ホテルローヤル の商品レビュー
ホテルローヤルというラブホテルに関わった人達の話。ホテルを作った父親、使った人達、そこで働いていた人達の悲喜こもごも。色々な気持ちがありそれぞれだ。
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暇つぶしにはもってこいの作品。メチャクチャ面白いと言う感じではない。ラブホテル「ホテルローヤル」に関連した短編集。 全体的に普通。
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ラブホテル・ホテルローヤルを巡る色んな時代の短編集。 終始ぼんやりと過ぎるその空気感に、田舎の薄暗いラブホテル感が漂ってて、なんとなく見ちゃいけないものを見てるような気分で読み終えた。 思えばラブホテルって不思議な場所だよなあ。
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こういう読み方をしていいのかどうかわからないけど、道東の風景を思い出しながら、気持ちよく読み終えることができました。「せんせぇ」で、なぜまりあが野島を追って中島公園の自宅マンションに行けたのかってことだけがわかりません。
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先に映画の方を観ました。映画では、全体が一本の流れになっていたけれど、本の方はいろんな登場人物ごとの人生を短編のようにしてあって、これらがゆるく繋がっている。これぞ桜木紫乃さんだなって感じの、なかなかに重い心情劇です。
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ホテルローヤルが廃墟と化した時から、建設される時代へと、遡り描かれた7つのストーリー。登場人物が全て、裏切られたり、底辺の生活をしていたりと言った感じで、今にも雨が降り出しそうな黒い雲が立ち込めた空みたいなイメージでした。私はイマイチだと感じましたが、好き嫌いがハッキリわかれる作...
ホテルローヤルが廃墟と化した時から、建設される時代へと、遡り描かれた7つのストーリー。登場人物が全て、裏切られたり、底辺の生活をしていたりと言った感じで、今にも雨が降り出しそうな黒い雲が立ち込めた空みたいなイメージでした。私はイマイチだと感じましたが、好き嫌いがハッキリわかれる作品だろうな。
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直木賞受賞作!図書館で借りて。 なんか色々と考えさせてられるお話だったなあ 一つひとつのストーリーが濃かった。
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直木賞受賞作「ホテルローヤル」 釧路湿原を見下ろす崖上に立つ小さなラブホテル 今は廃墟になり果てたホテルローヤルを舞台に そこであった人間模様が、一話から時を遡っていく 7話の短編です。 「シャッターチャンス」 廃墟ローヤルで彼女のヌードを撮りたいと忍び込むカップル… 「...
直木賞受賞作「ホテルローヤル」 釧路湿原を見下ろす崖上に立つ小さなラブホテル 今は廃墟になり果てたホテルローヤルを舞台に そこであった人間模様が、一話から時を遡っていく 7話の短編です。 「シャッターチャンス」 廃墟ローヤルで彼女のヌードを撮りたいと忍び込むカップル… 「本日開店」 檀家からの寄付金の為に何人もの檀家達と契約を交わし寝る住職の妻… 「えっち屋」 30年続いたホテルローヤル最後の日、経営者である女と在庫のアダルト玩具を引き取りに来た男との 後始末… 「バブルバス」 墓参りに来た中年夫婦が、つらい現実を忘れたいと 願いローヤルに入りたいと誘う妻の思い… 「せんせぇ」 妻に結婚前から男がいた事を知った高校教師と突然両親に捨てられた教え子が成り行きで行動を共にする事になるのだが… 「星を見ていた」 ローヤルでひたすら真面目に働く60歳のミコ 朝から夜中まで働くミコの思いとは… 「ギフト」 看板屋の田中大吉は若く貧しい女と出会い、妻と子 そして愛人、全て金で幸せになると信じて多額の借金をしてラブホテル経営に人生を賭ける。 ホテルローヤルを造った大吉の思いは? 昭和の匂いがプンっとむせ返るような作品でした。 あの時代のあのラブホ(〃ω〃) 下界とかけ離れた非現実感、背徳感… どこかもの悲しく切ない短編です。 やっぱ上手いね桜木紫乃‼︎
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直木賞作品ということで読んでみる。 釧路の古びたラブホテルが舞台の短編集。男女の絡み合いだけではない、心の機微やそれぞれの思いが錯綜する。時代や男女の差も感じつつ、皆が幸せになりたいともがく姿にちょっと苦しくなる。
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釧路の広大で悠然とした大地にあるラブホテルのギャップが、 人々の哀愁として伝わってきました。 ホテルを使う人々と裏方の人々のギャップもシュールで、 廃業後から遡っていく形式も面白かったです。
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