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リフレはヤバい の商品レビュー

3.3

49件のお客様レビュー

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2018/11/12

アベノミクス批判の先鋒として、期待して読んだ。しかし、この本を悪魔の代弁者として考えるならば、やはりアベノミクスは妥当ということになってしまいそうだ。 結局のところ、この本では、これからは、ストックの時代であり、通貨高を維持して、資産運用で儲けましょうということで、資産を持たない...

アベノミクス批判の先鋒として、期待して読んだ。しかし、この本を悪魔の代弁者として考えるならば、やはりアベノミクスは妥当ということになってしまいそうだ。 結局のところ、この本では、これからは、ストックの時代であり、通貨高を維持して、資産運用で儲けましょうということで、資産を持たないものには厳しい世の中になりそうだ。 リフレに代わる解決策は学校を充実させるとのことであるが、これまでの学校との違いはよくわからなかった。 以下 ?なポイント ・インフレ率1%を目途とする。 ・景気が良くならないと需要は増えないので、インフレは起こらない。 ・インフレにするためには、景気がよくならなければいけない。 ・良いインフレ、悪いインフレ ・企業が 便乗値上げをするのはありない。 ・リフレを主張するのはほとんど男性。 ・今は、大きな貿易赤字を抱えている。 ・物価は最初に下落しない。需要不足で下落する。 ・景気が悪いので、需要が弱く、価格が下落する。から、デフレスパイラルは存在しない。 ・日銀はわざとデフレにしているわけではない。

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2018/03/24

5年前に書かれた本で、その時点ならもうちょっと良い点が付いたんだろうけどね。 全く当たっておらんからなぁ・・・

Posted byブクログ

2017/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2013年刊行。反リフレ派の書。リフレ派も反リフレ派も需要の亢進を目的としている点では同じように思う(勿論、方法論はまるで違うが)。ただ、国債の価格下落に伴う銀行資産の毀損とドル資産調達確保に対するリフレ派の甘い見通しには呆れていたが、この点は明快に指摘。また、円安による景気回復は限定的(全体としては+と-があり、原材料費の高騰が景気回復の阻害可能性が高い。円安が日本全体の景気回復に、とは70年代迄)というのもその通り。とはいえ、需要の創出方法に関する本書の解説もまた稚拙である点は如何ともしがたい。 リフレ派の需要増・雇用増・所得増に対する現実感のなさはどうしようもないが、かといって、実学教育重視・拡張という帰結しか持ち出せない本書もまた?を付けてしまう(ただし、長期的に必要な施策であることは否定しないが、これはリフレ派も同様ではないか)。

Posted byブクログ

2016/11/14

リフレがヤバいことは感覚的に理解できる。アベノミクスも持続的な成長路線に乗せられなかったし、日銀のインフレ目標も事実上棚上げだ。インフレ状態にする唯一現実的なシナリオが円安とのことだが、為替相場は金融市場と米国の意向で決まるので実質的に日銀が操作できないこと、これ以外に人為的にイ...

リフレがヤバいことは感覚的に理解できる。アベノミクスも持続的な成長路線に乗せられなかったし、日銀のインフレ目標も事実上棚上げだ。インフレ状態にする唯一現実的なシナリオが円安とのことだが、為替相場は金融市場と米国の意向で決まるので実質的に日銀が操作できないこと、これ以外に人為的にインフレを起こすにはヘリコプターマネー以外に手段がないこと、仮にそれらの結果としてインフレになったとしても国民にとって何の利益もないことは良くわかった。マクロとミクロのバランスが取れていて非常に説得力がある。 ただいくつか理解できない点がある。 まず国債の暴落は円安が起点になるとのことだが、リフレで継続的に円安に誘導することはできないのではなかったか?そもそも日本国債の保有者は国内の機関投資家なのに為替変動で投げ売りが起こるのか?そんなことよりも財政破綻の方がずっと暴落のリスクが高いだろう。 また国債の暴落=長期金利の上昇が起こる場合、それはインフレ状態と同義ではないのか?物価が全く上がらず金利だけ上がることはありうるのか?一方でインフレは起こせないと言い、他方でインフレの懸念を主張しているように見える。 最後に円安で日本が滅ぶと言うのは極論を前提としていてナンセンスだ。もちろん制御不能な状態でどこまでも円が落ちていけばそうなるが、円が実力以上に過大評価されるのは国際競争力上明らかにマイナスだ。海外の企業を買いまくってグローバル経営を目指すのは結構なことだが、それは日本人の雇用を奪い、国内投資を縮小させる。いくら職業専門校を作ろうが、卒業生を雇う経営者は国内にはいなくなる。この辺りの認識が著者は甘いと言わざるを得ない。

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2016/09/26

リフレ政策反対。著者の意見を読むと全て悪い政策になる。一方の意見のみを読むと意見が凝り固まる。他方の意見も読むとちょうどいいかも。 経済素人からすると円安時のお金の流れが見えていいと思います。 リフレ政策は円安➡️オイル、食料品の高騰➡️給料上がるが狙いだが、給料上がらないた...

