特捜部Q キジ殺し の商品レビュー
特捜部Qシリーズ第2作目。 面白いが、犯人グループの人数が多くて、憶えきれない。裏表紙の登場人物名を何度照会したことか。 良いとこの坊達がスリルを求めて悪さを繰り返し、エスカレートしていくストーリーは新しいものではないが、グループからはじき出された女性を中心に、特捜部Qが迫ってい...
特捜部Qシリーズ第2作目。 面白いが、犯人グループの人数が多くて、憶えきれない。裏表紙の登場人物名を何度照会したことか。 良いとこの坊達がスリルを求めて悪さを繰り返し、エスカレートしていくストーリーは新しいものではないが、グループからはじき出された女性を中心に、特捜部Qが迫っていく展開は飽きることなく、600ページ余を引っ張っていく。 助手アサドの背景を匂わせる場面あり、ローサ女史の登場ありで、次回作へ向けたスマッシュといった印象。
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シリーズの第一弾を読んでいないせいか、この「キジ殺し」が良いのか不明。特捜部Qの事件の取っ掛かりも不自然だしこの復讐劇のヒロインの動機も弱いなぁ(犯人は始めから分かっています)
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最近読んだ北欧ミステリは、映像化が織り込み済みのような事件がド派手なものが多いなあという印象。終盤の展開が二作めにしてすでにお決まりっぽいのが気になるが、主人公の面々のキャラは立っているので、息の長いシリーズになりそうな気もする。
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今回の作品では、犯人は最初から提示されているので、カールが犯人を追い詰めていくところと、犯人グループの追われる心理状態を描いている。寄宿学校って物語の中でしか知らないけど、やはり独特な雰囲気があるんでしょうねえ。犯人達は本当にゲスの極み。動物や人間に対する虐待描写が若干つらいもの...
今回の作品では、犯人は最初から提示されているので、カールが犯人を追い詰めていくところと、犯人グループの追われる心理状態を描いている。寄宿学校って物語の中でしか知らないけど、やはり独特な雰囲気があるんでしょうねえ。犯人達は本当にゲスの極み。動物や人間に対する虐待描写が若干つらいものがあるけど、そこまで詳細な記述でもなかったのと、天誅が下るのを信じて読み進めた。前作と同様、ミステリアスなアサド。まだ彼の秘密も、カールが巻き込まれ同僚を失った事件の謎についても、殆ど判らず……新入りのローセもキャラがたっているし、カールのモーナに対する片思いも進行中で、おまけにハーディを引き取ることになったので、シリーズとしてまだまだ楽しめそう。
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ここ数年ブームになっている北欧ミステリ。数年前からこの「特捜部Q」シリーズは気になってきたが、どれも結構ボリュームがあるので、面白くなかったらどうしよう…と尻込みしてました。 既に一作目「檻の中の女」は読み終え、二作目。 結論から言うと一作目の方が面白い。一作目の方がストーリーが...
ここ数年ブームになっている北欧ミステリ。数年前からこの「特捜部Q」シリーズは気になってきたが、どれも結構ボリュームがあるので、面白くなかったらどうしよう…と尻込みしてました。 既に一作目「檻の中の女」は読み終え、二作目。 結論から言うと一作目の方が面白い。一作目の方がストーリーが複雑で次が読めないという点が強い。 これももちろん一定の水準は満たしているが、ちょっと結末に意外性が無い。結局そこかと。そこに行くならここまで引っ張らなくても…という感じ。 しかし、面白い事は面白かったので、三作目買いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
難事件を解く、という観点からは一件落着なのかもしれませんが、仲間割れした犯人が他の犯人たちを皆殺しして、おまけに自殺してしまうラストは、刑事物の主人公の矜持としてどうなんだろう?と思ってしまいました。
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最後が、せつない…。 途中まで読んでて、このシリーズはもういいかな、と思っていたが、次作を読もうと思う結末でした。
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シリーズ第2作。デンマーク警察の「特捜部Q 」責任者で主人公のカール・マーク警部補、助手でアラブ人のアサド、さらに本作からアシスタントとなるローセ。未解決となった不可解な事件を個性豊かな刑事らが地道に再調査し解決していくという骨子は良く出来ているのだが、刺激的だった1作目に比べて...
シリーズ第2作。デンマーク警察の「特捜部Q 」責任者で主人公のカール・マーク警部補、助手でアラブ人のアサド、さらに本作からアシスタントとなるローセ。未解決となった不可解な事件を個性豊かな刑事らが地道に再調査し解決していくという骨子は良く出来ているのだが、刺激的だった1作目に比べてトーンダウンした感じだ。 金持ちの子どもらが通う名門校同期生男5人と女1人のグループは、かつて殺人も厭わないサディストだった。今はそれぞれが病院や株取引会社の経営で財を成しているが、途中で男一人が事故で死に、さらに一人が殺人の罪を自白して服役中、女はグループから抜けホームレスとなっていた。この連中が過去に起こした事件の関係者に刑事がおり、特捜部Qに再捜査の依頼をするのが発端。やがてホームレスの女が主犯格であったことが発覚するが、依然として男たちの快楽的で暴力的な嗜好も治まってはいなかった。 テンポ良く物語は展開するが、最後まで大きな盛り上がりをみせない。謎解きといえる程の仕掛けもなく、地味な警察小説に終始している。サディストらの行動も場当たり的で心理面での掘り下げも充分とはいえない。最大の欠点は長すぎることで、この内容ならばもっと削って引き締めることも出来ただろう。次作に期待する。
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厳格な寄宿舎の同級生の1人の女性と5人の男達。 凶暴で狡猾で金があり、権力にコネもある。 特捜部Qのデスクにいつの間にか置かれた20年前の兄妹殺しで当初容疑者とされた彼らのうち3人は国内でもトップクラスの成功者となっていた。 このシリーズは残酷な内容であっても、なぜか重苦し...
厳格な寄宿舎の同級生の1人の女性と5人の男達。 凶暴で狡猾で金があり、権力にコネもある。 特捜部Qのデスクにいつの間にか置かれた20年前の兄妹殺しで当初容疑者とされた彼らのうち3人は国内でもトップクラスの成功者となっていた。 このシリーズは残酷な内容であっても、なぜか重苦しくなりすぎないのが良いところ。 アシスタントが増えてドタバタ具合もほどよい。 主人公のカールは苦労してるので、少しは良い目をみさせてあげたいと、ちょっと思う。
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あぁ、いいなぁ。とにやにや。 映像を観ているような緻密な描写。 わくわくする展開。 遅ればせながら読み始めたシリーズだけど、まだ読める既刊がある! と嬉しく思っている。
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