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大絵画展 の商品レビュー

3.2

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    6

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2024/07/22

近代絵画ブームにかこつけて、さらにはバブル経済を過信した輩が買い集めた絵画が倉庫に眠っていることを知った詐欺師が、鴨を取り込んで金儲けを企む物語だが、バブル時代を現役時代に経験した小生としては、このようなことを発想する連中が居ても想定外ではないと感じた.鴨になったのが、筆坂茜と大...

近代絵画ブームにかこつけて、さらにはバブル経済を過信した輩が買い集めた絵画が倉庫に眠っていることを知った詐欺師が、鴨を取り込んで金儲けを企む物語だが、バブル時代を現役時代に経験した小生としては、このようなことを発想する連中が居ても想定外ではないと感じた.鴨になったのが、筆坂茜と大浦壮介だ.二人が倉庫に忍び込んで絵画の入ったコンテナをぬ住みだす件が楽しめた.ゴッホの例の絵は、模写したものが現実に何点かあり、どれが本物かは未だに分からない由.ゴッホも罪なことをしたものだと、天国から眺めているだろう.

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2024/01/08

第14回 日本ミステリー文学大賞 新人賞 受賞作品 初めて読む作家さん。 ジャケ買いした作品だった。 名前や設定の複雑さ、内容の詰め詰め感が 少し読みづらく、少々混乱もしたけれど… 途中から先が気になり 後半は たたみかけるように 一気に読んでしまった! 読後感サイコー!な...

第14回 日本ミステリー文学大賞 新人賞 受賞作品 初めて読む作家さん。 ジャケ買いした作品だった。 名前や設定の複雑さ、内容の詰め詰め感が 少し読みづらく、少々混乱もしたけれど… 途中から先が気になり 後半は たたみかけるように 一気に読んでしまった! 読後感サイコー!な終わりかた 最初は 私には重くて…ちょっと 読んでいて心苦しい感じがしたけど 最後まで読むと とてもスッキリ! 内容と人物を かなり把握した今 もう一度 読んだら もっと もっと面白くなるぞ!と感じた。 正されるべき所は正す! うん。良かった! 読みづらさがあった分 星控えめ。 限りなく4に近い。2回目読んだら 評価も変わりそう 笑

Posted byブクログ

2023/06/27

 面白かったけど、後日談が長い。所有権の話を何度も読まされるのにも辟易。  嫌悪感を感じる男を助けようとする話も嫌だなって思っていたが、助けたかったのは違う人だったのね。

Posted byブクログ

2023/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2023/3/19 因果応報な感じで納まるところに納まるので読後感が良い。 最後に大絵画展するのが実に小説的で素敵。 途中「それ誰やっけ?」って何度かなったのは私の頭が残念だからだよね。 前半の美術界の裏側みたいのはうんざりするんやけど。 そういえば盗作野郎は何の報いも受けてないのでは? それはいかんぞ。アイツ嫌い。

Posted byブクログ

2023/02/17

先に『哄う北斎』を読んでしまったけど、これがシリーズ1作目っぽい。登場人物一覧を見たときにはゲゲっと慄いたが、この絵の由来に(史実的な)こだわりがなければ、全然問題なし。 解説は大森望。

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2021/04/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コンゲーム初めて読んだので慣れるのに精一杯だった。(個人の感想) 自分が横文字の登場人物をあまり覚えられないので巻頭の名前表が有難かった。 美術の価値的側面へ終盤スポットライトが当たる部分が良かったな〜と思う。 美濃部の思い描いた絵とその買い主の関係性がドクターガシェとノースウィッグにそのまま当てはまる点は収束の仕方が流石の技巧だな……と思った。

Posted byブクログ

2020/12/23

帯に大どんでん返しって書いてあったから。 きっとこれ最後はやられるんだろうな。とは思って読んでたんだけども。 そうきたか!!!! のオチでした。笑笑 一瞬、誰が誰だか見失う。これがあの人であれ?これが?あれれ?あれ?みたいなね。すごいプロット仕掛けてきます。裏の裏みたいなね。...

帯に大どんでん返しって書いてあったから。 きっとこれ最後はやられるんだろうな。とは思って読んでたんだけども。 そうきたか!!!! のオチでした。笑笑 一瞬、誰が誰だか見失う。これがあの人であれ?これが?あれれ?あれ?みたいなね。すごいプロット仕掛けてきます。裏の裏みたいなね。 3つくらいのそれぞれのストーリーがうまーくリークしていって解決に至る。なんだか上手くできたミステリーだなぁ。すごいな。って思う。 このカラクリ、よくぞ!!!!!! 頭でこねくり回すのも大変そうな内容だよ。 作者、相当根気がいるだろうなぁ。 是非、他のも読みたい期待の作家さんです!!!!

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2020/08/02

絵画美術系、贋作、コンゲーム(騙し合い、詐欺モノ)。自分にとっては好きな要素が複合された作品なので、楽しめた!の一言。 ゴッホの「医師ガシェの肖像」の手に汗握るオークションから物語は始まる。 そして計画の中核をなす男女二人は、ダメダメぶり故にマンマと詐欺に釣られてしまうが、窮地に...

絵画美術系、贋作、コンゲーム(騙し合い、詐欺モノ)。自分にとっては好きな要素が複合された作品なので、楽しめた!の一言。 ゴッホの「医師ガシェの肖像」の手に汗握るオークションから物語は始まる。 そして計画の中核をなす男女二人は、ダメダメぶり故にマンマと詐欺に釣られてしまうが、窮地に追い込まれた彼らに思わぬ救いの神ならぬ悪魔の囁き。大風呂敷を広げたストーリーやいかに。 作者の美術業界についての思い(だとワタシは受け取った)も熱く語られる。 そしてタイトルの真の意味が明かされるのや、何重にもかけられた枠の全体を知るのは最後の最後だ。

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2020/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

間1週間空いてしまって、誰が誰だか分からなくなってしまったがきれいにまとめて終わったかなと思う。 けど、最後になって日野が実はいい奴でした、はなんかなぁ…。各メンバーにもうちょっと感情移入できればよかった気がする。自分の絵パクられたあの人はなんかかわいそうね。

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2020/03/07

 ストーリーは大きく、事実に基づくところもあり、ち密に作られている印象  ただ、私の読解力が無いせいか登場人物が多いわりにあまりイメージがつかず、入り込めなかった、というのが正直な感想。

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