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ブラック企業 の商品レビュー

3.4

123件のお客様レビュー

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2013/03/25

これはあくまで企業の話だから教員には関係ない、という気持ちを捨てて、教員こそこの本をサラッとでもいいから読んでおくべきだと思った1冊。 読んでいてすぐさま思い浮かんだのが、自分の職場の現状だったのもその要因の1つである。 教職員組合(日教組)の組織率の極端に低い現在の職場では、...

これはあくまで企業の話だから教員には関係ない、という気持ちを捨てて、教員こそこの本をサラッとでもいいから読んでおくべきだと思った1冊。 読んでいてすぐさま思い浮かんだのが、自分の職場の現状だったのもその要因の1つである。 教職員組合(日教組)の組織率の極端に低い現在の職場では、ブラック企業とよく似たような状況が若手教員にふりかかっているなと、そう思わざるを得ないことがたくさんある。 本書でも書いているように、やはり教員であってもそういった状況は社会的な視点からも許してはならないと思うので、若い教員こそその状況を打破するためにも教職員組合にきちんと加入することが重要なのではないかなと、そう強く思った。

Posted byブクログ

2013/03/24

友達からの誕生日プレゼント。blogosで結構話題になっていた。自分がどれだけ幸せな仕事をしているかよくわかった。

Posted byブクログ

2013/03/22

本書は、いわゆる”ブラック企業”の実態を暴き、そのターゲットとなる若者達に対して、また、社会全体に対して、有効な解決策を提示するものである。なお、ブラック企業について、これといった明確な定義はないようだが、わかりやすく表現すると「違法または違法に近い労働条件で若者を働かせる企業の...

本書は、いわゆる”ブラック企業”の実態を暴き、そのターゲットとなる若者達に対して、また、社会全体に対して、有効な解決策を提示するものである。なお、ブラック企業について、これといった明確な定義はないようだが、わかりやすく表現すると「違法または違法に近い労働条件で若者を働かせる企業のこと」となる。 さて、このような話を聞くと、みなさんはどのようなイメージを持つだろうか。「要するに、ブラック企業って、法律を守る体力もないようなどこぞの零細企業だったり、日雇いをかき集めて、危険な現場で働かせるような存在そのものが怪しい組織だったり・・・働く前からブラックであることを明確に特定できる・・・そんな企業のことでしょ!?」。そう、思うかもしれない。ところが、どっこい、である。本書が非難するブラック企業は、大企業であり、むしろ、世間ではよいイメージをもたれている企業ばかりだ。だからこそ、タチが悪く、一朝一夕に解決できる問題ではない、と著者は主張する。 著者である今野晴貴氏は、自らが代表を務めるNPO法人を通じ、実際に被害にあった若者達、何十人、何百人達に接してきた張本人である。火のない所に煙は立たない。感情的になりすぎて、客観性を失いたくないが、この本に我々が見過ごしてはならない内容が書かれていることもまた事実だ。 これから就職をする(あるいは就職したての)若者達が自らを守る手段として・・・ 日本をよりよくするための政策を考える人達や、彼らを苦しめる一因を作っている企業側が、世の中の現状を正しく認識するためのインプットの1つとして・・・ 読んでおきたい一冊だ。 (書評全文はこちら→http://ryosuke-katsumata.blogspot.jp/2013/03/blog-post_22.html)

Posted byブクログ

2013/03/12

読むと気分の悪さが増幅する一冊 スポーツでも何でもルールがあり、ルールを守る事で楽しさが倍増するものだと思うが、今の新卒はいきなりルール無用のリングに丸腰で登らされる社会現象がリアルに描かれている

