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大奥(第九巻) の商品レビュー

4.3

69件のお客様レビュー

  1. 5つ

    21

  2. 4つ

    25

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相変わらず面白い。

赤面包装という流行病の為、男の数が激減してしまった江戸時代の話。今巻は大奥で蘭方医学を教える為に長崎より招かれた、吾作を中心に話しが進められていく。 吾作の性格が良いのと、御台所の五十宮との交流が良かった。次巻で老中・田沼意次と平賀源内に災難がふりかかりそうで相変わらず目が...

赤面包装という流行病の為、男の数が激減してしまった江戸時代の話。今巻は大奥で蘭方医学を教える為に長崎より招かれた、吾作を中心に話しが進められていく。 吾作の性格が良いのと、御台所の五十宮との交流が良かった。次巻で老中・田沼意次と平賀源内に災難がふりかかりそうで相変わらず目が離せません!!

ゴロー

2024/05/16

大奥第9巻は、田沼意次の時代が描かれている。 青沼が大奥に入り、初めは反感を持たれるも、大奥でのインフルエンザを最小限に抑えたことで、次第に彼の蘭学の講義を聴きに来るものも増えてくる。 そして、源内は赤面疱瘡の予防策を考え始める。

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2024/01/25

竹蜻蛉は源内が初めて作ったものと言われている これはあたしがオランダ渡りの医療用の機械を修復したものでエレキテルと申すもの 「人は未だ病を完全に防ぐ術を見つけた事は無いのです…」 老中田沼意次の誕生である 題名だけは解体新書と名付けたものの作業は遅々として進みませぬ その中でそな...

竹蜻蛉は源内が初めて作ったものと言われている これはあたしがオランダ渡りの医療用の機械を修復したものでエレキテルと申すもの 「人は未だ病を完全に防ぐ術を見つけた事は無いのです…」 老中田沼意次の誕生である 題名だけは解体新書と名付けたものの作業は遅々として進みませぬ その中でそなたの講義を聞き異国に思いを馳せている時だけがその空しさを忘れられる唯一の時間であった 近代以前の人類にとって最大の恐怖は病と怪我である_あっけなくそれで人が死ぬからだ 越中守神様如何やらあなた様はご自分が明君吉宗公の御孫様で在られる事が御自慢みたいですね 古くから清国では痘瘡…つまり天然痘を防ぐ為に「人痘」と呼ばれる方法があると聞いたことがあります

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2023/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

史実を学んだことがある人 別な物語での活躍を知っている人 そこから外れない中で この物語での活躍を見せてくれているからこそ キャラクタ、キャラクタの エンディングに向かう中で 物語はうねりながら盛り上がる どうなっていくんだろう この先は? この病には、どうやって勝てるのだろうか

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2022/12/20

家治、というか老中田沼意次の時代。 田沼の型破りな政策、将軍の座を狙う後の松平定信、平賀源内、赤面疱瘡ワクチンの研究、などキャラクターやシナリオが重層化してきてちょっと面白かった。 赤面疱瘡絡みはコロナ時代と相まってタイムリー。 最後に登場した夜鷹風の女は誰だっけ?

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2021/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

平賀源内は有名な割に史実でも晩年など謎のある人なので 自由な設定にしやすい部分もあったのだろうか。 実は気っ風の良い女性というところが良い。 彼女が連れてきた吾作が青沼と名を変え大奥御右筆になり 蘭学に対する偏見の中で少しずつ新しい風を吹かせていく。 コロナ禍に読んでいるので、赤面疱瘡への対策が 石鹸での手洗いというところが印象的。 やはり基本は大事だし、そんなことで、と疎かにすると そこから崩れていくのだ。 将軍家治と御台所のエピソードも心温まる。 特に御台所が飾らない方で、一緒に講義に参加しようとするところが良い。 教科書ではあまり良いイメージの無い田沼意次の 描かれ方も丁寧で素晴らしいと思う。

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2018/10/12

歴史上の人物は善悪で考えがちだけど、たとえば悪とされてる田沼意次の魅力的なこと。違う見方をすればこんなに面白い。そして、感冒予防に手洗いは大事ですね。

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2017/01/24
  • ネタバレ

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田沼意次は、現代視点から見ると実は面白い政治家。大石慎三郎氏らが唱える意次像を割に反映している印象かな。◆単純な男女の愛憎劇を越えてきて、面白くなってきた感が強い。◆ちなみに、男性人口が赤面疱瘡で減少。こういう世界観が、ホントに女権社会を構築するかという根本的な疑問もないではない。数が少ない男性は希少価値を持ち、全国規模ならば少ない男性を巡り女性が競争。つまり男性に選択肢が増える一方、女性は男性を選べない。政治家もその数少なくなった男性が担うなんてことにならないのかな、と愚にもつかない感想が…。

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2023/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2016.10.23市立図書館(長女) →2020.7購入 九代家重から十代家治へ。田沼意次の台頭、長崎から源内がスカウトしてきた蘭方医青沼(吾作)が大奥御右筆になり黒木良順と出会う。一方、家重の妹たちは田安家、一橋家とそれぞれ御三卿となるが、その娘たちが次期将軍の座を狙ってしのぎを削り(う〜、こわこわ…)、家治に重用される田沼やそのとりたてによって活躍する人望厚い青沼は目の敵に… 赤面疱瘡の研究は治療法から予防法への発想の転換(へ至る展開)がお見事! 源内の報告やアイデアで解決に向かうのかは次号を待て。  かつては周囲の目をごまかすために男装して虚勢を張った家光をおもうと、男装でどこへでも自在に入り込む源内の闊達さに時代の移り変わりを感じる(もっとも男女ないのは服装だけでなさそうで…)。また、家治の御台所、五十宮倫仁の人知れぬ苦悩にはかつての有功の姿が思い出された。 表紙は平賀源内。 *** 2023年ドラマ10「大奥2」(脚本:森下佳子)をみながら読み返している。 シーズン2の始まりは8巻終盤から。医療篇一回目はこの本のちょうど中程まで。青沼が大奥に入り、少しずつ周囲の信頼を得て、講義が閑古鳥から盛況になるまで。伊兵衛の登場はややあっさりめか(でも春本を持ち込んでいるあたりの種まきには抜かりない)。 第二回、蘭学講義部屋のにぎわいから五十宮の死、定信や治済の田沼意次(と源内)への敵意、赤面疱瘡予防の道を少しずつ進んでいくけど、源内が夜道で襲われ、まで。

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2016/02/13

10巻まで読んだ 田沼政治の話なんだけど、見方が変わると随分違うもんだなと思った お話は田沼側で描かれる

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