なんらかの事情 の商品レビュー
妄想に次ぐ妄想。 何故だか安心感をもらえる良い本です。 私は“イ”、“やばさの基準”で声に出して笑ってしまったので、電車等での読書は危険です。
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どれも、不思議な話に展開するか、くすっと笑ってしまう結末です。中学高校一貫校の女子校時代の話がところどころ出てきます。「みんなの名前」では、みんなの呼び名が変だったことが書かれています。共学だけど私の所属した女子バスケ部もそういえば呼び名が変だったことを思いだします。そして、エッ...
どれも、不思議な話に展開するか、くすっと笑ってしまう結末です。中学高校一貫校の女子校時代の話がところどころ出てきます。「みんなの名前」では、みんなの呼び名が変だったことが書かれています。共学だけど私の所属した女子バスケ部もそういえば呼び名が変だったことを思いだします。そして、エッセイにあるように、やっぱり「会えば一瞬で当時の名で呼び合う。懐かしくもあり、異様でもある。」ところも女バスも同じ同じ。
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レジ選びの話、ダースベイダーの私生活の話、カーナビの話などは笑えるし共感できるのだけど、全体的には著者の世界にどっぷり浸かることはできませんでした。次々に広がっていく妄想ワールドについていけなくて・・・。でも、著者と私は同い年。私の頭が硬いってことよね^^;
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前作エッセー「ねにもつタイプ」も相当笑ったけど、今回も高水準をキープ。文章もとても上手い人だが、それより何より、岸本佐知子という人自体が、かなりの面白い人物というのが肝なんだろうな。 トイレにあるカルミック(はじめて名前を知った)を応援している人は世界中にかなり少ないと思うし、同...
前作エッセー「ねにもつタイプ」も相当笑ったけど、今回も高水準をキープ。文章もとても上手い人だが、それより何より、岸本佐知子という人自体が、かなりの面白い人物というのが肝なんだろうな。 トイレにあるカルミック(はじめて名前を知った)を応援している人は世界中にかなり少ないと思うし、同じく公衆トイレにある液体せっけんを撲滅するため、心の底から応援している人も少ないだろう。 子宮のものまね一発芸、使えそう。
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エッセイだと思ったらショートショートだった。 なんらかの事情って確かにニュースで言うけど不思議な言葉だよね。
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『根にもつタイプ』の続編。エッセイの完成度がマチマチなんだけど、それでも腹がよじれるほど笑えるのがあって、門外不出(=自宅以外で読めない)1冊。
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翻訳家岸本佐知子の人気エッセイ3冊目の新作。「ねにもつタイプ」「気になる部分」に続く本作。完成度上がってる…。なんかさっちゃん羽ばたいてるお。結構衝撃のおもしろさ。図書館で借りて読んだけどこれはまた再読する。
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安定の面白さ! 読んでると周りの物事すべてがそういうふうに見えてしまって少しずつ読んでた。終わるのもったいなかった。 クラフトエヴィング商繪の装丁も素敵。
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期待を裏切らないおもしろさ。普通の人が立ち止まらないところで、想像力(あるいは妄想)をはばたかせていて、ユーモアでいっぱい。おかしくて笑えるけれど、ものの見方や距離の取り方、言葉の感覚など、知的で考えさせられるところも大で、新鮮だった。あらためて、『気になる部分』、『ねにもつタイ...
期待を裏切らないおもしろさ。普通の人が立ち止まらないところで、想像力(あるいは妄想)をはばたかせていて、ユーモアでいっぱい。おかしくて笑えるけれど、ものの見方や距離の取り方、言葉の感覚など、知的で考えさせられるところも大で、新鮮だった。あらためて、『気になる部分』、『ねにもつタイプ』を読み返したいと思う。
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+++ 「ああもう駄目だ今度こそ本当にやばい、というとき、いつも頭の片隅で思うことがある」第23回講談社エッセイ賞受賞『ねにもつタイプ』より6年。待望の最新エッセイ集。 +++ おそらく普通の大人の真面目な顔をしているのだろう。人と会っていたり、電車の座席に座っていたりする著者...
+++ 「ああもう駄目だ今度こそ本当にやばい、というとき、いつも頭の片隅で思うことがある」第23回講談社エッセイ賞受賞『ねにもつタイプ』より6年。待望の最新エッセイ集。 +++ おそらく普通の大人の真面目な顔をしているのだろう。人と会っていたり、電車の座席に座っていたりする著者は。だがその頭の中は、めまぐるしく活動し、世の中で起きていること――あるいは著者の頭の中だけで起きていること――を絶妙なおもしろさにしているのである。そのことを想像すると、くすり、と笑いがこみあげてくる。クラフトエヴィング商會に通じる部分もあるような気がする。大好きなテイストの一冊である。
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