大奥(第九巻) の商品レビュー
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八代将軍吉宗の遺志を継ぎ、 長崎から来た青沼、そして田沼意次・平賀源内が、 今なお猛威を振るう赤面疱瘡の解明に挑む――! 物語上決定的に重要な意味を持つ「赤面疱瘡」の解明、克服に向けて、物語がテンポよく進みます。 長崎から大奥に入った、日本人とオランダ人のハーフの青沼と、平賀源内の二人が、田沼意次の強い後押しを受け、将軍家治と御台所の理解を得て、「赤面疱瘡」の解明、克服に一歩一歩近づきます。 天然痘の「種痘」の西洋からの導入という江戸時代の歴史的事実と重ね合わせて、物語を展開するのは、見事なストーリー展開だと感じます。 一方で、家重の死も描かれ、印象深いです。 「母上も私の事を許してくださるよな?な?意次?」「あ 母上 母上 ろうかもう一度私を抱きしめれ下されませ」といって絶命する家重の死に、重たいものを感じる方は多いと思います。 田沼意次は史実通り開明的で聡明な人物として描かれ、かつ魅力的に描かれています。 ただ、意次に対して、家重と将軍の座を争った宗武の娘、松平定信が、敵意をつのらせます。 吉宗の事実上の後継者として期待される意次、一方で吉宗の孫であることに強い自負を持つ定信というコントラストの中に、吉宗の存在感の大きさが垣間見えて、今までの巻との連続性が鮮明に感じられます。
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逆転大奥がはじまったそもそもの原因である赤面疱瘡。やっと対峙する時がきた。 青沼や黒木、平賀源内、田沼意次、家治公や御台と、魅力的なキャラクターが続々登場。杉田玄白まで! 跡目争いに関しては定信はわかりやすくてまだかわいいが、治済は笑顔もこわい。 家重のエピソードは最期まで苦しかった。 こうやって感想書くのにも、いちいち調べなきゃ書けないくらい名前を覚えられない〜
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九代将軍徳川家重 黒木、青沼 蘭学 十代将軍徳川家治 徳川定信(宗武の子)と老中田沼意次、徳川治済(吉宗三女の子一橋家) 平賀源内と予防接種の考え、菊之丞
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蘭学医青沼さんと平賀源内さんが良い味を出している。 まっすぐな人は見ていて気持ちが良いな。 ただ、全体的に盛り上がりのない話のような気がする。
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将軍は家重から家治へ。 政治的な絡みがイヤーな感じに。 変な所で、変な恨み買ってる平賀源内にも困ったもんだ。
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10代将軍家治の時代。 田沼意次に平賀源内、そして蘭学。 自分の中では、大分現代に近づいているイメージ。 赤面疱瘡の対処法は見つかる? とにかく、いつの時代も手洗いうがいは大事。
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田沼意次の時代。 貨幣経済の推進、蘭学の奨励、先進的な政策が執られていたようです。 でも革新は反感を招くもの。 武士の伝統を重んじる者たち、時代の変化に取り残されようとしている者たちの怨嗟の声が…。 結託し、一大勢力となれば、日和見の輩も保身を考え態度を翻すことになるのでしょう。...
田沼意次の時代。 貨幣経済の推進、蘭学の奨励、先進的な政策が執られていたようです。 でも革新は反感を招くもの。 武士の伝統を重んじる者たち、時代の変化に取り残されようとしている者たちの怨嗟の声が…。 結託し、一大勢力となれば、日和見の輩も保身を考え態度を翻すことになるのでしょう。 陰謀渦巻く権力争いになりそうです。
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いよいよ大奥に赤面疱瘡対策本部設立!なんつって。されど名君吉宗の孫たちによる権力争いが始まりつつあって情勢は不穏な空気に包まれる、でもってセックスもきっと上手だけど女子の気持ちの空気は読まない平賀源内ちゃん♀に危機迫る!!どーなるのッ!?てかこんなに源内フィーチャーしてて終われるのかしら『大奥』?このあとまだまだ美味しそうな幕末キャラは目白押しっスよ~???…新撰組エピソードとかは外伝扱いになさる?とかだったりして。
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表紙カバーの源内&田沼の明るい表情が逆にラストの不安を煽る。定信の柔軟さの無さには、顔が吉宗ソックリなだけに残念というか忌々しいというか…。次巻は大波乱の予感。この先の顛末は歴史を調べれば大方わかるはずなのに、それでもどうオチをつけるのか予想がつかないなんて凄いですね。
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相変わらずよしながふみは読ませる。一巻から続いてた吉宗の時代にたどり着いてここからどうなるかと思っていたら、そのまま続くのだね。吉宗の長女の話がこの巻の肝かな。田沼意次も楽しみ。
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