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なんらかの事情 の商品レビュー

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82件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2014/01/31

「ねにもつタイプ」の延長線上。クラフト・エヴィング商會の手が今回も付け加えられていて、美しい一冊になっているし、内容は、本当に、毎度のごとくの面白さだし。この人と友だちになりたい。て思えるようなエッセイをこの人は書く。(13/9/7)

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2014/02/10

きっかけは2013年ダ・ヴィンチの年間ランキング?より。 最近読みたいなーと思うエッセイにあまり出会えてなかったけど、 これ読んだらエッセーってこんなにおもしろかったっけって、思わず思わせてくれた1冊。 というか、この方がきっとおもしろいんだと思う。 そしてわたし、好きです。...

きっかけは2013年ダ・ヴィンチの年間ランキング?より。 最近読みたいなーと思うエッセイにあまり出会えてなかったけど、 これ読んだらエッセーってこんなにおもしろかったっけって、思わず思わせてくれた1冊。 というか、この方がきっとおもしろいんだと思う。 そしてわたし、好きです。こんな感じ。 はじめのレジの話題から、既に私の心を鷲掴みにしたのは、 他でもないわたしも同じような人間だからで、 そのあとも、読みながらふきださずにはいられない数々。 あんまりおもしろくて、読み終わるのがもったいないので、 毎日少しずつ読んでます。

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2013/12/08

ここ数年で、一番爆笑したエッセイ集。初めての作家さんだったけれど、あまりに面白いので子どもたちによみきかせをした。あまりに素敵に面白いので、岸本さんみたくなりたいと思った。

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2013/11/19

本業は翻訳家である岸本佐知子さんの、とどまるスベを知らない妄想驀進エッセイです。(#^.^#). 失礼ながら岸本さんの翻訳本に未だご縁がないのだけど、 エッセイの導入から、盛り上がり、そして〆め、と、なんて構成の巧みな人なんだろう、と(#^.^#) 感嘆するばかり。 たとえ...

本業は翻訳家である岸本佐知子さんの、とどまるスベを知らない妄想驀進エッセイです。(#^.^#). 失礼ながら岸本さんの翻訳本に未だご縁がないのだけど、 エッセイの導入から、盛り上がり、そして〆め、と、なんて構成の巧みな人なんだろう、と(#^.^#) 感嘆するばかり。 たとえば・・・ もしもこの世でレジで一番遅い列に並んだ人が優勝する競技があったら、私は国体レベルで優勝する自信がある。 と始まった冒頭の「才能」。 う~~ん、わかるよ。私も日々、近所のスーパーでどの列に並ぶか、にちょびっとだけだけど、その日の運を賭けちゃってるところあるし。でも、それって如何に自分がドンくさいか自慢になりかねないんじゃない? あるいは、町で見つけたちょっと迷惑な人、みたいな糾弾文とかさ、と少々腰が引けてしまうイヤな読者だったのですが・・・ 基本を踏まえ(並んでいる人の数ではなく、カゴの中の買い物の量を見る。研修中のレジ係さんは 避ける。レジ係の人数は何より大事。)ながらも、次々に襲い掛かってくる予測外の事件!(#^.^#) 途中でレジの列を移ると必ずそっちが遅くなる、というジンクスをわかっていながら、今度は大丈夫だ!と変わったところ、 二人いると思って安心していたら袋詰め係さんが異様に丁寧な人だった、とか、 四つしかカゴに入ってないお婆さんの後ろに付いたら、レジ打ち終了後、こんにゃくの賞味期限について質問を始め、しかもそのあと、タバコをカートンで買う、で、それを“ややこしい”商品券で払い出し、裏面全てに自分の名前と住所を書きだす、なんてところまでやられちゃうと もう、空に向かってぎゃぁ~~と叫びたくなる主婦ひとり。(私です。(#^.^#)) しかも、(まだあるんですよ)そのあと、レジの人がレシートの巻紙の交換を始め、それが詰まってマイクで応援を呼ぶ!!!! あ゛~~!! ひとつひとつはホントによくあることなのだけど、こんなに束になってこられるとたまりません。 で、〆めの文章は 万雷の拍手がわきおこり、どこか知らない世界のスタジアムで私が金メダルを授与されている。 ときたもんだ。(#^.^#) 自分を含めて誰のことも責めてないし、ただただ、淡々と目の前のことを描写している、というスタンスの文がとても面白いです。 これが毎日ならそれだけでかなり消耗しそうですけどね。(汗) 掲載日:2013/11/19 外部ブログURLが設定されていません

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2018/10/07

本当に面白いエッセイです。吹き出し注意、家で読んでて良かった。ダースベイダーのテーマに歌詞あったんですね。

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2013/11/04

ボタン運がない。猿がやったのではないかと疑いたくなる。なぜ私が必ず猿がボタンつけをした服を買ってしまうのかわからないが、その同じ猿がしばしば私の買う服の裾のまつり縫いも担当しており、だから私は裾運もない。 傘運もない。いま、家にはとてもいい傘がある。一度でも外に持っていけば間違い...

ボタン運がない。猿がやったのではないかと疑いたくなる。なぜ私が必ず猿がボタンつけをした服を買ってしまうのかわからないが、その同じ猿がしばしば私の買う服の裾のまつり縫いも担当しており、だから私は裾運もない。 傘運もない。いま、家にはとてもいい傘がある。一度でも外に持っていけば間違いなく今生の別れになる、それが確信できるほどその傘を私は気に入っている。

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2013/10/06

岸本さん三作目。『ねにもつタイプ』のレビューで、「通勤中の現実逃避に最適。文庫本だから満員電車でも読める」というようなことを書いたけど、結局単行本でも読んでいる。 前2作品よりも、日常の出来事から若干、過去の振り返りとか、人生観とかに寄ってきているような気がする。

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2013/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

はじめは退屈な感じがした。 途中、あれ、と思った。あれ、何か変。 いつの間にかそれが、何かおもしろいに変わった。 馬鹿げていて無意味。不思議な話が多くて好きだ。挿絵もおもしろい。 「みんなの名前」 「Mさんち」 「転職の夢」サザエのふた屋 「雨季」 「やぼう」”ぬ”と”め”の犬猿の仲、孤高の”ん” 「選ばれし者」それは刺さっていたのではないかなー。私もある。 「おめでとう、元気で」

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2013/09/27

岸本さんのエッセイ本当に面白い。 現実の話をしてたかと思うと気付くと妄想の世界へ引きずりこまれてる レジあるあるとか、ひらがな妄想のやぼうとか、レモン何個ぶんとかの話で会社に勤めてる頃仕事のミスがあまりに多いためキシモトがミスの単位になったとか 外で暇潰しに読んでたんですけど...

岸本さんのエッセイ本当に面白い。 現実の話をしてたかと思うと気付くと妄想の世界へ引きずりこまれてる レジあるあるとか、ひらがな妄想のやぼうとか、レモン何個ぶんとかの話で会社に勤めてる頃仕事のミスがあまりに多いためキシモトがミスの単位になったとか 外で暇潰しに読んでたんですけど笑いを堪えるのに必死で肩がぶるぶる震えて大変でした…

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2013/09/18

面白かった!言葉に対する感覚や、いきなり物語(妄想)にトリップしちゃうようなところ、穂村弘に少し似た感じがした。 「ダース考」とか、ひらがなの気持ちとかまで想像してしまうから、この方の翻訳本は面白いのかな? 挿絵もユニーク。

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