夜行観覧車 の商品レビュー
湊かなえ先生、そしてドラマ化ってことで原作を読破。 著者曰く、「もしかすると、あなたの家で起きることかもしれません」…起きないと思うけど…でもここに書かれた人々の感情の動きに似たものは世の中の至るところで起きているんではないかと思う( •́ .̫ •̀ ) 人の憎しみの感情を書か...
湊かなえ先生、そしてドラマ化ってことで原作を読破。 著者曰く、「もしかすると、あなたの家で起きることかもしれません」…起きないと思うけど…でもここに書かれた人々の感情の動きに似たものは世の中の至るところで起きているんではないかと思う( •́ .̫ •̀ ) 人の憎しみの感情を書かせると湊さんはやっぱりすごいのかなーという感じ。 視点が色んなところから書かれている点と、それぞれの状況における人々の憎しみや疎みと言ったものが詰まってます(´・ω・`) ドラマと小説は人間関係や筋立てがだいぶ違うみたいだけど、基本的に、「原作より勝るものなし」という精神で見るつもりはなし('ε'*)
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最初にひばりヶ丘なんですが、おいらの住む街の隣にある。。。 海は近くにないけどひばりヶ丘があるんです。。。 おいらのちょーうろ覚えな記憶なんで、細かいところは気にしちゃ負け! 「告白」ってさ、 1つの事件を複数の人間の視点で追ってるじゃない? 先生と生徒Aとか生徒Bとか。 ...
最初にひばりヶ丘なんですが、おいらの住む街の隣にある。。。 海は近くにないけどひばりヶ丘があるんです。。。 おいらのちょーうろ覚えな記憶なんで、細かいところは気にしちゃ負け! 「告白」ってさ、 1つの事件を複数の人間の視点で追ってるじゃない? 先生と生徒Aとか生徒Bとか。 「少女」は、 2人の少女のでしたよね? 「贖罪」では、 1つの事件に5名の関係者とお母さんでしたっけ。 「湊」さんって、 そういう視点で書くのよ。 「往復書簡」は、 先生の教え子数名を教え子が会いに行くってことで、「1つのテーマに複数に人間が関わって」客観的に事件を追うかたちなんですよね。 湊さんの小説ってそういうスタイル。 今回の「夜行観覧車」って、 1つの事件を複数の個人ではなく「複数の家族」の視点で見てる。 結果、 薄くなってる気がするの。 物語が。 これ、 新人の作家さんが書いたのなら100点! もう、 次に期待しますとなるのですが、湊さんが書いたとなるとハードルはあがり残念な作品となってしまいます。。。 データを見たいのではない! 物語りを読みたいのだ! と、 言う感想です。
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- ネタバレ
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ドラマ化とのことで、その前に読みたくて。 文庫化された湊作品はすべて読んでるけど、「告白」に次ぐ面白さだと思った。 人物の描写が上手い。リアル。いまどきの家族はみんなこんな感じなんじゃないかと思った。
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同じ著者の『告白』が面白かったので読んでみました。 冒頭から早くも物語が展開して、一気に引き込まれました。 しかし、終盤で失速した印象。 それで?それで?と続きは気になるのですが、登場人物の誰にも共感はできませんでした。 どんなに綺麗な言葉を連ねても遠藤家は高橋家を、高橋家は遠藤...
同じ著者の『告白』が面白かったので読んでみました。 冒頭から早くも物語が展開して、一気に引き込まれました。 しかし、終盤で失速した印象。 それで?それで?と続きは気になるのですが、登場人物の誰にも共感はできませんでした。 どんなに綺麗な言葉を連ねても遠藤家は高橋家を、高橋家は遠藤家を見下しているようにしか見えません。まあ、世間ってこんなもんなのでしょうが。 「事件があった家の子どもたち」がこれからの人生を強く生きていこうとする意志は伝わってきました。
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湊さんぽいそれぞれの立場から話を織りなしていく手法。自分も娘がいるので前半いたたまれない感じでドラマ見るのやめようかとも思いましたw読み易くてすらすら読めました~殺人の動機等あと一歩何か話をふくらませて欲しかったな。ドラマがすごく楽しみです!!
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ドラマのあらすじが全然原作と違う((((;゜Д゜))) 別に犯人は誰だ?て話じゃないじゃん(`Δ´)
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告白から少し物足りない作品が続いたけど、これはよい。 ほんとにそれぞれがいきいきと闇を抱えてる。 ラストの衝撃なんかはないものの、それでもこの満足感。
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湊さんの世界にどんどん引き込まれていき、 3時間程で読むことが出来ました。 ドラマ化される様なので楽しみです。
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過去の作品からすると、身勝手で未熟な子供たちが大人に制裁を受けたり、お仕置き的なサディズムが心地よかったですが、今回は子供たちの行動が大人社会の矛盾や悲壮感、エゴイズムに対峙していくきっかけになっていて、翻弄される大人たちの滑稽な姿がリアルでした。 1本の糸で結ばれたスパンコー...
過去の作品からすると、身勝手で未熟な子供たちが大人に制裁を受けたり、お仕置き的なサディズムが心地よかったですが、今回は子供たちの行動が大人社会の矛盾や悲壮感、エゴイズムに対峙していくきっかけになっていて、翻弄される大人たちの滑稽な姿がリアルでした。 1本の糸で結ばれたスパンコールで家族の絆を表現したり、複数の主人公が交差しながら、それぞれの立場で言葉を発して行動していく独特な描き方は、より登場人物全員を際立たせる巧みさだけでなく、真相にたどり着くまでの様々な解釈や結末への期待が渦巻いて、飽きさせない演出がお見事でした。 一つの事件を通して、隣接しあう家族それぞれが抱える事情が明らかになっていきます。 真犯人を追い詰めていくような類のストーリーではなく、限られた時間内に、ほぼ同時進行で展開していく、それぞれの家族の、恐ろしくも、哀しい物語です。 振返って考えると、「言葉の暴力」に放浪され、荒廃していく柔な心理や、本来必要とされる僅かでも大事な一言。人間関係の複雑さだけでなく、どこの家庭や、友人関係の中でもありがちな事だし、深く考えさせられる社会の縮図的な話ですね
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2013.1.9読了 感じ悪い登場人物ばっかりで、まあいつもの湊かなえ 犯人の動機も、小説であることを考えるとイマイチかな
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