小さいおうち の商品レビュー
面白かったー!最後はびっくりな終わりかたでしたが。 優秀な女中も、女中の幸せを願う女主人も素晴らしい。 映画も見たいな。
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大好きな本です。 辛く、暗い時代だったけど、それだけじゃない。幸せもあったし、人々の生活もあった。悩みも間違いもあった。痛感させられる作品。
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引き込まれた! 昭和10年〜戦後が舞台。 戦争小説では決してなく、東京郊外に建った赤い屋根に白いポーチの洋館での物語。 山形から女中奉公のために上京してきたタキ。 美しい時子奥様へお仕えするタキの目線で起きた出来事を、回顧録として晩年綴る。 ノートを読むのは甥の次男:健史。...
引き込まれた! 昭和10年〜戦後が舞台。 戦争小説では決してなく、東京郊外に建った赤い屋根に白いポーチの洋館での物語。 山形から女中奉公のために上京してきたタキ。 美しい時子奥様へお仕えするタキの目線で起きた出来事を、回顧録として晩年綴る。 ノートを読むのは甥の次男:健史。「頭の良い女中」と評されたタキ。その評価に値する仕事ぶりを、十二分に発揮した、と言うことか⁈ 物資が乏しくなるにつれ、創意工夫で乗り切る力、出会いと別れ。晩年の振り返った思い…。 誰しも1つくらい、人生の終盤で省みる事があるのだろうか。
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昭和の市井のある女中と家族のひとつの物語。歴史の流れの中でもあったはずの素朴な日常と、それでも大きな流れに争い、それでも理不尽な選択を迫られる時代。タキや健史の[頭の良い振る舞い]の結果がどうだったのか、様々な解釈ができるが、それがよかったかどうかはわかりようがなく、その問いの答...
昭和の市井のある女中と家族のひとつの物語。歴史の流れの中でもあったはずの素朴な日常と、それでも大きな流れに争い、それでも理不尽な選択を迫られる時代。タキや健史の[頭の良い振る舞い]の結果がどうだったのか、様々な解釈ができるが、それがよかったかどうかはわかりようがなく、その問いの答えを探し続けるしかない、というのも、また個人の人生そのものと、それが時代の流れに委ねられていることのように思えた。
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昭和の市井のある女中と家族のひとつの物語。歴史の流れの中でもあったはずの素朴な日常と、それでも大きな流れに争い、それでも理不尽な選択を迫られる時代。タキや健史の[頭の良い振る舞い]の結果がどうだったのか、様々な解釈ができるが、それがよかったかどうかはわかりようがなく、その問いの答...
昭和の市井のある女中と家族のひとつの物語。歴史の流れの中でもあったはずの素朴な日常と、それでも大きな流れに争い、それでも理不尽な選択を迫られる時代。タキや健史の[頭の良い振る舞い]の結果がどうだったのか、様々な解釈ができるが、それがよかったかどうかはわかりようがなく、その問いの答えを探し続けるしかない、というのも、また個人の人生そのものと、それが時代の流れに委ねられていることのように思えた
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少し前に、映画を見て、本も読んでみた。 時代を経て、戦時中、女中時代と現代の振り返っている時代が行き来する。 こんな女中さんがいたら素敵だなと思う。 戦時中、慎ましくなり、生活が変わっていく中で、こういう日常が実際にもあったんだろうなと思う描写だった。
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なんの前知識もなく ノンフィクションだと思って読み進めてしまった! 自分でも言ってるけどタキさんって本当に賢い女中さんなんだなって感動しながら。。。 戦前〜戦後の時代の空気、 東京と田舎の景色が手に取るように伝わってきて、 タキさんと奥様の絆や 甘やかされ放題のおぼっちゃまの姿...
なんの前知識もなく ノンフィクションだと思って読み進めてしまった! 自分でも言ってるけどタキさんって本当に賢い女中さんなんだなって感動しながら。。。 戦前〜戦後の時代の空気、 東京と田舎の景色が手に取るように伝わってきて、 タキさんと奥様の絆や 甘やかされ放題のおぼっちゃまの姿からも あたたかみが感じられて ほんわりした気分に。 でもやっぱり戦前〜戦後という時代 このようなあたたかいものが犠牲になったんだ と思うと辛い。
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戦前って、こんなわくわくしていたんだ。 戦争と聞くと 暗い 寒々しい 白黒 怖い 可哀想 というイメージ。 でも、実際は人なわけで。私たち現代を生きる人と同じなわけで。 それぞれの、一日一日には嬉しいこと辛いことがあるんだ、と知った。 それなりに辛いことがあれど、その場所で味わえ...
戦前って、こんなわくわくしていたんだ。 戦争と聞くと 暗い 寒々しい 白黒 怖い 可哀想 というイメージ。 でも、実際は人なわけで。私たち現代を生きる人と同じなわけで。 それぞれの、一日一日には嬉しいこと辛いことがあるんだ、と知った。 それなりに辛いことがあれど、その場所で味わえる幸せを感じる。見つける。 きっと昔も今も変わらない。 それを教えてくれた、一冊。
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【読了】小さいお家/中島京子 映画を見たので原作も。 時子奥様がもう松たか子でしか脳内再生されなかった。 優雅でお上品で、明るく溌剌とした奥様な雰囲気は確かに松たか子にぴったりだなぁと読みながら思った。 映画も見ていたから、家の雰囲気や街の風景も想像しやすく、手記という形で書か...
【読了】小さいお家/中島京子 映画を見たので原作も。 時子奥様がもう松たか子でしか脳内再生されなかった。 優雅でお上品で、明るく溌剌とした奥様な雰囲気は確かに松たか子にぴったりだなぁと読みながら思った。 映画も見ていたから、家の雰囲気や街の風景も想像しやすく、手記という形で書かれているので読みやすかった。 映画もそうだったが、最後はなんとも言えず切ない。 途中の展開が小説と映画で異なるので解釈の違いはあるにせよどちらもドラマチックだと思う。 私は小説版のほうがしっくりきた気がするが。 著者の別の作品も読んでみたい。
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小さく厚みのない本だったので旅のお供に連れていった。 読んでから日にちが経ってしまったのであまり記憶にないのだけど、戦前の日本の暮らしに触れられた。
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