ、学校を卒業して20年たった今も、その容赦ない暴力への嗜好を満足するためにつるんでいる。 金持ちだから、そして暴力に関しても容赦ないから、敵はいない。 ただ一人、仲間の前から姿を消した唯一の少女・キミーを除いては。 男たちは探偵を雇ってキミーを追いかける。 キミーは見つからないように姿を隠しながら、男たちの動向を探る。 ところが、いつの間にか追う者と追われる者が逆転して、キミーが男たちを追い詰める。 キミーの抱える心の闇と、哀しい事件、喪失については同情を禁じ得ない。 けれど、たった一人の信じられる友であったティーネに対して行ったことは、許されることではない。 たとえ自分の命と、命より大切なものを守るためであったとしても。 そして、カールの絶体絶命の時にキミーが現れてすべてがひっくり返るのだけど、どうしてそううまくいくのかがちょっとわからなかった。 だって相手は武器を持っていて、だからカールは絶体絶命だったはずなのに、狩の武器を携帯している男3人に対してキミーの登場だけで逆転できるもの? 何か読み落としたかな。 特捜部Qという組織は、一名増員もしたことだし、しばらくは安泰だろうけれど、アサドの秘密が明らかにはなっていない。 カールは、別居中の妻や同居している義理の息子との関係は直接ストーリーに影響を与えないのなら、退場願っていいのでは。 無駄に煩雑。 それよりも、捜査中の大けがの後遺症で肢体不自由になった元部下をうまくストーリーに絡めて事件を解決に導いていくほうがスマート。 どうせ捜査中の大けがの真相もそのうち解明しなければならないのだから。 で、主人公のカール・マークの上司がマークス・ヤコプスンなの、混乱するって前作の感想で書いたのに、今度は同じ警察の中にマーク・ヤコプスンとは無関係のヨハン・ヤコプスンが出てくるの、やめて~。 最後にキミーについて。 彼女は誰からも本気で愛されたことがない人生だったけれども、愛することはできた。 それが唯一の救いだと思った。

Posted byブクログ

2024/07/04

北欧ミステリーの代表といえばスウェーデンの「ミレニアムシリーズ」とこのデンマークの「特捜部Qシリーズ。 「ミレニアム」のリスペットほどの強烈な個性ではないが、主人公カールやアサドといい、初登場のローセといい、なんだか少しマンガチックな人たちがいっしょうけんめいに奮闘するミステリ...

北欧ミステリーの代表といえばスウェーデンの「ミレニアムシリーズ」とこのデンマークの「特捜部Qシリーズ。 「ミレニアム」のリスペットほどの強烈な個性ではないが、主人公カールやアサドといい、初登場のローセといい、なんだか少しマンガチックな人たちがいっしょうけんめいに奮闘するミステリードラマ。 テーマは重くテンポは軽く、シリアスとコミカルが絶妙なバランス。 うん、このシリーズ、きっとハズレは無いね。

Posted byブクログ

2024/03/05

不器用で親の愛に恵まれなかった少年少女たちの常識を逸脱した、ゲームのような犯罪。 ここまでに至る前に、周囲の人が気付けなかったのか。止められなかったのか。 救われないので、読んでいて苦しい。

Posted byブクログ

2024/01/09

『特捜部Q』シリーズ第2巻。今回は20年前に起こって既に解決してしまった事件を、再捜査する話し。 前作に比べると、少し面白味に欠ける感はありましたが、ラストは息つく暇も無い位展開で、楽しく読むことが出来ました❗ 今回から新たにローセ・クヌスンという女性アシスタントが加わり、ま...

『特捜部Q』シリーズ第2巻。今回は20年前に起こって既に解決してしまった事件を、再捜査する話し。 前作に比べると、少し面白味に欠ける感はありましたが、ラストは息つく暇も無い位展開で、楽しく読むことが出来ました❗ 今回から新たにローセ・クヌスンという女性アシスタントが加わり、ますます目が離せないシリーズとなっています♫秋の夜長にオススメのデンマーク産ミステリーです❗

Posted byブクログ