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ガソリン生活 の商品レビュー

4

516件のお客様レビュー

  1. 5つ

    132

  2. 4つ

    205

  3. 3つ

    114

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    1

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2013/05/21

伊坂幸太郎だから期待値が高いので、普通だとガッカリする分評価が低くなってしまう。 悪くないんだけど、緑デミオにむっちゃ愛着わくんだけど、何か物足りない。一つは妙に賢い子供が出て来る事。いつも思うのだが、年に相応しくない頭の切れる子供が謎を推理して行く展開は、読んでいてバカバカし...

伊坂幸太郎だから期待値が高いので、普通だとガッカリする分評価が低くなってしまう。 悪くないんだけど、緑デミオにむっちゃ愛着わくんだけど、何か物足りない。一つは妙に賢い子供が出て来る事。いつも思うのだが、年に相応しくない頭の切れる子供が謎を推理して行く展開は、読んでいてバカバカしくなってくる。作者が読者に純粋に展開を楽しむ為の伏線描くの面倒くさがっているんじゃないかしら??って勘ぐっちゃう。 もう一つは伊坂に出てくる普通の人だけどユニークという登場人物が居ない事。唯一、郁子がかろうじていい味出しているが、他の登場人物は生意気なガキとか偏り過ぎている人達ばかり。 車が話すシチュエーションは悪くないし、車ごとにメーカーや製造国や持ち主の色が出ていたりするのは楽しいのに、登場人物がイマイチなのが残念。

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2013/05/21

緑のデミオ君とその所有者の望月良夫と弟の亨のお話。 ある有名人が自動車事故に巻き込まれるが良夫と亨は・・・ 車のデミオ君視点で述べられる。トイストーリー的かと思えば自発的に動くことはできなさそう。。

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2013/05/22

望月家の緑色のデミオ、緑デミ。 普段、車の気持ちなんて全然考えずに乗っているけど、 緑デミみたいだったら、うちの愛車はどう感じているんだろう。 エピローグ、良かった。 でも、良夫と麗美はどうなったんだ?? 緑デミと望月家をめぐるミステリー。

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2013/05/18

車が一人称で語るという斬新な構成も違和感なく読まされてしまうのはさすが伊坂幸太郎! 張り巡らされた伏線を見事に回収してくれるのも伊坂作品ならでは。 もう緑デミも隣のザッパもかわいくて感情移入しっぱなし。 同時にうちのヴィッツは近所の車と何を話しているのか…と不安になってみたり。 ...

車が一人称で語るという斬新な構成も違和感なく読まされてしまうのはさすが伊坂幸太郎! 張り巡らされた伏線を見事に回収してくれるのも伊坂作品ならでは。 もう緑デミも隣のザッパもかわいくて感情移入しっぱなし。 同時にうちのヴィッツは近所の車と何を話しているのか…と不安になってみたり。 この作品は車好きな方も楽しめるんじゃないかな。 そしてエピローグにまんまとやられてちょっと泣いた。 よかったねデミオ。

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2013/05/18

車(緑デミオ)が主人公!大人向けの小説では斬新すぎる主人公設定に最初は驚いたが、車目線ゆえの様々な表現がいちいち面白い!緑デミオの持ち主家族のドタバタ日常がお話であって、エピローグが幸福感に包まれていてとても良い。車に乗りたくなるなぁ。

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2013/05/18

登場人物の視点を短い章で切り替えながらストーリーを進めるという手法は、この作者が得意とするもの。 ただ、本書が他の作品と異なるのは、登場人物?に自動車が含まれていることだ。 確かに、車は擬人化しやすいのでアニメにもしゃべるキャラとして登場するし、違和感はあまりないけど、人間の視点...

登場人物の視点を短い章で切り替えながらストーリーを進めるという手法は、この作者が得意とするもの。 ただ、本書が他の作品と異なるのは、登場人物?に自動車が含まれていることだ。 確かに、車は擬人化しやすいのでアニメにもしゃべるキャラとして登場するし、違和感はあまりないけど、人間の視点と車の視点が交互に進行する発想は面白い。 ミステリが読みたいという方には、この程度の事件では物足りないかも知れないが、死人も出ているけど、淡々と穏やか?に進行する物語が面白かった。 フランク・ザッパをどれくらいの方が知っているのかわからないが、この名前に興味を持たざるを得ないだろう。でもね、CDレンタル行ってもたぶん、ないでしょ。聞きたくなるのでは? あと、エビローグがよい。

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2013/05/18

社会になくてはならない自動車。 実はくるま同士も会話をしているというのが本作の設定で、彼らの思っていること・話していることが、なんだかリアルに感じられました。 自動車は自信の意思で加減速等できず、危険な運転を強いられているときは、安全運転をするよう叫んでいるそうです。 その声が...

社会になくてはならない自動車。 実はくるま同士も会話をしているというのが本作の設定で、彼らの思っていること・話していることが、なんだかリアルに感じられました。 自動車は自信の意思で加減速等できず、危険な運転を強いられているときは、安全運転をするよう叫んでいるそうです。 その声が届かないときは、恐怖を消すために目をつむり、意識を失っているんだとか。(かわいそう・・・) 安全運転を心がけたいものです。

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2013/05/17

久々の伊坂作品。 車目線・車が語り手という今までに経験したことのない小説だったが、楽しく読ませてもらった。ちょっとしたミステリーに個性豊かな家族と車。ホントに車が言葉を発するとこんな感じなのかなぁと思わせる作品。久々に洗車・オイル交換してあげようかな!?と読み終わった後に少しココ...

久々の伊坂作品。 車目線・車が語り手という今までに経験したことのない小説だったが、楽しく読ませてもらった。ちょっとしたミステリーに個性豊かな家族と車。ホントに車が言葉を発するとこんな感じなのかなぁと思わせる作品。久々に洗車・オイル交換してあげようかな!?と読み終わった後に少しココロが暖かくなる作品でした。

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2013/05/16

伊坂幸太郎著『ガソリン生活』読了。 複雑な展開では無いのですが、伏線が どんどん繋がっていく感覚が快感です。 車目線ってのも楽しめました。子供ら しくない亨君の成長ぶりまでエピロー グで確認できたし…おしまいがなんと も可愛い。殺し屋が登場しない感じの 伊坂作品もほのぼのしてなか...

伊坂幸太郎著『ガソリン生活』読了。 複雑な展開では無いのですが、伏線が どんどん繋がっていく感覚が快感です。 車目線ってのも楽しめました。子供ら しくない亨君の成長ぶりまでエピロー グで確認できたし…おしまいがなんと も可愛い。殺し屋が登場しない感じの 伊坂作品もほのぼのしてなかなか良い です。初めて乗った車…思い出すなぁ 条件さえあれば、歴代の自家用車達に 逢いたくなりました。アジアのどこか で元気に走り回っていてくれたらなぁ

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2013/05/16

擬人化されたクルマが語り手という設定も伊坂的なら、ちりばめられたいくつもの伏線がお話の展開と共にきれいに回収されていくというのも正しく伊坂的。「ゴールデンスランバー」に続く伊坂の代表作と言えるでしょう。自作である「残り全部バケーション」の一節がちらりと登場して思わずニヤリとさせら...

擬人化されたクルマが語り手という設定も伊坂的なら、ちりばめられたいくつもの伏線がお話の展開と共にきれいに回収されていくというのも正しく伊坂的。「ゴールデンスランバー」に続く伊坂の代表作と言えるでしょう。自作である「残り全部バケーション」の一節がちらりと登場して思わずニヤリとさせられました。

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