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ガソリン生活 の商品レビュー

4

514件のお客様レビュー

  1. 5つ

    131

  2. 4つ

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  3. 3つ

    113

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2013/05/11

デミオの持ち主・望月家は、母兄姉弟の4人家族(ただし一番大人なのは弟)。ある日、兄の良夫が、元女優とパパラッチの追走事故に巻き込まれ…。車が語り手の家族小説。 新聞連載の小説に加筆したせいか、いつもの伊坂作品ほど快調なテンポではなかったと思う。また後半は伏線の回収に忙しかったよ...

デミオの持ち主・望月家は、母兄姉弟の4人家族(ただし一番大人なのは弟)。ある日、兄の良夫が、元女優とパパラッチの追走事故に巻き込まれ…。車が語り手の家族小説。 新聞連載の小説に加筆したせいか、いつもの伊坂作品ほど快調なテンポではなかったと思う。また後半は伏線の回収に忙しかったような気もした。でもそれらを割り引いても十分に楽しい小説であることは確かだけれど。 (B)

Posted byブクログ

2013/05/09

素敵なお話し。 気持ちがほっこりする感じで最後まで読めました。 緑デミにザッパ、黒ニコ、望月家、玉田記者等出てくる人達がみんな優しい。 作品の終わり方もまた素敵。

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2013/05/09

まあ面白かった部類かと。 車がしゃべって主人公って子どもの絵本に よくあるパターンだし。内容は割と単純で ミステリーの結末もあまり意表を突かれたような ものではなかったし。 でもなんとなくほのぼのしていて面白かったと 思います。

Posted byブクログ

2013/05/09

面白い家族が主人公で、悪いヤツが出てくる伊坂作品、、それなら“オー!ファーザー” とか、“残り全部バケーション”。 人間以外の何かがしゃべる話なら、“夜の国のクーパー”とか“オーデュボンの祈り”。 そんで、このガソリン生活は、「私のヌンチャクが火を噴くわよ」なお母さんと、お人...

面白い家族が主人公で、悪いヤツが出てくる伊坂作品、、それなら“オー!ファーザー” とか、“残り全部バケーション”。 人間以外の何かがしゃべる話なら、“夜の国のクーパー”とか“オーデュボンの祈り”。 そんで、このガソリン生活は、「私のヌンチャクが火を噴くわよ」なお母さんと、お人好しの長男、生意気な小学生、反抗期の長女を擁する望月家と、そこん家の自家用車、緑のデミオの話。 そしてこの緑デミがしゃべる。 というより、出てくる車が全部しゃべる。 でも、しゃべるのは対、人ではなく、車と車。 普通の小説なら、一人称の主人公(人間)だけに感情移入して読むところだけど、この小説は一人称の車にも感情移入して読んだ感じでした。 だもんで、物語が進むにつれて、車達の間(と読者)では周知の事実になっている出来事を、主人公達は知らない。っていう情報の差分みたいなもんが生まれて、その間っこをひゅるひゅると読み進んでいく感じが楽しかったです。 ネタバレになるから多くは語るまい。って感じだけど、いつもの伊坂さんの、勧善懲悪のストーリーかな?って思わせつつも、「そっちのストーリーで落とすの!?」ってところが、ちょっと物足りないかな?って思ったりもしたんだけれど、エピローグを読んだら、そんな気持ちは全部吹っ飛びました。 こういうエピローグ、大好き。

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2013/05/09

車が語り手という珍しい小説。 主人公デミオの持ち主である望月家の人々が関わる様々な事件はいつもの謎あり、笑いあり、涙ありの伊坂幸太郎だが、車の思考や車どうしの会話が微笑ましくて面白い。読了後は道ゆく車に話しかけたくなってしまった。

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2013/05/08

読後、自分の車を大切にしようと思わせられた。車たちのキャラクターが面白い。が、車視点で話を追うせいか、ちょっとテンポが良くなかった気がする。

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2013/05/08

ミステリーあり,笑いあり,涙あり,考えさせられる点あり。何より設定が面白く平易な文章で読みやすかった。終わり方はハッピーエンドでなおよし。個人的に伊坂小説の好きなところは,多数の伏線がクライマックスで統合されるところですが,それもこれまでの作品を凌駕しており,気づけば読み終わって...

ミステリーあり,笑いあり,涙あり,考えさせられる点あり。何より設定が面白く平易な文章で読みやすかった。終わり方はハッピーエンドでなおよし。個人的に伊坂小説の好きなところは,多数の伏線がクライマックスで統合されるところですが,それもこれまでの作品を凌駕しており,気づけば読み終わっていた。 伊坂小説の中でも上位にカテゴライズされるほどの力作で今後もお気に入りの書架に鎮座することでしょう。 それにしても伊坂幸太郎の表現力はすごいなあと恐れ入る始末でした。

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2013/05/07

お話する車たちが何ともかわいらしい。 わたしのかつての愛車だったラテちゃんも、他の車たちとこうやっておしゃべりしてたのかしら。 ちょびっとお休みしてた読書ライフの再スタートにはぴったりのさらっと感でした◎

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2013/05/07

とある家族とその家族の自家用車を取り巻く、…いやむしろ、その自家用車である緑デミ(緑色のデミオ)目線で進んでいくストーリー。車同士の会話という設定が斬新、ユーモアあふれる表現が随所に見られ、伊坂ワールド全開で楽しかった!伊坂好きにはもちろん、伊坂さん読んだことない方にもオススメの...

とある家族とその家族の自家用車を取り巻く、…いやむしろ、その自家用車である緑デミ(緑色のデミオ)目線で進んでいくストーリー。車同士の会話という設定が斬新、ユーモアあふれる表現が随所に見られ、伊坂ワールド全開で楽しかった!伊坂好きにはもちろん、伊坂さん読んだことない方にもオススメの1冊です。

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2013/05/07

自動車の擬人化小説。 「望月家」の愛車デミオが一家の巻き込まれた事件にやきもきしながら謎を究明・・・いや究明しても伝えようもないんですが。 なんていうか、自動車に非常に愛着がもてますね。読んでいると。考えてみたら自動車側で「悪人」って描かれてなかったな。みんななんとなくのんびり...

自動車の擬人化小説。 「望月家」の愛車デミオが一家の巻き込まれた事件にやきもきしながら謎を究明・・・いや究明しても伝えようもないんですが。 なんていうか、自動車に非常に愛着がもてますね。読んでいると。考えてみたら自動車側で「悪人」って描かれてなかったな。みんななんとなくのんびりほんわかして。デミオくんにしても大変な事件に巻き込まれていてもどこかとぼけているようで愛らしい。 ハラハラしたりドキドキしたり、笑ったり泣いたり、謎もほどよくありつつ、それでいてハートフルさもあるオールインワンな一冊。

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