リフレ政策反対。著者の意見を読むと全て悪い政策になる。一方の意見のみを読むと意見が凝り固まる。他方の意見も読むとちょうどいいかも。 経済素人からすると円安時のお金の流れが見えていいと思います。 リフレ政策は円安➡️オイル、食料品の高騰➡️給料上がるが狙いだが、給料上がらないため、無理。

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2016/05/29

リフレ政策の危険性がわかりやすく書かれていた。 実際に市場に関わっている人には、当然のこと。 リフレ派の人に読んでほしい。

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2015/01/20

まあ、こういう経済系の本はとんと読まないのですけれども、最近こういった分野に興味が出始めた自分を自覚し、読んでみたわけなんですけれども…まあ、これは著者の主張・言い分ですよね、ということを了解して読んだ方がいいかと存じます…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー もっと有用な政...

まあ、こういう経済系の本はとんと読まないのですけれども、最近こういった分野に興味が出始めた自分を自覚し、読んでみたわけなんですけれども…まあ、これは著者の主張・言い分ですよね、ということを了解して読んだ方がいいかと存じます…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー もっと有用な政策が他にあるのかもしれませんしね…ただまあ、安倍ちゃんが今やっている政策は即止めるべし! みたいな主張には僕も賛同の意を示すというか…どうしてもこういう主張系の本を読んでいますと著者が正しいように感じてしまいますね…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー それと安倍ちゃんってアレですかね、経済の知識とかないんかなー? とか思うんですけれども、総理大臣も実は経済とかの知識とか皆無に近くて、何かしらの経済処置をする場合ってアレですかね、専門家とかに話聴くんでしょうか… そこら辺の関係がよく分からないんですけれどもまあ、景気なんちゅーものはそう簡単に良くはならないし、この本を読んでいると今後、日本が経済的に成長することもなさそう…さて、どうする!? というところで物語は終わります…(!) さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー

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2014/10/04

 全体的には面白く読んだ。特に第8章の「円安戦略はもう古い」で「真のグローバル日本企業になるためには、思考はドルでなさなければなりません。円で考えていると、単なる地元にこだわった、井の中の蛙になってしまうのです」という指摘はもっともだと思う。円安は株高につながって、株価の時価総額...

 全体的には面白く読んだ。特に第8章の「円安戦略はもう古い」で「真のグローバル日本企業になるためには、思考はドルでなさなければなりません。円で考えていると、単なる地元にこだわった、井の中の蛙になってしまうのです」という指摘はもっともだと思う。円安は株高につながって、株価の時価総額は上がっているが、さらに円安が進めば、企業価値や資産価値は目減りしていく。  面白かったのは「タコ紐理論」。インフレは凧と同じで高く揚がった時(インフレが進んだ時)は紐を引いて制御できるが、風がなければ、凧は揚がらない。つまりインフレは起きない。金融緩和で起きるのは輸入インフレだけだそうだ。  それではデフレ脱却にはどうすればいいのかという議論がこの本では物足りない。「おわりに リフレではなく何をするか?」にある数ページの提案は即効力に欠け、説得力も足りない。著者も認めているようにインフレを起こすには賃金を上げる政策が有効なのだから、どうすれば賃金を上げられるかを具体的に提案してほしいものだ。

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2014/03/17

リフレ政策による目先の円安、株高に浮かれる人々に対する警鐘と、安倍首相が、名目金利上昇のリスクに気づき、リフレ政策を修正することを望むという反リフレ派小幡績氏のリフレ批判本。 著者同様、本書の予言が実現せず、小幡氏の言うことは当たらなかったというシナリオが実現することを願うが、円...

リフレ政策による目先の円安、株高に浮かれる人々に対する警鐘と、安倍首相が、名目金利上昇のリスクに気づき、リフレ政策を修正することを望むという反リフレ派小幡績氏のリフレ批判本。 著者同様、本書の予言が実現せず、小幡氏の言うことは当たらなかったというシナリオが実現することを願うが、円安・インフレ妄信ムードの化けの皮がもうじき剥がれそうな予感が怖い。

Posted byブクログ

2014/01/30

難しかった。アベノミクスが目指す、意図的なデフレがどこまで劇薬なのか、判ったような判らなかったような。日銀と政権の駆け引きのところは、面白かった。

Posted byブクログ