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大きな音が聞こえるか の商品レビュー

4.1

100件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2013/04/05

この人のお話、好きなんだけど、多作ではないねぇ。 この本も、おもしろかった。ちょっと調べたら、ワーキングホリディの、続きらしき本を読み落としていることが判明。いそいそと、図書館で、予約。

Posted byブクログ

2013/03/27

怠惰に毎日を送り、唯一の趣味はサーフィン。そんな高校生の泳が知った、「終わらない波」ポロロッカの存在。惹かれた彼は、叔父がそのポロロッカの起こるアマゾンに赴任していると聞いて、その波に乗りに行くことを決意する。 ・・・どこかほんわかした日常系青春ミステリの旗手、といった作者が手が...

怠惰に毎日を送り、唯一の趣味はサーフィン。そんな高校生の泳が知った、「終わらない波」ポロロッカの存在。惹かれた彼は、叔父がそのポロロッカの起こるアマゾンに赴任していると聞いて、その波に乗りに行くことを決意する。 ・・・どこかほんわかした日常系青春ミステリの旗手、といった作者が手がけた、少年の成長物語。題材を珍しいサーフィンとしているけれど、描いているのはサーフィンというよりも少年がこどもの心を脱ぎ捨てて一歩ずつ踏み出している姿そのものです。作者らしく少年に寄り添った一人称の視点だから、その甘えとそこからの脱却がとても身近にわかりやすく描写されていて、彼の一歩一歩をしっかりと実感させられます。ストーリーは王道のなかの王道、彼の歩む道もあまりにも順風かもしれませんが、そうでないと描けないものがこの物語にはたっぷりと含まれているので、物語そのものの意外性などはあまり必要ない、などとも思います。 この少年時代だからこその戸惑い、怒り、感動。ひとつひとつの幼い衝動がだんだんと変化していくさまはあまりにもまぶしくて、懐かしくもさせられる。そしてラストシーンのまばゆさといったらすがすがしくてたまらない。 成長したんだな、という感想がさらりと出てくるほど、細やかな描写に成長した説得力があったことに気づきます。 読み応えのある、素敵な一人の少年の物語でした。

Posted byブクログ

2013/03/27

すごく読みがいのある作品でした。 今の自分の位置とか、考え方とか、いろいろ考えて、見直したくなりました。 面白かったです。

Posted byブクログ

2013/03/18

少年の成長物語。当たり前のことが当たり前でないことに気付く、様々な刺激に満ちた一人旅。 大事なものは実体験、居ながらにして手に入るものはどんなに集めても表面を流れ消えてしまう。

Posted byブクログ

2013/03/13

サーフィンまったくわからないので サーフィンの話か・・・とちょっとガッカリした でもサーフィンの話ばっかりじゃなかった(と思う) 青春のある時期、ある人物の成長記録だった(と思う) 正直、あまり好みの話ではなかった 日本の状況はこうで世界はこうで それを周りのいい人たちから学ん...

サーフィンまったくわからないので サーフィンの話か・・・とちょっとガッカリした でもサーフィンの話ばっかりじゃなかった(と思う) 青春のある時期、ある人物の成長記録だった(と思う) 正直、あまり好みの話ではなかった 日本の状況はこうで世界はこうで それを周りのいい人たちから学んでいく青春物 実際の自分がそうじゃなかったから ハッと鼻で笑って現実もっと厳しいからねって言ってやりたくなる でも自分も厳しい世界に遭遇したことがないんだなーと なんだかいやな気分になったりもした でも後半で「大人は子供の楽しさを超える楽しさを経験できる」ってあたり あの辺がスゴクよかった そういえばそうだなー 子供のときにできなかったこといっぱいできるようになった 子供のときにできてた楽しいことで できなくなったことはないような気がする しなくなっただけで、できなくなったわけじゃない気がする そのあたりがよかったので 星は3つ 自分のように斜めに世間を見てたい人にはオススメしないが 素直で優しい人々、青春真っ只中の人はキュンとすんのかもしんない

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2013/03/08

泳くんが、あまりに幼いなあと。 高校一年ならそんなものかもしれないけど、素直に応援する気にはなれなかった。はっきり言ってブラジルでのあのことの一件はどちらにも不快感を覚えたし。 泳ママやサーフィンショップの三浦さんなど周囲の大人は魅力的な人がいっぱい。 四方さん、大好きだわ。 ...

