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ガソリン生活 の商品レビュー

4

511件のお客様レビュー

  1. 5つ

    130

  2. 4つ

    204

  3. 3つ

    113

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2013/03/13

内容紹介 大学生の望月良夫は愛車のデミオ運転中に、 偶然会った女優の翠を目的地へ送り届けることに。 だが翌日、翠は事故死する。 本当に事故だったのか? 良夫とその弟で大人びた小学5年生の亨は、 翠を追いかけ回していた芸能記者・玉田と知り合い、事件に首を突っ込み始める。 姉、母ま...

内容紹介 大学生の望月良夫は愛車のデミオ運転中に、 偶然会った女優の翠を目的地へ送り届けることに。 だが翌日、翠は事故死する。 本当に事故だったのか? 良夫とその弟で大人びた小学5年生の亨は、 翠を追いかけ回していた芸能記者・玉田と知り合い、事件に首を突っ込み始める。 姉、母まで望月一家が巻き込まれて、謎は広がるばかり――。 朝日新聞夕刊の人気連載が待望の単行本化。 物語の語り手はなんと本邦初! ?の「車」。 町を走る様々な車たちの楽しいおしゃべりが全編にさんざめく、 前代未聞のユーモアミステリーにして、 のんきな長男・大人びた弟…と個性的なキャラが揃った家族の暖かいエピソードに溢れた、 チャーミングで愛すべき長編家族小説!

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2013/03/12

クルマを見事に擬人化させたところがスゴイ!! 望月家中心の人間社会と緑デミ中心のクルマ社会の融合が自然で終盤には人とクルマの隔たりが感じられなかった。 久々の伊坂作品のクリティカルヒットだった。

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2013/03/11

宮部みゆきの「長い長い殺人」を思い出したなぁ。所々車ならではの身体の表現とかが面白い。 オーファーザーの由紀夫が出てきたりフィッシュストーリー?か陽気なギャングの検問について言及されたのはニヤッとした。

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2013/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間よりも人間らしい、車たちのおしゃべりがとても面白い作品だった。 特に、緑デミオの「二度も叩くなんて。望月家の人間にもぶたれたことがないのに!」というガンダムパロディの台詞には笑った。 あと気になる点が一つ。荒木翠の旦那は「重力ピエロ」の泉水と同じ会社(ジーン・コーポレーション)に勤めてるのかな?と思ったが実際のところどうなんだろう。

Posted byブクログ

2013/03/09

クルマの視点から描いたミステリー。 こんな話を思いついて書けるのは伊坂幸太郎だけ。 ともかく新作が読めてうれしいのに 期待よりもエンターテイメントしていて面白かった。 久しぶりに他の小説の登場人物が出てきた。

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2013/03/09

朝日新聞連載時に読了。 主人公(車)が、うちの車と同型だったので感情移入もひとしお。 読後感が暖かい小説です。

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2013/03/08

面白かった~。 ちょっと頼りない兄「良夫」と、しっかりしすぎが玉に瑕な弟「亨」の凸凹兄弟と望月家の愛車「デミオ」を中心に、ザッパや細見氏、郁子、そしてやさいトリオ。 今作も伊坂さんらしい登場人物たちが最高でした。 特に語り手となるデミオがなんとも秀逸。 自転車とは会話が成立し...

面白かった~。 ちょっと頼りない兄「良夫」と、しっかりしすぎが玉に瑕な弟「亨」の凸凹兄弟と望月家の愛車「デミオ」を中心に、ザッパや細見氏、郁子、そしてやさいトリオ。 今作も伊坂さんらしい登場人物たちが最高でした。 特に語り手となるデミオがなんとも秀逸。 自転車とは会話が成立しないところだったり、車のパーツを人間の身体に見立てたりするセンスは素晴らしく、 「少年よ、もっとエンジンを噴かして生きてもいいのだよ」などと言った発言に終始ニヤニヤ。 そして伊坂さんと言えば、結末の爽快感ですが きっと作者本人が一番、望月家や登場人物たちを愛してるんだろうなあと思わずにいられない展開にきゅんきゅん。 オー!ファーザーの由紀夫ファミリーがちょろっと出てくる、おまけ感といい、やっぱり伊坂さん…だいすきです!

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2013/03/06

いやー、もう楽しかった、読んでる間ずっと。 クルマ好きにはたまらなく愉しい一冊! なんといってもこのラストの幸福感といったら、もう! 「ねぇ、聞いて、うちのかおりさんたらまた道に迷っちゃってさぁ」 「あぁ、そりゃもう仕方ないですな。諦めなさい」 きっと私の愛車も毎晩、隣に停め...

いやー、もう楽しかった、読んでる間ずっと。 クルマ好きにはたまらなく愉しい一冊! なんといってもこのラストの幸福感といったら、もう! 「ねぇ、聞いて、うちのかおりさんたらまた道に迷っちゃってさぁ」 「あぁ、そりゃもう仕方ないですな。諦めなさい」 きっと私の愛車も毎晩、隣に停めてある夫の車に向かってぼやいているんだろうな。

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2013/03/06

朝日新聞夕刊にて連載されていた作品。今作は 車が主人公...というか物語の語り部という一風 変わったスタイル。緑色のデミオという車種で 通称「緑デミ」。彼は望月家のファミリーカーとして ごく一般的な愛車として暮らしている。 その緑デミにある日突然、有名な元女優が乗り込んできて そ...

朝日新聞夕刊にて連載されていた作品。今作は 車が主人公...というか物語の語り部という一風 変わったスタイル。緑色のデミオという車種で 通称「緑デミ」。彼は望月家のファミリーカーとして ごく一般的な愛車として暮らしている。 その緑デミにある日突然、有名な元女優が乗り込んできて その日の夜に、その女優は不倫相手とトンネルで 事故死を遂げる...。 今作はかなり盛りだくさんな内容で更には望月家 長女とその彼氏が、人格破綻者「トガリ」が起した 事件に巻き込まれたり、子供の皮を被った大人より 大人びた小学生の次男の苛め問題、そして何よりも 語り部が車ゆえのもどかしさとそれ以上の面白さ。 ファンタジー面の伊坂氏と、ポップでキャッチーな 伊坂面が、こんな形で完璧に融合するなんて!!! 登場人物も安心の伊坂作品で望月家の個性ある 家族以外にも芸能記者の「玉田」、カラスと闘う 近所のオバさん「安田さん」、そして小学校校長 でありながら事あるごとに生徒に「フランク・ザッパ」を 聴くようにと奨める「細見氏」。 こういった愛すべき人物たちと、様々な事件が 張り巡らされた伏線で少しづつ繋がってきて、 盛り込み過ぎ?なくらいにサービスに溢れた作品。 出来るだけ...子供に多く読んで欲しいなーと 思ったりします。 今作で泣かされる事はないと思いながら読んでいて 油断した所為なのでしょうか...エピローグのラスト2Pに 急に涙腺が決壊してしまいました。あぁ...ステキな作品です。

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2013/02/18

〈内容〉物語の語り手はなんと本邦初! ?の「車」。 町を走る様々な車たちの楽しいおしゃべりが全編にさんざめく、 前代未聞のユーモアミステリーにして、のんきな長男・大人びた弟…と個性的なキャラが揃った家族の暖かいエピソードに溢れた、チャーミングで愛すべき長編家族小説!

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