ハピネス の商品レビュー
タワーマンションに住み、かわいい女の子がいて、お洒落なママ友がいて、憧れの生活を手に入れたと思っていたのに背伸びし過ぎで毎日なんとなく苦痛を感じながらの生活。特に前半は読んでいて結構しんどかったなぁ~。淡々と話が進むのかと思ったら後半にかけてえっ!?と思う過去や人間関係が描かれて...
タワーマンションに住み、かわいい女の子がいて、お洒落なママ友がいて、憧れの生活を手に入れたと思っていたのに背伸びし過ぎで毎日なんとなく苦痛を感じながらの生活。特に前半は読んでいて結構しんどかったなぁ~。淡々と話が進むのかと思ったら後半にかけてえっ!?と思う過去や人間関係が描かれていて一気に読了。 あまりにも自分が今いる場所と違い過ぎてどの登場人物にも感情移入する事はなかった。
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主人公の考え方が嫌いで、ちょっといらっとしながら、でも最後まで読みました。 ほんとうにありそうなママ友社会。 隣の芝生は青くみえるけど、実はそうでもないんだろう。 読み終わった後は、人と比べても意味はないし、身の丈に合った環境で、今ある幸せを大事にしようと思った。
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桐野夏生さんの本なのに、『ハピネス』なのだもの! ある意味期待するよね。(笑 ■ ■ ■ ■ ■ なんかね、主人公にはいらいらしちゃうんだけどさ、 あたしみたくマイルールで生きてる人間でも やっぱり共感できるとこもあるんだ。 こどもに手抜きご飯を食べさせたときの罪悪感や 「だ...
桐野夏生さんの本なのに、『ハピネス』なのだもの! ある意味期待するよね。(笑 ■ ■ ■ ■ ■ なんかね、主人公にはいらいらしちゃうんだけどさ、 あたしみたくマイルールで生きてる人間でも やっぱり共感できるとこもあるんだ。 こどもに手抜きご飯を食べさせたときの罪悪感や 「だらしない」と思われたくない!って気持ちや ほんのちょっとした見栄とか ね。 いつもはなかったことにしてる、女の暗かったり愚かだったりなとこを つい自認してしまう、桐野作品。 ■ ■ ■ ■ ■ 『爪と目』のレビューで、ゾワゾワするお話は好みじゃないと書いたのね。 この本もそういう部分はあるのになぁ。 でも、ついつい読み耽ってしまうのは 自分では「なかった」ことにしてるダークな部分を前面にだした主人公が、 最終的に開き直りとすら言える決断をして生きていく女のひととして描かれてるからなのかも。 男のひとにはもてない種類の強さをもって。 ■ ■ ■ ■ ■ この本のラストでも主人公は多分に強くなるんだよ。 それが存外に爽やかなラストで つい「桐野作品なのに!」って言ってしまったり。(笑。
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一気に読んだ。結婚して子どもが生まれたら私もここに登場した女の誰かみたいになるのかもしれない。主人公の目線が自分が実際に見た世界のように思えてきた。読後いつも思う。本を読んだことで世界を知った気になるのは違うよね?想像力と何が起きてもそう驚かない動じない力はつくけど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
お高いマンションに暮らすママ友グループの一員である有紗は、表面上はみんなと仲良く、良きママ友を演じながら、どこかで無理したり、他人を見下したりと、複雑な状況。 単身赴任中の旦那との関係や、ママ友には言えない過去に苦しめながらも、自分自身で一歩を踏み出し、少しずつ成長をしていく姿には共感できる。 旦那に浮気され、別居してしまういぶママの今後も見てみたい。
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なんとか憧れのタワーマンションに住むことができ、女性としてママとして憧れるいぶママと同じママ友グループにも入れてもらえた有紗。しかし有紗にはママ友には決して言えない隠し事があった。 意外にあっさり終わったなぁという印象。ママ友が5人出てきて、不倫やら隠し子やらお受験やらと要...
なんとか憧れのタワーマンションに住むことができ、女性としてママとして憧れるいぶママと同じママ友グループにも入れてもらえた有紗。しかし有紗にはママ友には決して言えない隠し事があった。 意外にあっさり終わったなぁという印象。ママ友が5人出てきて、不倫やら隠し子やらお受験やらと要素は満載だったのに、毒々しさはほとんど感じず。まぁ、これくらいのことならそこら中であるだろうなぁとは思えたのでリアルさはあったが、この人の作品にしてはちょっと物足りなかったな。ドラマの「名前をなくした女神」や、角田光代の「森の中の魚」なんかに比べてもあっさり。そして俊平の海外逃亡の理由もいまいちわからなかったし、最後、美雨ママがまだ不倫を続けていたことを黙っていた理由も見当たらず。しかし有紗と俊平のやりとりもお互い様で、もう勝手にやってくれという感じ。己の子供をちゃん付けにしてる時点で自分には無理。あぁ、やっぱりこんな世界にはできれば一生入りたくない。
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東京湾岸あこがれのタワマンに暮らす主人公。タワマン内のママ友とのつきあいは見得と虚勢の張り合いなんだね。偽セレブたちが繰り広げる小さな意識のつっぱりあいは、時代の一断面を切り取ってそれなりに読ませる。
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小説を読むのが久しぶりで、登場人物(ママ友)の名前覚えられるかしら…等心配しつつ読み始めましたが、すんなり読めました。 自分の生活とはかけ離れてるけど、現実にこういう世界もあるんだろうなぁと興味深く読みました。 表向きはこうだけど実は…というのが紐解かれていって、最後には主人公が...
小説を読むのが久しぶりで、登場人物(ママ友)の名前覚えられるかしら…等心配しつつ読み始めましたが、すんなり読めました。 自分の生活とはかけ離れてるけど、現実にこういう世界もあるんだろうなぁと興味深く読みました。 表向きはこうだけど実は…というのが紐解かれていって、最後には主人公が少し前進したのがよかった、と思いました。
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タワーマンションに暮らす有紗は3歳の女児の母親。同じ母親同士との交流に疲れながらも断ち切る勇気もない。 単身赴任の夫や、夫の両親との関係にも問題がある。 有紗の過去が物語に複雑な要素を与えているが、ラストは成長がみられ、明るい気持ちになれた。 主人公より、実家が寿司屋の友人の方...
タワーマンションに暮らす有紗は3歳の女児の母親。同じ母親同士との交流に疲れながらも断ち切る勇気もない。 単身赴任の夫や、夫の両親との関係にも問題がある。 有紗の過去が物語に複雑な要素を与えているが、ラストは成長がみられ、明るい気持ちになれた。 主人公より、実家が寿司屋の友人の方がどういった性格で容姿なのか想像できた。
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タワーマンションで暮らす人々のお話。ママ友との人間関係、子供のお受験…妙にリアル。人間、自分の身の丈にあった暮らしが一番だと思った。
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