泳くんが、あまりに幼いなあと。 高校一年ならそんなものかもしれないけど、素直に応援する気にはなれなかった。はっきり言ってブラジルでのあのことの一件はどちらにも不快感を覚えたし。 泳ママやサーフィンショップの三浦さんなど周囲の大人は魅力的な人がいっぱい。 四方さん、大好きだわ。 サーフィンもとっても魅力的に思えた。でも、内容的にはこんなに長くなくてよかったかも

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2013/03/07

アマゾン川を逆流する潮流(ポロロッカ)でサーフィンをする事を決意し、奔走する少年『泳』の成長を描いた一冊。 泳の担任教師の「うらやましい」という台詞が印象的。 バイトや両親の説得、情報収集と一つ一つ課題を解決していく泳の姿は活き活きとしていて本当に羨ましいと感じました。 魅力...

アマゾン川を逆流する潮流(ポロロッカ)でサーフィンをする事を決意し、奔走する少年『泳』の成長を描いた一冊。 泳の担任教師の「うらやましい」という台詞が印象的。 バイトや両親の説得、情報収集と一つ一つ課題を解決していく泳の姿は活き活きとしていて本当に羨ましいと感じました。 魅力的な登場人物が織り成すとても良い作品でした。

Posted byブクログ

2013/03/03

長い! 最初のころの泳が甘くてちょっとイライラしたけと、ほどよく、イイコ過ぎずに成長していく過程はよかった。人は色んなことを経験して知って学んてくのだと実感。 泳がアマゾンから帰国したときの感覚はちょっとわかる

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2013/02/27

坂木作品には珍しい600P越えの長編。しかも 裕福でごく一般的な現代の高校生男子が主人公。 その主人公「泳」がアマゾンへ一人で、ポロロッカという 川の逆流現象によって起る長い波に乗るために向かう...。 という極シンプルなストーリー。 賛否あるようですがアマゾンに向かうまでに約...

坂木作品には珍しい600P越えの長編。しかも 裕福でごく一般的な現代の高校生男子が主人公。 その主人公「泳」がアマゾンへ一人で、ポロロッカという 川の逆流現象によって起る長い波に乗るために向かう...。 という極シンプルなストーリー。 賛否あるようですがアマゾンに向かうまでに約半分の ページを割いて日本での「泳」の心情を綴っていますが この部分があるからこそ、「泳」に今の自分...もしくは 過去を投影し、後半のクライマックスに気持ちごと 持っていかれる。瞬発力と正論と体力と素直さ....これらを どれだけ持ち合わせているんだろう。作中に登場する 大人達が「泳」に抱く感情...羨ましいのだ。 坂木作品故に登場人物は全員がいい人。 決して厭味じゃなく、これがあるから自分は 坂木作品が好きなくらいに重要。自分なんかよりも もっともっと若い人達が今作を読んだ時に、 それぞれカッコよく見える大人、自分が近づきたい イメージの大人がこうやって作中に登場する事が 素晴らしい。YAの王道作品なのではないでしょうか。

Posted byブクログ

2013/02/22

坂木司にしては珍しい、スケールのでかい長編。時に下ネタもあり非常に現代的。 甘ったれな若者への説教話というありがちな内容ではあるものの、シチュエーションがリアルだったり思いきって非現実的だったりメリハリがあるので面白い。 あるあるなところはある感じで、 無いと思いがちなところは思...

坂木司にしては珍しい、スケールのでかい長編。時に下ネタもあり非常に現代的。 甘ったれな若者への説教話というありがちな内容ではあるものの、シチュエーションがリアルだったり思いきって非現実的だったりメリハリがあるので面白い。 あるあるなところはある感じで、 無いと思いがちなところは思い切り無さそう。 分厚いものの、書きぶりは坂木司なので簡単に読める。

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