1,800円以上の注文で送料無料

小さいおうち の商品レビュー

4

474件のお客様レビュー

  1. 5つ

    130

  2. 4つ

    186

  3. 3つ

    107

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

戦時下の感覚

戦前、戦中、戦後と女中さんとして働いていた主人公の手記と、その後に続く物語。 当時の言葉遣いであったり感覚であったりが新鮮でした。 読みやすく、読んで損は無いかと思います。

鹿内美保

2024/10/27

実話と思ってはいけないのだろうけれど、 個人の戦中の感覚が腑に落ちた。 ゆれる感情と答えのない人間関係が魅力的。

Posted byブクログ

2024/10/18

中盤からラストにかけて本当に良かった… 初めのうちは、昔の話で想像がつかず読むのが難しかったけど、途中から面白くて一気読みした!! 途中で読むの諦めてしまった人勿体ない!! 文庫本284ページが特に泣けた… やっと言えたんだね… 真実が語られあかされないところがなみなみな...

中盤からラストにかけて本当に良かった… 初めのうちは、昔の話で想像がつかず読むのが難しかったけど、途中から面白くて一気読みした!! 途中で読むの諦めてしまった人勿体ない!! 文庫本284ページが特に泣けた… やっと言えたんだね… 真実が語られあかされないところがなみなみならぬ小説なのです。

Posted byブクログ

2024/09/30

先日、ようやく映画を見たので、原作も読んでみる。細かな違いはあるものの、概ね山田洋二監督が原作をそのまま映画に仕上げてるのに驚いた。甥の健史は小説の方がもっとポンコツだったけどね。まあ、最後にいい仕事するんでいいかな

Posted byブクログ

2024/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女中さんと奥様の、忠義より優しく友情より固い愛の話 睦子さんがしていた三つの道の話、タキさんの道は三つ目の道じゃなくて二つ目だったのかな でも私は個人的には2人の愛は恋愛のそれじゃないと思いたいけど、どうなんだろう これもまた、この世界の片隅に、な話だったな タキさんのメモから甥っ子の息子視点に切り替わるのもとても面白かった ストーリーも面白いし、その描き方も好き

Posted byブクログ

2024/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戦争に向かっていく日本と、当時生きていた人たちの生活・認識がタキさんの手記という形で細かく描かれていて、とても面白かった。 最終的には現代に戻ってきて健史視点で描かれるように視点が切り替わった瞬間は驚きがあったものの、全体的にはそこまで複雑な物語ではなく、どちらかというと戦争当時の様子を感じられる読み物という面白さが強かったように感じる。 また、私がこれまで読んできた戦争ものとは違い、たとえば戦争に対してどこか他人事と思っている人たち、そんななかでもジワジワと戦争が生活に染み出してくる様子が描かれていて、なんだかとてもリアルに感じられた。

Posted byブクログ

2024/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女中として働いていたタキおばあちゃんの現在から話は始まります。 過去の出来事を手記として残すタキ。 昭和の初め、まだ少女の女中がどのような人生を歩むのか…。 タキと時子の関係が一言で言い表せないですね。 使用人と主人ではありつつも、家族でもあり友人でもある。 なかなか親密な関係。 このまま時代は流れるのかと思いきや、後半の展開に驚かされます。 どこまでが真実で、どこからが現実なのか。 分かるのはタキの時子への愛情と、とてつもない後悔。

Posted byブクログ

2024/07/28

子どもに読み聞かせた絵本とおなじタイトルだなと思ったのを思い出した。女中にあがったサキさんの生活が見えるようで昭和を懐かしんだ。 いえは成城あたりと見当つけて読んでた。

Posted byブクログ

2024/05/18

<再登録>昭和初期に「小さいおうち」に奉公していた少女の回顧録。 戦争の気配が色濃くなっていく時代を描いているのに、あくまで平井家周辺は昭和モダンの華やかさを保っています。それだけに美しい光景が失われていく過程は読んでいて悲しくなりました。 途中で挿入される現代パートでは孫の健史...

<再登録>昭和初期に「小さいおうち」に奉公していた少女の回顧録。 戦争の気配が色濃くなっていく時代を描いているのに、あくまで平井家周辺は昭和モダンの華やかさを保っています。それだけに美しい光景が失われていく過程は読んでいて悲しくなりました。 途中で挿入される現代パートでは孫の健史の現代っ子視点にイラっとしましたが、その健史が最終章ではまさかの大活躍。残された人達のすべてを明らかにはしない優しさがよかった。過去は美しいままにしておくのがいいこともあるのでしょう。

Posted byブクログ

2024/04/30

戦前戦中の日常を描いたような作品で時代や表現方法は違えどノスタルジーを描くという点でなんとなく三丁目の夕日をイメージした。 女中とか奉公とか馴染みがないけれど殆ど違和感無く読めた

Posted byブクログ