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評価と贈与の経済学 の商品レビュー

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100件のお客様レビュー

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2013/03/30

初めての有料電子書籍でした。 KindlePWだと、アンダーラインを引いたりできて、楽しく読めました。

Posted byブクログ

2013/03/28

昨今経済学者による優れた経済に関する論説が多く出ているのに、本書のようなただの劣化言説の塊でしかないものに対して「経済学」という書名を関して売ることは、皮肉抜きで称賛に値するだろう。最初に若年層について語っているがそれはほとんど印象論でしかないし、後の論理についても、既存の経済学...

昨今経済学者による優れた経済に関する論説が多く出ているのに、本書のようなただの劣化言説の塊でしかないものに対して「経済学」という書名を関して売ることは、皮肉抜きで称賛に値するだろう。最初に若年層について語っているがそれはほとんど印象論でしかないし、後の論理についても、既存の経済学やネットワーク論、自我論などをほとんど参照しない、「共同体」「贈与」などへの無邪気な称賛しかない。本書のように、「意識の高い」人たちに対する「癒やし」のみを提供するような対談本を刊行できる人間などごく少数であり、そのような人間に「市民」としての良心など期待することはできない。

Posted byブクログ

2013/03/26

「金は天下の回りもの」「金は溜めると澱む、水のように」だと改めて感じた。貨幣経済至上主義の中、最後の判断は信頼の積み重ねに依存している。この信頼のやり取りで起こる経済、営みを掘り下げてみたいと改めて思わさせられた。今の立場は、過去お世話になった人たちからの親切の総和、下の世代へ流...

「金は天下の回りもの」「金は溜めると澱む、水のように」だと改めて感じた。貨幣経済至上主義の中、最後の判断は信頼の積み重ねに依存している。この信頼のやり取りで起こる経済、営みを掘り下げてみたいと改めて思わさせられた。今の立場は、過去お世話になった人たちからの親切の総和、下の世代へ流すのが当たり前、世代間競争は日本にはやはり馴染まない。これが日本の強み、磨きたい。

Posted byブクログ

2013/03/26

哲学家のおじさん2人が、飲み屋で若者について語っている本。 自分の「いまの感動」が裏切られることが最大の苦痛だから、同じような感じ方をする集団の中で群れになって泳いでいたい。それを僕はイワシ化と呼んでいるです。 とか、 今は、完全記録時代なんです。ネットがあるから、なんでも...

哲学家のおじさん2人が、飲み屋で若者について語っている本。 自分の「いまの感動」が裏切られることが最大の苦痛だから、同じような感じ方をする集団の中で群れになって泳いでいたい。それを僕はイワシ化と呼んでいるです。 とか、 今は、完全記録時代なんです。ネットがあるから、なんでも記録として残ってしまう。だから、一度の失敗も許されない。便所の落書きだと思っていたものに、今は、すべてのことが記録されてしまうんですよ。 とか、いう話が書いてあった。 あと、共同体の理論も面白かったが、 あんまりしっくりこなかったので、 共同体に関する本をいくつか読んでみようと思う。

Posted byブクログ

2013/04/04

御茶ノ水丸善、¥999。 拡大家族についての意見は私も同意。両氏の主張は他書と同じですが、相変わらず面白い。すいすい読めます。

Posted byブクログ

2013/03/21

 内田樹と岡田斗司夫の対談。例えば「イワシ化する社会」のように岡田氏の表現の巧さが目立つ。そして、じりじりと詰め寄る岡田氏をいなしきれない内田氏、という構図が面白い。テンポもいいし。  「贈与」に関する内田氏の論はいつものとおりだが、相反すると思いきや同じ方向に岡田氏が向かってし...

 内田樹と岡田斗司夫の対談。例えば「イワシ化する社会」のように岡田氏の表現の巧さが目立つ。そして、じりじりと詰め寄る岡田氏をいなしきれない内田氏、という構図が面白い。テンポもいいし。  「贈与」に関する内田氏の論はいつものとおりだが、相反すると思いきや同じ方向に岡田氏が向かってしまう会話の流れも興味深い。

Posted byブクログ

2013/03/21

いろんな生き方ができる社会、共同体とはどういうものか。多様性とひとことで片付けてしまえばそれまでだけど、それって具体的にどういうこと?どうすればもっと生きやすい社会になるんだろう?ということについて、いろんな方面からお二方がお話しされています。そのキーワードとなるのが評価と贈与。...

いろんな生き方ができる社会、共同体とはどういうものか。多様性とひとことで片付けてしまえばそれまでだけど、それって具体的にどういうこと?どうすればもっと生きやすい社会になるんだろう?ということについて、いろんな方面からお二方がお話しされています。そのキーワードとなるのが評価と贈与。 お金だけがモノサシじゃない。数字で測れないものも大事。いろんな人とたくさん関わり合いながら、迷惑をかけたりかけられたり、助けたり助けられたり、そうやってみんながなんとかやっていける、そんな世の中がいいんじゃないかなーって思いました。

Posted byブクログ

2013/03/21

内田樹さんと岡田斗司夫さんの対談です。章立てはありますが、全体のテーマは「拡大家族」。 二人とも、論理的に話しているかのように見えて感情に訴えかけてくるところが引き込まれてしまいます。評価経済で言えばトップクラスに位置する二人だからこその技です。 経済学と名のついた難しいタイトル...

内田樹さんと岡田斗司夫さんの対談です。章立てはありますが、全体のテーマは「拡大家族」。 二人とも、論理的に話しているかのように見えて感情に訴えかけてくるところが引き込まれてしまいます。評価経済で言えばトップクラスに位置する二人だからこその技です。 経済学と名のついた難しいタイトルですが、頭にスッと入ってきます。 「決断力を付けるにはどうすればいいでしょうか」→「決断するほど切羽詰まっている時点でそれ以前の問題」とか、「有事のときどう対処するかと有事が起きないようにどう防ぐかは次元の違う問題」のあたりは日本人論も入ってきて特に面白かったですね。

Posted byブクログ

2013/03/19

「どうすれば決断力がつきますか?」って聞かれた時に「決断を迫られているのはもう負け戦だから」っていうのは良い答え。

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2013/03/17

贈与と反対給付。等価交換ではなく。 最大の資本は人柄。 やっぱり読んでて安心する。 日頃感じるコストリターンの合理化(と呼ばれてしまうもの)だったり、消費者が等価交換を前提にして考えちゃうから発生する過剰サービスが、やっぱりこの先も最重要視されるようなものではないよな、と思える...

贈与と反対給付。等価交換ではなく。 最大の資本は人柄。 やっぱり読んでて安心する。 日頃感じるコストリターンの合理化(と呼ばれてしまうもの)だったり、消費者が等価交換を前提にして考えちゃうから発生する過剰サービスが、やっぱりこの先も最重要視されるようなものではないよな、と思える。

Posted byブクログ