Posted byブクログ

2013/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書では、ブラック企業の見分け方・対処法に加えて、ブラック企業が生み出されやすい日本企業の構造が述べられています。 勤務する企業がブラック企業である場合は一人で悩んだりせず、労働組合に加入したりNPOに相談することが解決につながる。そして、その問題は個人の問題にとどまらず、社会全体でブラック企業をなくすために行動しなければならないとしています。 ブラック企業を放置すると、被害を受けた人が病気となり十分な保証が受けられず生活保護の状態まで転落するため、社会保障費も増加するので社会全体で解決する必要がある。それにはまず、個人が戦略的に対抗していく、と繰り返し主張されています。 日本の雇用形態からブラック企業を取り上げた点はよかったと思います。ただ、話の内容は日本型雇用と定番の展開となっています。個人の対策も被害状況をメモを取る、記録に残すといったありきたりのものです。 また、現在ブラック企業ではなくても、採用担当者の意識のよってはブラック企業に転換するかもしれません。以下引用したいと思います。 ある有名な人事コンサルタントの話はとても印象深かった。面接採用で「環境問題への御社の配慮」や「ワークライフバランスへの取り組み」について質問した学生については、全員不採用としたことがある、というのだ。彼曰く、「学生には勘違いしてもらっては困る。お前たちが企業を選ぶのではない。お前たちが企業でどれだけ利益を出せるか。それが重要なのだ」と。こうした目線に晒され続けることで、企業を通じた社会貢献の志や、労働条件についてなど、「何も言えない、言うべきではない」という思考を身に付けさせられていく。(193頁) このように、日本の企業はすべてブラック企業になる素質を備えていると言えるのでしょう。

Posted byブクログ

2013/03/08

私たちの年代全員が読むべき社会問題について。 旦那の会社もいつブラックになるか・・・むしろもうなっているかもしれない。 これからは会社に入社すれば一生安定という安心感はないので、いつでも食べていけるような実力が必要だ。

Posted byブクログ

2013/03/03

学生や20代の社会人には、自分には関係ないことだと思っても、一度読んでみてほしい。読むと気持ちのよくなる本ではないが、このままではいけない、という危機感を感じると思う。 私もブラックな環境で働き、一度心身を壊した身なので、この本を読み、当時を思い出して苦しくて仕方がなかった。今そ...

学生や20代の社会人には、自分には関係ないことだと思っても、一度読んでみてほしい。読むと気持ちのよくなる本ではないが、このままではいけない、という危機感を感じると思う。 私もブラックな環境で働き、一度心身を壊した身なので、この本を読み、当時を思い出して苦しくて仕方がなかった。今そのような環境にいる人には、自分が悪いのだなどと思ってもらいたくない。潰れてしまう前に、辞めるか戦うかの選択をしてほしいと思う。 ブラック企業は、入ってしまった個人の問題ではなく、「社会問題」として捉えるべき問題ということ。ブラック企業に必要な人材は、今の就職活動によって作られていること。たくさんの新しい視野を頂いた。 簡単に解決する問題ではないと思いますが、著者の今野さんを、本当に応援します!

Posted byブクログ

2013/03/02

日本の現在の雇用形態からすると、終身雇用制度が崩れ、会社も人材を育てるところではなくなってきているのは事実。いわゆるブラック企業が増えていく実態も、今の日本の厳しい状況をものがたっている。

Posted byブクログ

2013/02/22

kindleで初めて読んだ本。日本の企業は全てがブラック企業になる要素をはらんでいると思う。一番問題なのは、善意でやってるブラック企業が結構あるということ。ワタミとか。日本人はツラい=成長=成果、みたいなところがあるよなぁ。まあ若干は自分にもあるが。

Posted byブクログ

2013/02/18

「ブラック企業」という表現が正しいのかはさて置き、経営者として考えさせられる内容でした。 そもそも日本人の仕事に対する考え方って歪んでると思いますからね。長時間、休みなしで働くことが美徳みたいな考え方が若い人にもあるし、その考えを上手く利用しちゃうからこういうことが起こるんでし...

「ブラック企業」という表現が正しいのかはさて置き、経営者として考えさせられる内容でした。 そもそも日本人の仕事に対する考え方って歪んでると思いますからね。長時間、休みなしで働くことが美徳みたいな考え方が若い人にもあるし、その考えを上手く利用しちゃうからこういうことが起こるんでしょうね。 参考に読んで見るのは面白いかもしれないです。最後ら辺はつまらなかったです。

Posted byブクログ