狛犬ジョンの軌跡 の商品レビュー
太刀川要が深夜に遭遇した異様な大きさの黒犬は、半死半生の状態だった。動物病院へ駆け込むと、不可解なことに判別不能の犬種で獣医も戸惑うばかり。やがて始まった共同生活は、かたくなに孤独を貫く男の見慣れた風景を変えていく。そして湧き起こる、ある疑惑の真相とは――。ジョンの眼差しを通じ...
太刀川要が深夜に遭遇した異様な大きさの黒犬は、半死半生の状態だった。動物病院へ駆け込むと、不可解なことに判別不能の犬種で獣医も戸惑うばかり。やがて始まった共同生活は、かたくなに孤独を貫く男の見慣れた風景を変えていく。そして湧き起こる、ある疑惑の真相とは――。ジョンの眼差しを通じて見つめる人の営み、滑稽さ、哀しみ。淡く胸に迫る大人のファンタジー。(Book Live 作品紹介より) ファンタジー、にしてはジョンが凶暴すぎて( ・᷄-・᷅ ) 相手が酷いことをしたのかは わかるけど、そこまでする必要あった??相手はまだ少年じゃん。 それに主人公 嫌なやつだった。 なんかずーーっと鼻につく態度と喋り方。 え??今年の最後の1冊 これ?笑 まぁいいか(´▽`*)アハハ いや、明日も滑り込みレビューできるかな?? 明日 仕事納めᐕ)ノダー! がんばるぞ。
Posted by
前に人間の言葉を理解する哲学者のような鼠がいたけれど、今回は神に近い犬。思慮深く、運動神経抜群、体力もあり、鼻がきく。うらやましい。
Posted by
ハードボイルドとファンタジー(内容的にはそうではないが)との融合? 主人公の男が、大けがをした大きな黒犬を助け、しばらくその犬を飼うことになり、その犬は男の生活に変化をもたらすことになる。 最後は、元の場所に収まってきれいに終わりと思ったが、そうではなかった・・・ 神の視点で小説...
ハードボイルドとファンタジー(内容的にはそうではないが)との融合? 主人公の男が、大けがをした大きな黒犬を助け、しばらくその犬を飼うことになり、その犬は男の生活に変化をもたらすことになる。 最後は、元の場所に収まってきれいに終わりと思ったが、そうではなかった・・・ 神の視点で小説を読む?不思議な魅力のある作品です。
Posted by
狛犬であるジョンと、言葉遣いの荒い建築士、太刀川の生活を描く。 淡々とした日常の中で、次第にジョンが神様めいた存在からひとつの命あるものへと変わっていく様が、独特の言い回しで語られるのは、読んでいて飽きない。ラスト以降のジョンについては、想像に任せる、といったところか。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
後半部分の どのように 警察が 飼い主を特定したか。 その過程は とても 興味深く 読めました。 でも 最後は 黒犬が 狛犬に もどり 首輪とリードを つけていた。 になると 思っていたのですが。 ちょっと 意外な 終わり方でした。
Posted by
ある晩 交通事故で接触した犬 なぜか 助けて 飼うことに 飼い主の主人公と 助けられた 巨大な犬?の 心情を綴った物語 ただ その犬は 普通ではなかった。 サスペンス的な 浪花節みたいな 面白く一気に読み終える1冊になりました。
Posted by
いつから意識を持ち、人々の暮らしを傍観していたジョンは実体化したことで何を思い何処へ行ってしまったのだろう…
Posted by
その黒犬は、ロッドワイラーとレオンベルガーのミックスではないかと、獣医は言った。 宮獅子と狛犬は、五百年という歳月を風雪に耐え、参道を挟んで互いに顔を向かい合わせたまま、鎮守の杜の警備役をじっと果たし続けてきた。 その相方が台座から引き摺り下ろされ、打ち砕かれるのを見たら…。 ...
その黒犬は、ロッドワイラーとレオンベルガーのミックスではないかと、獣医は言った。 宮獅子と狛犬は、五百年という歳月を風雪に耐え、参道を挟んで互いに顔を向かい合わせたまま、鎮守の杜の警備役をじっと果たし続けてきた。 その相方が台座から引き摺り下ろされ、打ち砕かれるのを見たら…。 わたしなら逃げ出しますよ、と神主はつぶやくように言った。 偶然から主人公に助けられ、ジョンと名付けられ、一時を共に過ごした後、黒犬は消えた。主人公に迷惑をかけないために。彼にはもう、行くべき場所も、帰るべき場所もない。 なんて悲しい物語なのか。
Posted by
発想もストーリーも面白くて 一気に読んだ ラストがちょっと物足りないかな ジョンは自分を探して放浪? 人間は? ≪ 狛犬は 蝶が好きなの 傷つけず ≫
Posted by
挿絵に惹かれて思わず手に取ってしまった。我が家のバニバニに似ていたから。 文章はとても読みやすく引き込まれた。冒頭でワタシが狛犬だとわかったので理解しやすかった。ワタシの目を通しての部分がイマイチ不発な感じ。なんか肩透かしされたみたいな、足りないような。 ジョンは神社に戻っていな...
挿絵に惹かれて思わず手に取ってしまった。我が家のバニバニに似ていたから。 文章はとても読みやすく引き込まれた。冒頭でワタシが狛犬だとわかったので理解しやすかった。ワタシの目を通しての部分がイマイチ不発な感じ。なんか肩透かしされたみたいな、足りないような。 ジョンは神社に戻っていなかった。ちゃっかり狛犬の姿に戻っていた・・・なんて想像していたけど。ジョンは自分を探すため放浪を続けるのか。 自分は何者か⁉️なんのために生きるのか⁉️探すために。 本の帯に あいつに伝えたいことがあるんだ とあったけど。太刀川がジョンに伝えたい事とは。 俺もお前と同じだよ。 何者か、何のために生きるのか探し続けるよ。
Posted by