植物図鑑 の商品レビュー

有川浩【著】

2023/01/28

プライムでたまたま見た「植物図鑑」
岩ちゃんと、高畑充希。
悪人が出てこない映画が見たくて、選びました。
自宅前で行き倒れていたイケメン。

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできた良い子です——。」

そりゃ拾うでしょ！！
イケメン落ちてないかな～（遠い目）と
飲み会で友達にこぼしたら、
「イケメンも選ぶ権利がある」
「落ちていたら争奪戦になる」
「君はペットと一緒じゃん！」
もっともなことを言われ、
落ち着きを取り戻しました。笑

そんなこんなで映画の影響を受け、
細かい部分（映画で描かれていない部分）を知りたい、
本書を購入しました。

さやかのキャラクターが映画と少し違ったかも。
とにかく、キュンキュンしたくて、
優しい気持ちになりたい人におすすめです。
映画では語られていないエピソード、
番外編（二人が離れている間と、二人が結ばれた後）が収録されていて、とても贅沢！

難しいことは考えず、
ただただイケメンを拾いたい女性におすすめしたいです。笑

2023/01/23

初めて読んだ時から思ってたけど、屁糞葛とかオオイヌノフグリって一回きいたら忘れられんw
中3の時に初めて読んで9年2ヶ月たつけど、いまだに忘れられんwインパクトあるし下ネタ系の由来から成り立ってるってのもあるやろうけど
たまたま拾った青年が家事万能主夫で重度の植物オタクとかいう物件、フツーじゃ考えられんような物件や
料理できひんから、料理できる人羨ましい
植物図鑑読んでから野草料理食べたいけど都会っ子やからなかなか食べれんしたんぽぽとよもぎ生えてても道路沿いやし手に取ろうとは思わへんのよ
誰か野草料理作ってクレメンス

2023/01/23

「跳んで埼玉」の中で「埼玉県人はその辺りの草でも食っとけ〜」というのがあるそうですが。それを逆手にとって「そのあたりの草ドンブリ」とかを発売しているそうです。なんか逞しいな〜と思ってた私にはまさにドンピシャの作品でした。とりあえず春だしタンポポから始めてみようかな〜という気分になりました。

2023/01/19

「いただきます」「ごちそうさま」
「いってきます」「いってらっしゃい」
一つ一つの言葉の暖かさ、大切さ。
そこらへんに生えてる雑草にだって、名前がちゃんとあるということ。
日常にある見失いがちな幸せを、いっぱい気付かされる。

イツキ目線で書かれている「カーテンコール」や「ゴゴサンジ」もとても良かった。
「逃げた先で自分のいたい場所が見つかった。でも最初に逃げたからそこにいられなくなった。最初に逃げてなかったらずっとそこにいられたけれど、逃げてなかったらそこは見つかっていなくて、どうしたら正しくそこを見つけられたのか分からない」という言葉が印象的だった。

ただ胸キュンするだけでなく、大切なことを気付かされてくれる作品。

これから外を歩くときは、今まで気にも留めなかった雑草を、二人を思い出して見てしまうだろう。

2023/01/17

めちゃ甘々なのでキュン補充に絶大なる効果あり。イケメンで、料理もできて、それがめっちゃ美味しい。家事全般が完璧。しかも、植物に詳しくて、いろんな場所に連れて行ってくれる、心地よい相手…理想的すぎる！川端康成の「別れる男に花の名前を一つ教えてやりない。花は毎年必ず咲きます。」の威力を知りました。

2023/01/09

2人が甘くて切なくて、お料理は美味しそうで
読めない展開にずっとワクワク！
ミステリアスなイツキに、私も振り回されました。

その辺に生えている草なんて景色に溶け込んでいて、あまり気に留めることもなかったけど、小さな花や草、実のひとつひとつが目に止まり、名前があるんだねえと優しい気持ちになりました。

心豊かに過ごす大切さを教えてもらったと思います。

2023/01/07

ある日突然家の近くにイケメンが行き倒れていて「拾ってください。躾のよい子です。」と言われ主人公のさやかちゃんは、"あ、じゃあ〜家事をして貰えるなら"って言って受け入れる。
お泊まりオッケーなんだ、ってなってびっくりした。(笑)

現実にはあり得ないけど、山菜のことが勉強になり良かったです。

この本は、恋愛小説×山菜・道草についての豆知識×料理本で面白かったです。

学生の頃に読んでいたら感想は違っていたかな。

2023/01/06

例えば食事がテーマの作品を読みたい方へ

『植物図鑑』というタイトルなので、植物がテーマの恋愛小説かなぁと読み始めた本作。
いやいや、これは"食事"がテーマの恋愛小説だ！

あなたもきっと読み終わった頃には、植物(山菜)を食べたくなる、そんな作品でした。

主人公のさやかは、家の前で倒れている男性に衝撃の一言をかけられます。
「僕を拾ってくれませんか？」

その容姿に惹かれ拾った男は、道端に生えている草花を愛し、家事ができるスーパー家政夫。

そして2人は同居することに。イツキという名前しかしらない彼。
そんな彼と散歩をしながら植物を見つけては狩り、そして食す。

ああ、道端に生えているのにこんなに美味しいんだ。
これまでの生活を大きく変えられたさやか。
そして気づき始める恋心…。

そんなわけあるか！というストーリーではありますが、逆にフィクションすぎて夢を見てる感じでキュンとします。

植物がテーマで、それを食べる2人。決して全て美味しいわけじゃないけれど、そこがまたリアルでいいなって思います。

少しずつ植物に詳しくなって、散歩しているうちにその植物の名前がわかるようになって、とにかく楽しそうで幸せそうで、素敵な作品でした。

2023/01/05

有川浩の作品を初めて読んでみた。

好きな作家が、ひとり増えた。

自衛隊三部作、図書館戦争、フリーター家を買う
どれから読んだら良いかな？
阪急電車も面白そうだな。

2023/01/04

2023年に突入！今年初めて読み終えた『植物図鑑』は読んだことがあって、もう一度再読。

漫画読んでるみたいな感覚で頭の中でさやかとイツキが想像できた(^^) お料理シーンはすごい美味しそうに書いてあるのでほんとに作って食べてみたくなるほど。

ストーリーとても良かったけど、イツキのいっときのあの別れ方だけはイライラした笑　さやか、よく耐えたねぇ…というかあのレシピとか置いてたら誰だって引きずるよね(ｰ ｰ;) 最後の『カーテンコール　午後三時』も良かった(^^)