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ぼくは猟師になった の商品レビュー

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53件のお客様レビュー

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2012/12/19

京都の町外れの裏山でワナ猟でイノシシやシカを獲り、自分や友人と食べるというパートタイム猟師の記録。前に読んだ「羆撃ち」がプロの猟師の記録とすれば、仕事を持ち、余暇に狩猟をするこちらは完全にアマチュアだ。学生時代から狩猟に目覚め、鴨猟、すずめ猟、魚獲り、山菜採り等で自然の中で遊び楽...

京都の町外れの裏山でワナ猟でイノシシやシカを獲り、自分や友人と食べるというパートタイム猟師の記録。前に読んだ「羆撃ち」がプロの猟師の記録とすれば、仕事を持ち、余暇に狩猟をするこちらは完全にアマチュアだ。学生時代から狩猟に目覚め、鴨猟、すずめ猟、魚獲り、山菜採り等で自然の中で遊び楽しむ生活は羨ましい限りだ。エコや自然保護等の生硬な主張が出てこないのも良い。

Posted byブクログ

2013/06/24

「生きる」と言うことを考えさせられる1冊。 自分の「生き物好き」の矛盾点をガンガン目の当たりにしてしまいそうで、手に取るのを躊躇していたのですが、文庫になったので思い切って読むことに。 考えていたようなことはなく、ただ「(作者にとって)自然に生きる」と言うことを想いのまま行動に...

「生きる」と言うことを考えさせられる1冊。 自分の「生き物好き」の矛盾点をガンガン目の当たりにしてしまいそうで、手に取るのを躊躇していたのですが、文庫になったので思い切って読むことに。 考えていたようなことはなく、ただ「(作者にとって)自然に生きる」と言うことを想いのまま行動にしていくと、猟師になるという答えが導き出されたので猟師をしている、ただただ自然体な作者の人柄に触れられます。 人間の営みって、生き物としてはかなり逸脱している存在。それなら、せめて自分の身の回りの物がどのような経緯で自分の手に渡ってきたかを考えながら暮らしたいなぁ、と改めて思えたのでした。

Posted byブクログ

2012/12/07

この本を手に取ったきっかけは僕のおじの趣味が狩猟で(とはいってもライフル銃を使うものですが)これはワナを仕掛けるほうの猟師です。彼の生き方には共感を覚えますね。 僕の親戚には、趣味で狩猟をやっている人がいる。その影響が心のどこかにあったのかこういう本に出会った。彼は銃を使う猟師...

この本を手に取ったきっかけは僕のおじの趣味が狩猟で(とはいってもライフル銃を使うものですが)これはワナを仕掛けるほうの猟師です。彼の生き方には共感を覚えますね。 僕の親戚には、趣味で狩猟をやっている人がいる。その影響が心のどこかにあったのかこういう本に出会った。彼は銃を使う猟師ではなくてククリワナ(野生のイノシシなどの通り道に罠を張るほう)の猟師です。彼は京都大学在学中にアルバイトをしていた運送会社で先輩がククリワナの猟師で弟子入りした彼はその先輩からククリワナの方法を学んで猟師となった。 最初のほうはワナに捕まった動物を仕留めるのや自分の住まいに戻って解体するのにも手間が相当かかっていたのが、経験を経るにしたがって、なめした皮をかばんにしたり、とってきたイノシシや鹿を使ったタタキやイノシシ鍋の写真などは読んでいて涎垂ものでした。今、僕が住んでいる地元の人間でシカを使って町おこしをしようという人間がいるそうですが、もっとこういう本を読んで勉強してもらいたいものです。ビジネスのヒントはいくらでもあるのですが、少なくとも彼らの話を聞く限りではこの本を読んでいるとは見受けられません。 それはさておいて、山で狩猟ができないときは山菜取りやうなぎや鮎などの川魚を捕ってきては調理する姿にこういう人生も、悪くないと思う。そんな自分がいます。

Posted byブクログ