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夜行観覧車 の商品レビュー

3.4

788件のお客様レビュー

  1. 5つ

    63

  2. 4つ

    279

  3. 3つ

    300

  4. 2つ

    70

  5. 1つ

    7

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2022/10/24

そうか。こういうかんじなのか。 自分の底にある感情の触れる部分を根刮ぎもっていくような ほんとうになんともいえない「いやなかんじ」に苦しむ読後が湊かなえにはあるから、いつも苦しみながらもたのしく、ちがうほぼ苦しく読んでいるのだけど、 簡単にまとめるとしたら、いまのわたしにはすこし...

そうか。こういうかんじなのか。 自分の底にある感情の触れる部分を根刮ぎもっていくような ほんとうになんともいえない「いやなかんじ」に苦しむ読後が湊かなえにはあるから、いつも苦しみながらもたのしく、ちがうほぼ苦しく読んでいるのだけど、 簡単にまとめるとしたら、いまのわたしにはすこし難しかった、かも。 人間らしさというのが終盤にかけてつよく出ているのかな。誰にも同情も共感もできなくて、物語の構成としては、こういう展開もあるんだ、、と感動みたいな感情。やっぱりむずかしいのです。 良幸の彼女がとってもウザくて人間味出てる。最高におもしろい。 これは、ほかの方の感想にも触れて、自分の人間味のアップデートをしたいなと思った。

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2022/10/23
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最後、兄弟が選択した未来が見れたのが心に残っている 本当に些細なことで、人は、崩れてしまう そんな本でした

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2022/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家族の形というものを深く考えさせられた。父親である啓介は弱気であるところが自分に似ていて自分と照らし合わせながら読んだ。ラストの記事では、兄弟3人が将来の自分達の立場を考えて口実合わせでに父親が悪かったことにしようとわかった時鳥肌が立ちそうになった。

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2022/10/04

結末がモヤモヤしたままだった。湊かなえさんの作品を読むとなるとどうしても大どんでん返しを期待してしまうから、余計にモヤモヤ。 読みながら苛々するくらい自己中な描写がある。でも登場人物ひとりひとりの描写が現実的で人間味がある。すごいなーーーここまで書けるのかって思った。

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2022/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったです。 崩壊寸前の家庭についての描写は辛いと感じましたが、読み進めていくにつれて家族の絆も感じられてよかったです。 湊かなえさんの本はじふんだったら...と登場人物と同じ立場になった時にどうするだろうと考えさせられます。 家族内の事件でも、周りが放っておかない干渉してくる世の中が怖いと思いました。現実世界でも同じなのかなと。

Posted byブクログ

2022/09/08

衝撃的だったドラマに比べて、最後が呆気ないと感じてしまった。でもきっと著者はわざとモヤモヤを残したんだろう、とも思う。 登場人物たちがあまりにも人間らしい。それぞれが抱える葛藤は本人たちにしかわからないし、それらに他人の裁きはいらないのだと強く感じた。

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2022/11/27

【2022年50冊目】 確か一度読んだことがあり、なんというイヤミス…と思った記憶がありましたが、再読すると思ったよりもそうでもなかったです。 登場人物全員善人な面と、裏面の両方が描かれていて、人間性は一方向から見ただけでは判断できないなというのをまざまざと思い知らされます。 ...

【2022年50冊目】 確か一度読んだことがあり、なんというイヤミス…と思った記憶がありましたが、再読すると思ったよりもそうでもなかったです。 登場人物全員善人な面と、裏面の両方が描かれていて、人間性は一方向から見ただけでは判断できないなというのをまざまざと思い知らされます。 と言っても、何人かの登場人物には全く共感も同情できないんですけども…。 すっきりした終わり方ではないのてすが、人間くささがここぞとばかりに出ている作品だと思います。

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2022/08/21

湊かなえらしい暗い話であった。初めの方では疑問が多かったが、最後には遠藤家、高橋家それぞれの問題がうまくまとまった。多感な時期の若者の気持ちがありありと書かれていた。

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2022/08/15

著者、湊かなえさんの作品、ブクログ登録は3冊目になります。 湊かなえさん、どのような方か、ウィキペディアで再確認しておきます。 湊 かなえ(みなと かなえ、1973年1月 - )は、日本の小説家。広島県因島市中庄町(現・尾道市因島中庄町)生まれ。武庫川女子大学家政学部被服学科...

著者、湊かなえさんの作品、ブクログ登録は3冊目になります。 湊かなえさん、どのような方か、ウィキペディアで再確認しておきます。 湊 かなえ(みなと かなえ、1973年1月 - )は、日本の小説家。広島県因島市中庄町(現・尾道市因島中庄町)生まれ。武庫川女子大学家政学部被服学科卒業。 趣味は登山。大学時代はサイクリング同好会に所属して自転車旅行で日本各地を旅し、社会人になっても続けられるアウトドアスポーツとして登山を勧められ、大学4年の時に登った妙高山で登山の魅力の虜になる。1999年夏から12年間のブランクを経て2010年に登山を再開。家庭、仕事、趣味を自らの三本柱としている。 で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです) 高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。 もしかしたら、現実に似たような事件は起こりうるのではないかという内容。 壊れかかっている遠藤家、殺人事件がおこった高橋家。 世の中、思い描いたような家族を簡単につくれるものではないと思いますが、実に嫌な家族模様を描いてくれています。

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2022/07/31

殺人事件の被害者家族と加害者家族の描写が秀逸。そして地域コミュニティの描き方がなんとも言えない作品。 スッキリとはしないが、感じるものはありました。

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