ハピネス の商品レビュー

桐野夏生【著】

2013/08/05

お高いタワーマンションに住むママ友たちのお話。

主人公がフラフラ鬱々していて、ママ友達はくだらなくて…。でもさらーっと読めてしまった。
大どんでん返し！もないし、特別面白いわけではないけど、不思議と読み続けてしまう本。嫌いじゃない。

2013/07/30

誰もが羨むセレブの奥様方の暮し、表面だけの付き合い、私には、無縁の生活だなぁ！
思いがけない、大どんでん返し、スカーとした！
面白かった！
でも、アリサが、過去の事をはなさずに結婚したのは、女として、人として許せない！
最後迄、自分は悪くない、被害者気取り。幸せになるのは、許せないなぁ‼

2013/07/27

主人公がなんだか軽薄というか、自己正当化も多く魅力的に思えなかった。

読んでいるだけで息が詰まりそうなママ友との交流、それにイライラ又は落ち込む主人公の描写が多く気分の落ちている時に読むのは頂けない。

完璧に見えても何かを抱えていそうないぶママのストーリーの方が気になった。
情報の広がる早さ、一目見てのファッションチェックなど女性特有の感覚はうまく表現していると思う。

2013/07/22

おもしろかったけど、登場人物の誰にも共感できない。
地方育ち、地方在住だから？

家賃２３万円のマンションに住んでいて、お受験ママたちと遊んでいる人が、生活費１０万円でやっていけるのかな～？

2013/07/21

早く読み進めたい！とぐいぐい引き込まれた。
が、他の作品同様終わってしまうと…なんだって感じ。

ママ友あるあるはすごくよく描けていると思った。
心理描写がすごく上手なんだと思う。
だから引き込まれる。

ただ、旦那が帰ってくるまで、帰ってから、のテンポが違い過ぎたような気がする。
主人公が何を望んでいるのか、よくわからない。
ちょっと優柔不断な性格、という設定だからかもしれないけれど。

2013/07/09

よくあるママ友同士の諍いやら嫉妬やら…の話しでした。特にドロドロとしてるわけでもなく、ほんとに身近によくある話でさらっと読めました。でも育ちが良くてきれいで特に意地悪もしてない人がどうしてここまで…作者の嫉妬心かと疑ってしまいました。

2013/07/07

埋め立て地にそびえ立つ、憧れのタワーマンションに暮らす若い母親。彼女は、おしゃれなママたちのグループに入るが、隠していることがいくつもあった…。

狭い世界に生きる女性たちの閉塞感を描く。桐野夏生らしい細かな心理描写が光り、ストーリーの意外な展開にも引き込まれる。桐野の過去作から、誰かが誰かを殺めてしまうのではと半ば期待しながら？読んだ自分がいた。
（Ｂ）

2013/07/10

ママ友社会の大変さは「森に住む魚」で味わい尽くした感があり、テーマかぶっちゃったかしら…と思いながら途中まで読んでいましたが、結局夫婦関係の不安定さがママ友Communityの固執へつながるのかも…という視点が加えられていてすいすい読めました。

2013/07/01

東京の湾岸地区にそびえ立つ憧れのタワーマンションに暮らす若い母親有紗と三歳二カ月の娘、おしゃれなママたちのグループに入るが、隠していることがいくつもあった。有紗は、夫は海外勤務と話しているが・・・。ママ友グループは才色兼備の元客室乗務員で、夫は一流出版社に勤めるいぶママをリーダーに、同じく一流会社に勤める夫を持つ真恋ママ、芽玖ママ。その三人とも分譲の部屋。しかし有紗は賃貸。見栄の衣をまとった人種？を描く。主人公の有紗の身勝手さと見栄と嘘の塊の日常にうんざりする作品、終盤は成長し別人になった？

2019/01/12

読みやすく、さくさく読み終えました。

豊洲の高級マンションBT（ベイタワー）に３歳の花奈と住む、有紗。
旦那はアメリカへ単身赴任中という名目の別居状態だ。
BTは、高級層が住むBWT（ベイウェストタワー）と、賃貸組が住むBET（ベイイーストタワー）に分かれていて
BWTには、ママ友たちが住んでいる。
ママ友の１人、「いぶママ」率いるママ友グループに所属しているものの
周りのメンバーとの差を常に感じている有紗。

ドラマになりそうな話だなぁと思いました。
「ママ友」の世界って、何だか特殊というかちょっと怖いものを感じますね。
私自身、この「ママ友」って言葉が嫌いなので余計にそう思うんですが・・・

有紗にはママ友たちにも隠している「過去」があります。
その過去のせいで、旦那と別居するハメになるんですが・・・
ママ友の１人、美雨ママこと「洋子」のサバサバした性格が好きでした。

ラストは、有紗にとってはハッピーエンドになるんですが
「いぶママ」堕ちるとこまで堕ちてしまいましたね。