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すべてはモテるためである の商品レビュー

4.1

147件のお客様レビュー

  1. 5つ

    47

  2. 4つ

    52

  3. 3つ

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    4

  5. 1つ

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2014/06/25

ひたすらあなたがモテないのはあなたが気持ち悪いからだ、という論法でくるとんでもなくぐさぐさ来る本。 しかし面白いエーリッヒフロムの愛する技術と対比して(本書最後の方で愛する技術の名前が出てきます)もなかなか読み応えのある本だった。

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2014/06/07

冒頭の二行がものすごい破壊力である。 「なぜ、あなたがモテないのかというと  それはあなたが気持ち悪いからである。」 どういうのが気持ちわるがられるのか、それを克服するためにはどうしたらいいか、難しいやろーって思うけど、非モテで女に相手にされなかった二村氏がヤリちん化し、AV監督...

冒頭の二行がものすごい破壊力である。 「なぜ、あなたがモテないのかというと  それはあなたが気持ち悪いからである。」 どういうのが気持ちわるがられるのか、それを克服するためにはどうしたらいいか、難しいやろーって思うけど、非モテで女に相手にされなかった二村氏がヤリちん化し、AV監督にまでなれたのだからそこには、実績があるんですよねー。面白いのは、モテたい理由、モテる目的を設定してから自分を理解して、何をするか?という夢を叶える1・2・3の法則と同じようなこのプロセスが重要だよっていってることです。

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2014/05/30

タイトルに反して哲学的な本である。モテたいという欲求はダイエットの話題などと同じように生理的欲求に直結するものだが、それを無しとして「なぜモテたいのか」という問いかけから始まり、その理由を 「『自分は何がしたいのか?自分は何が欲しいのか?』こそが『自分は何者なのか?』ということ...

タイトルに反して哲学的な本である。モテたいという欲求はダイエットの話題などと同じように生理的欲求に直結するものだが、それを無しとして「なぜモテたいのか」という問いかけから始まり、その理由を 「『自分は何がしたいのか?自分は何が欲しいのか?』こそが『自分は何者なのか?』ということであり、人間は、ある程度それを自分で理解できていないと『相手との関係をどうしたらいいかわからなくて困ってしまう』からである」と説く。そして1人でも淋しくない「自分の居場所」を作ることが重要であると結論する。 これがこの本の内容の重要な部分だろう。後半はキャバクラの話や、SNSのようなより具体的な話題になる。巻末の國分功一郎との対談を読むと、本書の問いかけはこれを執筆した時点における筆者の筆者自身に対する問いでもあったのではないかと思う。 モテを題材にした良い本だと思うが、私自身はこれを読んで特にモテるようになったわけではないので星4つ。

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2014/05/06

人間の本質を衝く、という表現はこの本にこそ相応しい賛辞。のっけから「この手の本をマジメに読む感性こそキモい」と読者は先制攻撃を受ける。単なるモテ本ではなく「自分の居場所」を考えるための本。上野千鶴子の解説、國分功一郎との対談も必読。 文中、自分の中にゴレンジャーがいると考えろ…...

人間の本質を衝く、という表現はこの本にこそ相応しい賛辞。のっけから「この手の本をマジメに読む感性こそキモい」と読者は先制攻撃を受ける。単なるモテ本ではなく「自分の居場所」を考えるための本。上野千鶴子の解説、國分功一郎との対談も必読。 文中、自分の中にゴレンジャーがいると考えろ…つまり自己の多面性、特に女性性を掌握することが重要と書かれていて、この考え方は筒井康隆「欠陥バスの突撃」にヒントを受けたとあった。考えてみればこれって平野啓一郎の「分人観」そのものじゃないか。何十年も前に既に提示されていた考え方だったのだ。

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2014/05/02

男女の関係は性欲という惹きつけるものがあるにも係わらず、その関係はいつまでたっても距離があるように思える。。。 本著は表題のような軽い読み物ではなく、哲学的な読み物かもしれない。 男女の関係が永遠に神秘的なものであるが故に、とことん哲学的になるか、それとも思い切って白紙状態にな...

