1,800円以上の注文で送料無料

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか? の商品レビュー

3.3

51件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2013/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

経済啓発本であろうが、あまりにもタイトル詐欺だ。もっとピカソとゴッホのこと語れよ。(せめてあとがきとか結論にはピカソとかを再登場させてほしかった。) おもしろい本でした。お金の価値をバッサリ語っていたし。 物々交換がこれからどうなるかっていうのは、、、主流にはならないだろうけど、やる人はいるのかもね。 やっぱどうしてもネットオークションとかSNSで個人情報明かすのに抵抗ある人いるだろうし。でも、結構そういうのクラスタに物々交換するような人情味ある人間が含まれるんじゃないかな。 こういう経済新書は「結局、歴史は繰り返される」っていうのが分かるよね。景気循環というか、そんな感じのを。 資本主義もそろそろパンクするよねー。近いうちにリセット局面到来かな。 ___ p163  科学が、やるべきことではなく、できることを実現してしまうのと同様に、お金の科学、金融工学も、商品化できる者を全て商品化してしまう。 p194  失業率は高い方が正しい。 日本の一般企業の中で付加価値を出している業務は4割もないかもしれない。それ以外の人達は無駄なことや仕事を産むための仕事をしているだけかもしれない。 もはや会社の多くは価値を生み出す経済体ではなく、月30~50万円の年金を支払っている生活保護団体になり下がっているようにも見える。 なのになぜ社会や国はそんな会社組織を必死に守ろうとするのか、ケインズの言う労働・雇用効果を信奉しているからではない、 それは、 「人はみな時間を持て余すのを恐れているからだ。現代人が真に恐れていることは飢えることではない。存在意義を失うことだ。」   → 生産過剰な先進国では、経済の成功にがむしゃらになっているのに、経済の本質である「資源の最適配分」が崩壊しているということ。  変に会社への所属にこだわって不必要な仕事ばかり生み出すより、一人一人が価値を生み出せる社会を作る方が健全である。もしその社会が実現できたなら、高い離職率が出る。それはもはや離職率ではなく、労働解放率といえるだろう。  社会は一人一人の自己実現を目指すなら、労働解放を目指すべきである。ってことがいいたいのね。

Posted byブクログ

2013/07/16

幸福とは期待と実体が一致した状態だ。「心を満たすお金」だけでなく「心をコントロールする意思」との両方がそろって初めて人は幸せになれる。 広義のお金は金融機関によって日々製造されている。 2000年には190兆ドルだった世界のお金は、金融危機以前の2006年には570兆ドルまだ3...

幸福とは期待と実体が一致した状態だ。「心を満たすお金」だけでなく「心をコントロールする意思」との両方がそろって初めて人は幸せになれる。 広義のお金は金融機関によって日々製造されている。 2000年には190兆ドルだった世界のお金は、金融危機以前の2006年には570兆ドルまだ3倍に膨らんだ。しかし、同じ時期の実体経済(名目GDPと貿易)は50兆ドルから70兆ドルへとわずか1.4倍に増えたにすぎなかったのである。 不安と欲望を糧にしたビジネスの最たるものが、生命保険とギャンブルである。生命保険は不安を、ギャンブルは欲望を喚起することで稼ぐ。 中国のことわざ ・お金で家は買えるけれど、家庭は買えない ・お金で時計は買えるけれど、時間は買えない ・お金でベッドは買えるけれど、睡眠は買えない ・お金で本は買えるけれど、知識は買えない ・お金で名医は買えるけれど、健康は買えない ・お金で地位は買えるけれど、尊敬は買えない ・お金で血は買えるけれど、命は買えない ・お金でセックスは買えるけれど、愛は買えない マダム・ホー「世界一愚かなお金持ち、日本人」 現代人は知覚傷害に陥っている。外を認識する五感ばかりが僕たちの感覚の主役となり、幸福を直接に感じ取る体内センサーが麻痺している。 デザインの語源はでDe:削る、ザインSign:形作る ラテン語で私欲を削り落とし、本質を磨き上げること decide,cideは斬る desire,sireは星、星が見えなくなる→惜しむ、欲する 私欲を削り、自分自身を透明な状態に保つことによって、使命に沿った生き方ができるようになり、それが社会にとっての一番の価値創造や貢献につながり、結果的にお金となって返ってくる。 日本は、これから価値を産み出すものより、すでに築かれた信用が重視される社会なのだ 神は我々を人間にするために、なんらかの欠点を与える By シェイクスピア 『アントニーとクレオパトラ』 事業は価値と信用を創造するゲームだ 僕たちが管理すべきものは、信用総量であってお金の額ではない。 世界の三層構造 第一層 地政学的に切り分けられた国家 第二層 国境を越えて雲のように漂う企業 第三層 オゾン層のように点在し結びつき合う個人 金融はなくなり、数融に移行する お金の形状は、貝から鉱物、そして紙幣で代替され、そして今、ビットへと変質し世界に溶け込んでいる。 個人の発行する信用が重視される世界へ 大切なことは、日頃から信用を貯めて、その信用のATMから生活や事業に必要な量を適宜引き出すという生活習慣なのである 価値の源泉たる使命の本質は「エゴを濾過すること」によって見えてくるのと同様、信用の源泉たる信念も「短期の欲に流されず一貫性を担保する」ことによって成立する。価値の積み上げと信念の保持が信用創造の要であるならば、信用においてもっとも重要な考え方は「欲の規制」という概念である。 TwitterやFacebookはコミュニケーションツールではなく、コントリビューションツールとして使うといい。 お金を中心とした資本主義の基本的な考え方は、17世紀、デカルトの時代に成立した哲学に基づいている。それは、「物事は、要素に分解し、客観化することによって捉えることができる」という思想である。この数字で世界を捉えるという哲学が現在の「お金をコミュニケーションの中心に置く」という社会システムにつながっている。 お金で買えるものとお金で買えないものの境目を倫理という。 この世界の最大公約数であるお金を、人が求めてすり寄っていくことは責められないが、それは個別の使命を持っているはずの自分自身を失う一歩でもある。そうした不自然さを直感するからこそ、人はお金を避けるのではないだろうか。 文脈を残した価値交換経済である有機経済が進むにつれて、誰かに与えた価値が、別の角度から返ってくる、give & givemという仕組みが増えるのではないだろうか。 お金のない世界を観る、それが本当の意味で「お金の正体を知る」ということなのだ。

