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大きな音が聞こえるか の商品レビュー

4.1

100件のお客様レビュー

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2013/02/23

2013.2.21 市立図書館 坂木さんの新作!図書館に行ったときに偶然発見。ラッキー♪ だけど、分厚い!字も小さい!長編!!! そして、あんまり坂木さんっぽくない?って読み始めたけど、ラストまで読んだら、やっぱり坂木さん♡っていうような爽やかで温かい読後感でした。 サーフィ...

2013.2.21 市立図書館 坂木さんの新作!図書館に行ったときに偶然発見。ラッキー♪ だけど、分厚い!字も小さい!長編!!! そして、あんまり坂木さんっぽくない?って読み始めたけど、ラストまで読んだら、やっぱり坂木さん♡っていうような爽やかで温かい読後感でした。 サーフィンに興味がなくても楽しく読めました。 成長する時ってきっとググーンと大人になるんだね。 男の子は特にそうかもね。 泳パパの寂しい思いもなんとなくわかる(笑) 息子もいつか可愛くなくなるのか~(笑) 泳ママもとっても素敵だなぁ。

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2013/02/10

旅をしたい。旅行ではなく旅。飛行機も宿も行き先も全て自分で用意して。もしくは、学生のころもっといろんな経験をしておけばよかった。本作に登場する少年の成長を見ていると、そんな思いにかられる。 結局どこで何をするかというよりも、今いる環境でどう考え、どう生きるかということが大事なん...

旅をしたい。旅行ではなく旅。飛行機も宿も行き先も全て自分で用意して。もしくは、学生のころもっといろんな経験をしておけばよかった。本作に登場する少年の成長を見ていると、そんな思いにかられる。 結局どこで何をするかというよりも、今いる環境でどう考え、どう生きるかということが大事なんだ。と読後に思った。 何か壁にぶつかったときに読み返したい、爽快な青春小説でした。

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2013/02/05

図書館で目に止まって、久しぶりにこの作者の本を読んでみた。 何の不自由もなく、なんとなく生きていて、そこに少し腐っていて…という男子高校生が、目的を見つけて動き始めたとたん、とんとんとんと事態が進んで、ちょっと前までは思ってもいなかった体験をするわけなんだけど……良かったです。周...

図書館で目に止まって、久しぶりにこの作者の本を読んでみた。 何の不自由もなく、なんとなく生きていて、そこに少し腐っていて…という男子高校生が、目的を見つけて動き始めたとたん、とんとんとんと事態が進んで、ちょっと前までは思ってもいなかった体験をするわけなんだけど……良かったです。周りの人たちがみんな味があって良い。

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2013/02/04

何の目的もない、ただ腐っているだけの生活。 生きなくちゃ、と思った時、したかった事は、波に乗る事。 充実しているようで、充実していないような ただ流されているだけのような日々。 いやでも主人公の生活、確かに他者からみたら恵まれてるかと。 まぁそこで腐っている、と気が付いただけで...

何の目的もない、ただ腐っているだけの生活。 生きなくちゃ、と思った時、したかった事は、波に乗る事。 充実しているようで、充実していないような ただ流されているだけのような日々。 いやでも主人公の生活、確かに他者からみたら恵まれてるかと。 まぁそこで腐っている、と気が付いただけでもよかったのでは? むしろ違う方向に走ってたら駄目ですし。 しかしバイト三昧、これはこれで楽しそうです。 人は繋がっているんだ、というのは確実に感じられます。 そして現実。 知識で『知っている』のと、体験して『知っている』とでは まったく違う、というのがものすごく分かりやすいです。 例えば死体、例えば水質、例えば文字。 どれもこれも驚きでしかないですが、そういえば、と 頭の片隅で引っかかるものがあります。 船に乗ってからはもう…貴方達全員どこのお子様ですか? 状態。 しかし楽しそう…w 最初のだらだらした感じからは思いもつかない、短期間成長。 絡んできていたクラスメイトも、何だか友人と絡んで楽しそう?w そしてバイト先でのお姉さんとは、どうなるのかが知りたい!! ところで、貰った歯科カードって、もしかしなくても あそこの歯科、ですよね?w

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2013/02/03

高校一年生の八田泳はサーフィンが唯一の趣味だけど熱くなる程でもなく、親への反感を抱え、人生に退屈していた。終わらない波・ポロロッカの存在を知りアマゾン行きを決意する。 ~いつもながら悪い人・嫌な感じの人が出てこないので気持ちよく読める。贅沢な立場のお坊ちゃんがバイト先でいじめに合...

高校一年生の八田泳はサーフィンが唯一の趣味だけど熱くなる程でもなく、親への反感を抱え、人生に退屈していた。終わらない波・ポロロッカの存在を知りアマゾン行きを決意する。 ~いつもながら悪い人・嫌な感じの人が出てこないので気持ちよく読める。贅沢な立場のお坊ちゃんがバイト先でいじめに合うこともなく学校でハブられることもなく親切な大人たちに恵まれて順調に成長。 ヴィンチ号の面々のやり取りが楽しく バブルっ子のお母さんが案外男前。 大人って楽しいよって言える大人でありたいと思う。

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2013/02/01

清々しい青春もの! サーフィン好きの高校生が暇を持て余している。で、終わらない波に乗ろうとアマゾンを目指す。ボロロッカに乗るために。 バイトで資金を貯め、親や先生を説得して、ブラジルでの様々な経験を通して成長する。そして、思っていることをはっきり言う事と、子供よりも大人の方が楽し...