男女の関係は性欲という惹きつけるものがあるにも係わらず、その関係はいつまでたっても距離があるように思える。。。 本著は表題のような軽い読み物ではなく、哲学的な読み物かもしれない。 男女の関係が永遠に神秘的なものであるが故に、とことん哲学的になるか、それとも思い切って白紙状態になるか。 この本は男女の関係をテーマにしているのだが、よく読むとコミュニケーションの本質を説いているものではないか。 価値観の異なる人間、例えば、外国人とのコミュニケーション。それにも通ずる。 価値観の異なる人間、男女はそもそもそのような関係にあると理解するだけでも、この本を読む価値があるのかもしれない。 以下引用~ ・あなたがモテないのは「自分について」ちゃんと考えていないから。 ・仕事の職種だとか収入額とかじゃなくて「あなたは『どんなことが好き』なのか」ってことこそが、「あなたとは何者か」ということなんです。 ・「なにが好きかを自分でわかっているか」ということは、おおげさに言うと「あなたには、ちゃんと自分で選んだ【自分の居場所】があるか」ってことです。 ・「自分の居場所」があると、自分と相手の関係性において、本当にいい状態がわかってくる、だから相手に優しくできるのです。 ・対話とは、相手の言っていることばを「まずは、聴く。けれど【判断】しない、決めつけない」こと。それから「自分の肚を見せる」ことです。 「対話できる」ということが、つまり「相手と同じ土俵に乗れる」ということなんです。 ・さらに大切なのは、「意志をもって聴く」といっても【上から目線で聴いているのではダメ】だということです。相手を、あなたの心の中で「決めつけて」は、いけないのです。 ・相手の話を「自分が変わることをおそれず」ちゃんと聴くことができると、それは【コミュニケーション】になっていきます。つまり「謙虚になれた」ということですが、けして「へりくだったり、相手に媚びたり」ということではありません。 ・男は【自分の中の女】と似たところのある女性を好きになるんです。 ・そして【自分の中の女】の存在を自覚しないと、異性である相手の「身になって考える」のは、たいへん難しいことです。

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2014/04/29

話題のこの本を新月の今日に読み終えることができて嬉しく思う。 『人はなぜ「愛してくれない人」を好きになるのか』とセットで、おすすめしたい一冊。 男性側の恋愛心理が詳しく説明されていて わかりやすかった。 自分のバカを認める。臆病を認める。 そして、自分が何を好きかを知ること...

話題のこの本を新月の今日に読み終えることができて嬉しく思う。 『人はなぜ「愛してくれない人」を好きになるのか』とセットで、おすすめしたい一冊。 男性側の恋愛心理が詳しく説明されていて わかりやすかった。 自分のバカを認める。臆病を認める。 そして、自分が何を好きかを知ること。 何かを好きになって心のふるさとを持つこと。 それさえあればそう、 ひとりでいても淋しくない居場所ができるのだ。 ひとりでいても淋しくない自分の居場所を作ることができたとき、初めて人は人を愛せるようになるのだ。 恋愛の真理というより、 もう、人生の真理。

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2014/04/28

自分にとって、「モテるとはなにか?」を考える上での良本。単なるハウツー本の類では全くない。 この本を読んでいくと、 「自意識過剰」な人の記述が沢山出てきます。 読んでいて、当てはまる所がグサグサ刺されく。

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2014/04/25

恋愛のマニュアル本かと思いきや、「恋愛の本質」が語られた哲学書だった。 モテる=愛される=認められるということ。 自分にとっての「モテる」とは、どんな状態なのか? 子供=自分の幸せのことを考える 大人=他人の幸せのことを考えられる人 モテることが人から「愛される」ことだ...

恋愛のマニュアル本かと思いきや、「恋愛の本質」が語られた哲学書だった。 モテる=愛される=認められるということ。 自分にとっての「モテる」とは、どんな状態なのか? 子供=自分の幸せのことを考える 大人=他人の幸せのことを考えられる人 モテることが人から「愛される」ことだとすると、今の自分は十分モテているのかもしれないが、SEXなど、本当に深い関わりが足りていないと思うので、深い人間になるためにも、恋愛をして傷つき、相手の気持ちを考えられる、深い大人になりたい! 面白かった!

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2014/04/25

世の童貞ドモは須くこれを読むべし。童貞じゃなく素人童貞なら尚更。自分が高校生の頃にこんな本が有ったなら!いい時代になったもんだ。

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2014/04/15

「心の穴が似ていたりすると、その人たちが惹かれ合う。」「恋愛は親子関係をやり直していることになる。」「『自分の心には穴がある』」ということを認めた上で、それがどんな形をしているのかを考えてみることは大切だと思う。」これが哲学がどうなのか、わたしには分らないけれど、あとがきはじめ哲...

「心の穴が似ていたりすると、その人たちが惹かれ合う。」「恋愛は親子関係をやり直していることになる。」「『自分の心には穴がある』」ということを認めた上で、それがどんな形をしているのかを考えてみることは大切だと思う。」これが哲学がどうなのか、わたしには分らないけれど、あとがきはじめ哲学書らしい匂いを感じた。単純にそもそも“モテ”って何? みたいな話もあったけれど。

Posted byブクログ