ホテルローヤル の商品レビュー
釧路の広大で悠然とした大地にあるラブホテルのギャップが、 人々の哀愁として伝わってきました。 ホテルを使う人々と裏方の人々のギャップもシュールで、 廃業後から遡っていく形式も面白かったです。
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ホテルローヤルに関わる7つの物語が現在から過去にさかのぼっていくので登場人物の行く末を知りながら読んでいく面白さや、前の章との小さなつながりを楽しめます。 表紙や帯から暗い内容を連想させられますが、実際読むと印象が異なります。 この性格はちょっと…と思える登場人物がなぜか憎めませ...
ホテルローヤルに関わる7つの物語が現在から過去にさかのぼっていくので登場人物の行く末を知りながら読んでいく面白さや、前の章との小さなつながりを楽しめます。 表紙や帯から暗い内容を連想させられますが、実際読むと印象が異なります。 この性格はちょっと…と思える登場人物がなぜか憎めません。モヤっとした結末のなかにも前向きさを感じられます。
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男と女の付き合いが この方法が正解と言うのが無いので面白い、ラブホテルを開業して閉鎖するまで、働く人 休んで行く客 色々な人がこのホテルを通り過ぎて行く 今は使われない「廃墟」のホテル 男も色々 女も色々 人生も色々。
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いろいろな人間模様。「バブルバス」がいちばん印象に残った。今自分が置かれてる立場と重なる部分があり、切なくなった。
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ラブホテルの話だと聞いていたので余り積極的に読まなかったのですが、遺品整理で出てきたので読んでみました。 ホテルローヤルの一生の話で、短編だけど繋がっています。 時系列が逆になっているので最後の章から読み直したらまた違った見方が出来ます。 救われない話が多いのでスカッとしたい人に...
ラブホテルの話だと聞いていたので余り積極的に読まなかったのですが、遺品整理で出てきたので読んでみました。 ホテルローヤルの一生の話で、短編だけど繋がっています。 時系列が逆になっているので最後の章から読み直したらまた違った見方が出来ます。 救われない話が多いのでスカッとしたい人にはおすすめ出来ませんが、じわじわ残る系が好きならおすすめです。
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直木賞受賞の作品とのことで、期待して読んだが、虚しくなる話ばかりで、仕事の疲れがどっときてしまった。残念。
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釧路市出身の作家桜木紫乃さんの作品で 直木賞受賞作品で去年映画化もされました 北海道、釧路湿原を望む高台のラブホテル「ホテルローヤル」を舞台にした 7本の短編集 ・シャッターチャンス ・本日開店 ・えっち屋 ・バブルバス ・せんせぇ ・星を見ていた ・ギフト どのお話もそれぞれに...
釧路市出身の作家桜木紫乃さんの作品で 直木賞受賞作品で去年映画化もされました 北海道、釧路湿原を望む高台のラブホテル「ホテルローヤル」を舞台にした 7本の短編集 ・シャッターチャンス ・本日開店 ・えっち屋 ・バブルバス ・せんせぇ ・星を見ていた ・ギフト どのお話もそれぞれに余韻を残すお話で 私はせんせぇが好きだったかな ホテルローヤルに関係する男と女の いや家族のお話でした
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廃墟のホテルから始まる短編 カビ臭い、全編に流れるカビ臭さがたまらない 釧路湿原にたつホテル、湿った立地に 湿った営み、もう誕生の瞬間からカビる運命 五感を刺激してくる描写がすごい! 7遍の短編はそれぞれホテルに関わった 7人の視点で語られる 7人の行く末は噂という形で 全編に...
廃墟のホテルから始まる短編 カビ臭い、全編に流れるカビ臭さがたまらない 釧路湿原にたつホテル、湿った立地に 湿った営み、もう誕生の瞬間からカビる運命 五感を刺激してくる描写がすごい! 7遍の短編はそれぞれホテルに関わった 7人の視点で語られる 7人の行く末は噂という形で 全編に散りばめられていて オチを知って、答え合わせのように 読めて興味を引く 女子高生と先生が心中した ホテルのオーナーが死んだがお骨の行き場がない どんなに頑張った人生も 人に語られる時は1行 全く消える訳じゃなく 廃墟のような余韻だけ残して カビ臭い読後感 冬、年末は堪える(笑)
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釧路のラブホテルに直接・間接的に交わる人々を描いた短編集。きれいごとではない隠したい部分が正面から淡々と書かれていました。それぞれは短編だけど、7篇集まるとホテルローヤルを中心に不思議な重みを感じます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ずっと読みたかった第149回直木賞受賞作、ようやく手にしました。 北口のラブホテルを舞台にした7つの連作短編。 それぞれの主人公として描かれるのは、利用する客や従業員、経営者などホテルにゆかりのある人々。 それぞれに闇を抱えて生きている姿、そしてそこに変わらずあるのが「ホテルローヤル」。 著者の作品は初読みとなりましたが、世界観に引き込まれての一気読みでした。 説明 内容紹介 ホテルだけが知っている、やわらかな孤独 湿原を背に建つ北国のラブホテル。訪れる客、経営者の家族、従業員はそれぞれに問題を抱えていた。閉塞感のある日常の中、男と女が心をも裸に互いを求める一瞬。そのかけがえなさを瑞々しく描く。 内容(「BOOK」データベースより) 恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員、「人格者だが不能」の貧乏寺住職の妻、舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦、親に家出された女子高生と、妻の浮気に耐える高校教師、働かない十歳年下の夫を持つホテルの清掃係の女性、ホテル経営者も複雑な事情を抱え…。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 桜木/紫乃 1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。12年、『LOVE LESS(ラブレス)』で第146回直木賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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