日本が世界一「貧しい」国である件について の商品レビュー
海外在住歴の長い筆者から見た日本について一応は客観的に書かれているようだ。日本がすべてではない、と考えさせられるとてもいい自己啓発本であった。しかし最初にこの本を手にとった時、ちきりんの著書かと思うくらい表紙が似ていて驚いた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
○作者は、英国在住の情報通信コンサルタント、ライター、ブロガー。国際経験(大学留学、米国、欧州の企業・国際機関での勤務経験)を生かし、現在の日本・日本人についての見解を論述。 ○独自の視点から、日本の常識、日本人の常識といった日本の日常生活を批判的に評価するとともに、これからの世界で取り残されないための方法論等にも言及。 ○著者の経験から導き出された視点は独特で、分かりやすく興味深い。「働き方を変える」「自分のこととして考え行動する」「多様性を受け入れる」という結論については、絶対的に賛成であり、著者の思いが伝わってくる。(内容的には今さら当たり前ではあるが・・・) ○他方、一般論や日本の伝統的な物事について考察の甘い(持論に拘泥しすぎるキライがあり、ニュートラルな分析がなされていない。)論述も多く、「話半分」で聴くのが良いのかもしれない。何より、「イギリス絶対主義」という印象を生んでしまいがち。
Posted by
まぁ、こういう考え方もある、と割り切って読むと面白いかも。共感できるところもあるし、あれ?っていうところもあります。
Posted by
たしかに、日本は人間に優しくない国。自己責任論がまかり通りすぎて、人間は迷惑をかけながら生きるものってことを忘れてる。ただ、日本は欧州諸国とはまた違う。民主主義を自分たちの手で作り上げて来た国々とはまた異なるから、良いところを参考にするべきとはおもうけど、何でもかんでもイギリスの...
たしかに、日本は人間に優しくない国。自己責任論がまかり通りすぎて、人間は迷惑をかけながら生きるものってことを忘れてる。ただ、日本は欧州諸国とはまた違う。民主主義を自分たちの手で作り上げて来た国々とはまた異なるから、良いところを参考にするべきとはおもうけど、何でもかんでもイギリスのように、ってのは違うと思った。
Posted by
「日本は可哀想な国と見られている」 震災のことではないですよ。働き方や社会のあり方について、世界から可哀想な国だと思われているというのです。 日本国内では「日本は素晴らしい国」「世界から好かれている」という事になっていますよね。 最近は、あまりにも”国”や”権威”のやる事がおか...
「日本は可哀想な国と見られている」 震災のことではないですよ。働き方や社会のあり方について、世界から可哀想な国だと思われているというのです。 日本国内では「日本は素晴らしい国」「世界から好かれている」という事になっていますよね。 最近は、あまりにも”国”や”権威”のやる事がおかしいので、素晴らしい国ではないんじゃないかと皆感じ始めているとは思いますが。 読み終わったとき、とても悲しくなりました。 著者はとても親切で、これからどうしたらいいか具体的に提案してくれているのですが、「食うためのスキルを身につけ、外国へ出て行く(または外国人と競い合う)」ことが必要で、それだとうちの子ども達にはかなりキツいんじゃないかなあ、と思ったのです。 日本がおかしな国である点は、著者のいうとおりです。 でも著者の提言は米英が基準で、それだと「強い物が全て奪って行く」「自然との共存ではなく、自然を作り替える」となっていきそうで、それではない、新しい(もしかしたら古い)価値観が必要なのだと思います。 かなりキツい内容ですが、読んでみた方がいいですね。
Posted by
ブックレビューをみて読んでみました。 エッジの効いた風刺本。イギリス在住の筆者が外国と比較して日本を批判している内容。物質的「貧困」はではなく精神面でです。 まさにその通りなんだろうなと。日本の「貧困」を実感している人も多いはず。 働き方や気持ちにゆとりがない人が多いということは...
ブックレビューをみて読んでみました。 エッジの効いた風刺本。イギリス在住の筆者が外国と比較して日本を批判している内容。物質的「貧困」はではなく精神面でです。 まさにその通りなんだろうなと。日本の「貧困」を実感している人も多いはず。 働き方や気持ちにゆとりがない人が多いということは、大いに共感できました。その反面そこまで日本や日本人はひどくもないよとも感じましたが。 日本のことを徹底的に悪く書いているので、身内批判をされているような複雑な気持ちになりましたが、的を得ているので、興味深い一冊です。
Posted by
著者は、国外でバリパリ仕事をしている方です。 国外から見た日本はとても不思議な国に思えるようです。 良い面と悪い面どちらもあるのでしょうが悪い面を強調した方がインパクトありますので、少し批判的な意見になっています。 「自分が日本でかかっていた洗脳。進歩は偉い、田舎はださい、自...
著者は、国外でバリパリ仕事をしている方です。 国外から見た日本はとても不思議な国に思えるようです。 良い面と悪い面どちらもあるのでしょうが悪い面を強調した方がインパクトありますので、少し批判的な意見になっています。 「自分が日本でかかっていた洗脳。進歩は偉い、田舎はださい、自販機とコンビニは重要、電車とバスは定時でなければいけない、痩せていなけれはならない、群れてなければいけない、流行は追わないといけない。どれも自分を不幸にしていた。」とツィッターでつぶやいたことから多くのフォロワ―が集まり、日本の問題点をつぶやくようになったようです。 日本人の一番の問題点は、自分で考えようとせずにすぐに他人のせい、政治のせいにする無責任体質であること。自分のこととして考え行動すべきです。 個として生きるためには、自分の意見を準備してから相手に異なる意見を求めるべき。 労働環境が劣悪なのも、何も考えずに仕事する自分の責任です。結局楽しく働かなければ生産性は低下します。 仕事は人生の最優先事項ではありません。もっと家族、時間、友人などを大切にしなくてはいけない。日本が豊かと言いながら不幸に思っている人が多いのは、「遊び」や「ゆとり」がないためです。 この本の日本批判的な点を逆に批判する評論家もいるようですが、的を射ている点もあるので謙虚に意見を聞くべきだと思いますよ。 思い切り日本の問題点を図星された感じです。
Posted by
製造業信者の自分にとってなかなか厳しい内容だった。 まぁ、なぜなぜ人間が増えてきてるのには、反省します。 なんでも頼り過ぎているのが今の日本なのかもしれない。
Posted by
鋭くって、とげとげしくって、あいたたた、なこともあるけど、まちがっていないと思う。言っていること。 海外で一度は揉まれた人なら、うんうん、て思える問題提起がいっぱい。じゃあ、私は何かできているかしら、という自問自答で本をぱたん、と閉じました。
Posted by
本を読んでいると知識を詰め込もうとしている自分がいるから、あらためて「考える」ことを考えた。知識を詰めることも考えることも反することではなく、相乗なので少しづつ考えることをしたい。
Posted by