清々しい青春もの! サーフィン好きの高校生が暇を持て余している。で、終わらない波に乗ろうとアマゾンを目指す。ボロロッカに乗るために。 バイトで資金を貯め、親や先生を説得して、ブラジルでの様々な経験を通して成長する。そして、思っていることをはっきり言う事と、子供よりも大人の方が楽しいってことを学ぶ。 そうなんだ!大人の方が楽しいんだ! そう思うと、自分もこれからドンドン素敵な事が出来そうな気になります。元気が出る本です。

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2013/01/30

すごく好きな本だった。 少年の成長物語。 波乗りの好きな男の子が、自分を見つめることでどんどん変わっていく。 始め、父親のことを馬鹿にしていた部分もあったが、いろんなことを経験する中で、この父親ってなかなかいいかもとこちらの気持ちも変わっていった。 人が成長していくのに、どんな...

すごく好きな本だった。 少年の成長物語。 波乗りの好きな男の子が、自分を見つめることでどんどん変わっていく。 始め、父親のことを馬鹿にしていた部分もあったが、いろんなことを経験する中で、この父親ってなかなかいいかもとこちらの気持ちも変わっていった。 人が成長していくのに、どんな道を選んでもいいんだと改めて思った。 どの道でも、一生懸命歩くことで、最終的に自分の行きたい場所へたどり着くことができるだろう。 どれを選択してもいい。その道をしっかり歩きさえすれば。 息子も好きだろうと思うけど、途中、女親から思春期の男の子に勧めるにはちょっと・・・な部分があり、勧めにくいのが難点。 もちろん、そこもとても大切なシーンだし、しっかり読み取って欲しいところだけど。

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2013/01/29

読み応えがあった--!! 普段のテイストとちょっと違うかな? 何不自由なく生活している男子高校生がアマゾンのポロロッカで サーフィンをする…というお話。 そのための資金作りのアルバイト~ブラジル、アマゾンの旅物語が 面白くって1日でイッキ読み。

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2013/01/22

サーフィン以外はとりたてて趣味もない帰宅部で、なんとなく過ぎ去っていく日々にぶつけ処の見つからないモヤモヤを抱えていた高校1年生の主人公の泳が、偶然に見つけたアマゾン川の終わらない波・ポロロッカの存在を知り、南米行きを決意してからの物語。 家族的にも経済的にもそれなりに恵まれた主...

サーフィン以外はとりたてて趣味もない帰宅部で、なんとなく過ぎ去っていく日々にぶつけ処の見つからないモヤモヤを抱えていた高校1年生の主人公の泳が、偶然に見つけたアマゾン川の終わらない波・ポロロッカの存在を知り、南米行きを決意してからの物語。 家族的にも経済的にもそれなりに恵まれた主人公が、自分自身にもわからない衝動を抱えていることを自覚し、それをなんとかしようともがいていくうちに、最初は単なる障害にしか思えなかったクラスメイトや大人たちから助言を受けたり支えられたりしながら方向性を見いだし、道を探しながら成長し変化していく姿に、最後まで一気読みしてしまいました。 確かに彼の成長は羨ましい。周囲の大人たちの気持ちがよくわかります。

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2013/01/13

特に貧しくも裕福でもなく、打ち込む趣味や興味もなく、部活もやらずエスカレーター式の私立高に通うイマドキの高校生の泳(エイ)の青春話。坂木司の本にしては珍らしい。ぬるま湯の生活で腐りたくないと漠然と思いながらもこれといったものが無く似た境遇にある帰宅部友達となんとなくサーフィンやス...

特に貧しくも裕福でもなく、打ち込む趣味や興味もなく、部活もやらずエスカレーター式の私立高に通うイマドキの高校生の泳(エイ)の青春話。坂木司の本にしては珍らしい。ぬるま湯の生活で腐りたくないと漠然と思いながらもこれといったものが無く似た境遇にある帰宅部友達となんとなくサーフィンやスケボ―をして過ごしていた少年が、年の近い叔父がブラジルに転勤したことから、にわかにアマゾンの逆流現象ポロ口ッカに興味を持ち、旅費かせぎのバイトで世間に触れ、親と向き合うことに。前半はそうして学生生活では会わない大人たちと知り合って自分を見つめ直してゆく様、後半は旅に出て更に視野が広がり固定観念が崩れて成長してゆく様が描かれます。そんなに都合良くいかないでショ!という思いも抱きつつも楽しく読了。ブラジルのべレンの描写がどの程度リアルなのかは良くわからない。断斤的に出てくるだけだしも少し全体像を!と思うのは無理だけれど、その点だけちょっと徴妙かもしれない。

Posted byブクログ