Posted byブクログ

2013/07/08

副題に「新資本論」と名を打ってゐるが、名前倒れの本である。筆者は「金融、特に投資のリテラシーを広めていきたい」と言っておきながら、本書の後半は、インターネットを利用した所謂「物々交換」を提唱してゐるに過ぎない。個人としての「金融、特に投資のリテラシーを深めたい」ならば、「金持ち父...

副題に「新資本論」と名を打ってゐるが、名前倒れの本である。筆者は「金融、特に投資のリテラシーを広めていきたい」と言っておきながら、本書の後半は、インターネットを利用した所謂「物々交換」を提唱してゐるに過ぎない。個人としての「金融、特に投資のリテラシーを深めたい」ならば、「金持ち父さん・・・」(ほんとに倒産したと筆者は評価しない)や、橘玲、野口悠紀雄両氏の一連の著作の方が有用だと思ふ。  シャトームートンロートシルトの1973年ものラベルはピカソが書いた。このワインは楽天市場で現在6万円/本だ。ピカソが書いたことによって、シャトームートンロートシルトは一流ワインに仲間入りしたさうだ。  楽天の三木谷氏の成功の要因の一つは、HBS卒業と言ふ学歴=世間の信用である。これらは話の種にはなる。

Posted byブクログ

2013/06/29

お金とは何であるか? 信用は国家が担ってきた。 電子マネーなど企業が信用を担ってきている。 個人同士の信用で世の中が回るようになる。

Posted byブクログ

2013/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りた本。 まえがきに、ゴッホとピカソの決定的な違いは何か?のくだりは出てくるものの、本文中にはほとんどゴッホもピカソも出てこなくて。 終始、お金の話だった。 人とのつながりや、信頼関係を大事にしましょう。 のような、私にとっては当たり前で、知っていたことを再確認するにとどまった為、低めの評価とさせてもらいました。 もっと、ピカソやゴッホのエピソードと絡めて欲しかった。

Posted byブクログ

2013/06/22

http://staygold1979.blog.fc2.com/blog-entry-473.html

Posted byブクログ

2013/06/20

お金は、非常に強力で大事なものであるが、絶対的なものではない。 お金は、人と人とがコミュニケーションする手段の一つである。 しかし、それが"数字"という世界中すべての人が理解可能なメディアであるがゆえに、きわめて強力な存在であるに過ぎない。 お金が絶対的な...

お金は、非常に強力で大事なものであるが、絶対的なものではない。 お金は、人と人とがコミュニケーションする手段の一つである。 しかし、それが"数字"という世界中すべての人が理解可能なメディアであるがゆえに、きわめて強力な存在であるに過ぎない。 お金が絶対的な存在でなく、数あるメディアの一つだからこそ、他のメディア、たとえば、言語や宗教、ボディランゲージ、時には笑顔ひとつすら、お金の代わりになるのである。 タイトルにこそ、ピカソやゴッホといった名前が出てきますが、彼ら芸術家に関する本ではなく、本の主題は「お金」。 今までのお金の捉え方について、そしてこれからの未来のお金のあり方について考えさせられます。 特に個人の信用力がより重要になっていくという考え方には非常に共感。

Posted byブクログ

2013/06/03

お金の話。 3章まではなるほどと思うこともあった。 確かに電子マネーやクレジットカード使ってるとポイントが貯まるしお金って数字の羅列でしかないなと感じていた。 4章以降は…宣伝?

Posted byブクログ

2016/05/01

 本書は、お金をめぐる著者自身の思索と実践、それからお金の歴史と進化を踏まえて、これからの時代を幸せで自由に生きる方法について書かれた一冊です。 「お金」の呪縛から解放されて自由に生きるために必要な考え方や方法が分かりやすくまとった中身となっています。  詳細なレビューはこちら...

 本書は、お金をめぐる著者自身の思索と実践、それからお金の歴史と進化を踏まえて、これからの時代を幸せで自由に生きる方法について書かれた一冊です。 「お金」の呪縛から解放されて自由に生きるために必要な考え方や方法が分かりやすくまとった中身となっています。  詳細なレビューはこちらです↓ http://maemuki-blog.com/?p=591

Posted byブクログ

2013/05/31

『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』 山口揚平 / ダイヤモンド社 / 本 / 2013年03月08日 / http://booklog.jp/users/jwtdream/archives/1/447801759X

Posted byブクログ